ことりのロビンのレビュー・感想・評価
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4月に鑑賞したクリスマス映画
鼠に育てられた駒鳥の話
そそっかしい駒鳥は鼠一家の足手纏い
一流の鼠になるため相棒のマグパイ(カササギフエカラス)と共にコソコソと人間の家に忍び込み願いを叶えてくれる星を盗むことに成功する
飼い猫に襲撃され大ピンチ
そそっかしいので道化役としてコソコソの支援活動
誰にも向き不向きがあり自分にあった役割を全うすれば輝くことができるというわけか
ストップモーションアニメ
人形を少しずつ動かして撮影するかなり根気が必要な手間のかかる手法
最近では朝ドラ『ブギウギ』のオープニングが記憶に新しい(口の動きなどはCGだけど)
古くは『キングコング』
カラーの時代になってからはシンドバッド映画に登場する巨大モンスター
流石に技術が進歩したためかあの独特のギクシャクした感じはない
ストップモーションならではの温かみは感じる
ガラクタを背負った猫の姿がボスキャラらしくて良い
アメリカのアニメ作品は伝統的に猫が悪役になることが多いがイギリスもか
猫好きとしては苦々しい傾向だ
声当てが残念
合格点をあげられるのはマグパイの声のみ
プロの声当てとして面白味がない
平凡以下
素人レベル
これなら日本の声当て専門ではない俳優の方がもっと上手い
ロビンロビン
2023年2月8日
映画 #ことりのロビン (2021年)鑑賞 by Netflix
原題は、robin robin なのでこまどりロビンって感じ
人間の家のものを盗むネズミの家族に育てられたコマドリが、大胆な泥棒を行うことで自分が本物の良いネズミであると証明しようとします
アットホームな感じの良作です
辛辣な現代風刺を背景にしながらどこまでも明るい希望を描いた32分間。大人も子供も楽しめるキュートなストップモーションアニメ。
ひょんなことからネズミの一家に育てられることになったコマドリの雛、ロビン。食料を拝借しようと一家総出で民家に侵入した際に調子に乗って大失敗したロビンは汚名挽回を図るが・・・。
クリスマス仕様のお子様向けアニメですが、物語の背景に見え隠れするのは格差社会。どんどん追い詰められているのに希望を捨てない一家に育てられたロビンはあるものを盗むことでそこから抜け出そうと試みた冒険の中で大切なことに気付く。現代風刺に満ちた作品は数あれど子供達に残したいメッセージをくっきりと刻んだキュートな作品は稀有。それもストップモーションアニメ、32分間大人も子供も楽しめます。
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