「玉ねぎの中身は...」ナイブズ・アウト グラス・オニオン 桂ジャスティスさんの映画レビュー(感想・評価)
玉ねぎの中身は...
タイトル通りオニオン(玉葱)のように皮を一枚一枚謎をめくってゆき真相に迫って行く探偵謎解きミステリー。
キャラクターが個性抜群で、ロケーションとなる舞台のギリシャの孤島もかなり映えていてよかった。何よりダニエル・クレイグの衣装やキャラクターがマッチしていてジェームズ・ボンドの次に見つけたハマり役だと思っている。
冒頭は現代社会を色濃く反映し登場人物はコロナに怯えマスクを着用しているし、主人公の名探偵はコロナ禍の中外出を控えお家でオンラインゲームのAmong Usで推理の憂さ晴らし、名推理をオンラインゲーム上で披露している。そんな中謎の箱が家に届きコロナ禍の憂鬱さを吹き飛ばすような魅力的なミステリーツアーが始まり出す。というのが導入部分だがここだけで笑える部分もあるし謎解きも面白そうと脚本の良さに引き込まれた。
ミステリーなので脚本が重要になるがしっかりとミステリーのルールは守っている中での仕掛けがたくさんある。犯人の犯行動機や意外性どんでん返しのような仕掛けは正直ないが、この作品は犯人に行き着くまでの推理が醍醐味で楽しい仕掛けがたくさん用意されているので十分にミステリーものとして楽しめた。
今作はネトフリ限定なのがもったいないぐらいの出来なのでネトフリに加入していてミステリー好きの人は是非一度鑑賞して欲しい。
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桂さんのコメント
2023年1月23日
ねもちゃんさん、こちらこそ有難うございます。
本当にそうですね。コロナ禍を表している映画は自分は初見だったのですがワンシーンでいつの時代っだたのかわかるのも映画の良さですね。