「派手な謎解きイリュージョン」ナイブズ・アウト グラス・オニオン 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
派手な謎解きイリュージョン
意外と殺人の動機と殺害方法はシンプルは事件だった。
カメオ出演が豪華です。
ヒュー・グランド。ヨーヨーマ(チェリストの)。
セリーナ・ウィリアムズ。
アンジェラ・ランズベリー(ジェシカおばさん=探偵)
(使用人役で白服のイーサン・ホークがお茶目で格好良い)
破壊者を名乗るIT企業のCEOで億万長者の
マイルズ・ブロン(エドワード・ノートン)は、
ロック・ダウンの憂さ晴らしに親友たちを所有する
ギリシャの孤島に招いて、
「マーダー・ミステリー・パーティー」を開きます。
そこへマイルズが招待していない世界的な探偵、
ブノア・プラン(ダニエル・クレイグ)が混ざっていました。
マイルズは共同経営者だった、
カサンドラ・“アンディ“ブランド(ジャネール・モネイ)
と裁判で争っていた。
アンディのアイデアの知的所有権を巡って対立していた。
そしてマイルズは世紀の大発明《未来エネルギーの「K lear」》
の発表を1週間後に控えていた。
招待されたのは、
クレア=上院議員候補の女性政治家。
ライオネル=未来エネルギー「K lear」の発明者。
バーディ(ケイト・ハドソン=元ファッション・アイコンで実業家)
デューク(デイヴ・バディスタ=インフルエンサー)
この4人はマイルズの“金のオッパイ“にたかって、
裕福に暮らしている一種の取り巻き。
そして1番の驚きは、
カサンドラ(アンディ)が現れたこと!!
ここで疑問をひとつ
アンディの出現で、マイルズはなぜもっと驚いて狼狽えなかったのか?
招待もされていないアンディが、それ以上に、
アンディが現れるなんて、
あり得ないことでは?
そしてディナーがはじまる。
そして予想外の事が起こる。
カクテルを飲んだデュークが突然苦しんで、絶命したのだ。
ここからの展開は、パンデミックです。
次に死ぬのは誰?
私?あなた?
招待客たちは疑心暗鬼になり怯えはじめる。
そして、
ネットにカサンドラ(アンディ)の訃報が報じられる!!
ここにいる彼女は一体、誰?
(それは、アンディの双子の妹のヘレンだった)
そして、
復讐の火蓋は切られる。
ラストは打ち上げ花火1万発?
ならぬ、ヒンデンブルクです。
あの有名な、1937年の「ヒンデンブルク号爆発事故」
世紀の発明と思われた未来型燃料「K lear」の安全性に
疑問符が付いたのです。
ゴージャスで、賑々しくて、馬鹿騒ぎのビックリパーティー、
のような映画。
「マーダー・ミステリー・パーティー」の顛末を
どうぞお確かめ下さい。
1作目の「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」は、
アガサ・クリスティをリスペクトする、
ライアン・ジョンソン監督・脚本の密室殺人と遺産相続の
お話でした。
高明な推理作家の役でクリストファー・プラマーが出演していて、
その後亡くなったので印象深い作品でした。
今回はラスベガスのショー的な
イリュージョンの世界。
3作目もダニエル・クレイグが続投との事。
楽しみですね。
昨年末ギリギリになって遂にコロナにかかってしまいました。
発熱、寒気、だるさが酷かったですが、3日ほどで体調は戻りました。
一週間休養となった中、ちょうど見たかった本作をじっくり見れたのは良かったです(^^)