「1人の天才イギリス人の壮絶な人生」ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ yumekoさんの映画レビュー(感想・評価)
1人の天才イギリス人の壮絶な人生
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こんなに才能のある人でも、借金で苦しい生活、困難な人生だったとは…。ルイス・ウェイン。
愛しい人との短い幸せな日々、そして先立たれた後は、苦しみながらも、大好きなネコと生き、母や妹たちと生きた、壮絶な人生。カンバーバッチの演技が素晴らしい!
苦しい人生ではあるが、イギリスの人々にネコのペットとして大切な家族としての存在を意識させる作品を作った人なのだろう。夏目漱石のあの名作も彼の影響だと言われているらしい。なんとも歴史に名を残す人だったのだね。この世の中に生まれてきた彼の存在価値を、今現代の私たちはこの映画で知ることになる。彼の絵は見たことあったけど、彼のことは何も知らなかった。
愛する人と過ごした時間は短くても、幸せだったと思う。この時間があるのとないのでは、彼の人生観は全然ちがっていただろう。この出会いこそ奇跡だ。
最後のシーンは思い出の場所
「世界は美しい」
そして、映画に出てくる可愛い猫ちゃんたち、そしてエンディングのネコちゃんたち、ネコ好きとしては、別の意味でもこの部分をとても楽しめた。
あと、ファッション、インテリアが素敵!
特にカンバーバッチのオシャレさは最高だ!
アーティストは凡人でないからこそ、素晴らしい作品を生み出されるのだろうなと、しみじみ感じる凡人の私であった。
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