「監督が「精神疾患は彼の人生の一部だが、それが彼の全てを定義するとは...」ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
監督が「精神疾患は彼の人生の一部だが、それが彼の全てを定義するとは...
監督が「精神疾患は彼の人生の一部だが、それが彼の全てを定義するとは考えていない。その苦しみは伝えたかったが、それよりも彼の家庭、結婚、猫、画家人生に影響与えた出来事を描きたかった」というように、妻は前半であっさり退場し、その後も彼の人生が淡々と描かれる。妻の喪失が彼に暗い影を落とす、ということが大半描かれるが、それだけではない。
何よりベネディクトカンバーバッチがチャーミングなので、話が暗くなり過ぎず、演出もポップでキュートにコーティングされているので、
どこかおかしみもあって、クスッと笑えたり、愛おしく感じたり。
何より美術や衣装が素晴らしい。ラストの美しいカットはまさに芸術。
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