ムーンフォールのレビュー・感想・評価
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楽しみ方を知っているツウ以外は「観てはいけない」
月が落ちてくる!というパニック映画(懐)をエメリッヒ監督が撮る。と聞いただけで何かを期待してはいけないと映画ファンなら思うはず。
それでも敢えて観たい、というもの好き映画ファンの我々の期待を違う意味で裏切らない、すごい映画になりました(苦笑)。
そういう意味のツウでないと、観られないかも・・
ネタバレになるので(なっても構わない気がするが)細かくは言及出来ませんが、「え?なにそれ??」とそれまでギリギリの線で保ってたリアル感が一瞬にしてガラガラと崩れ去る中盤の展開にはもう笑うしかないです。
ネット配信···時代だよねぇ
エメリッヒフォール
今度はどうやって、ありとあらゆるものを
破壊してくれるのか期待していたが
期待を大幅に下回る、エメリッヒ作品史上
ぶっちぎりのワーストクオリティ映画。
大コケも納得がいく。
一体全体、どこに1億4000万ドルもかけたのかと目を疑うレベルでCG/VFXが安っぽすぎる。
どのシーンにしても背景グリーンバックがまるわかりで非常に観てて萎える。
ディザスター映画なのに、ディザスター描写が全く印象にもならない。
エメリッヒ作品の過去作と比べると
明らかにパワーダウンしている印象。
正直二番煎じの域を出ない。
なのでハラハラドキドキパニック要素が
皆無かつテンポも遅いので非常につまらない。
何度か小出ししてくるギャグシーンも
全て滑っていて物語の蛇足でしかない。
しかも登場人物に誰一人魅力あるキャラクターがいない始末なので救いようもない。
まだインデペンデンス・デイ リサージェンスのほうが充分に楽しめるレベル。
毎度おなじみ家族ドラマも今回は全く活かしきれず、ただただ尺の無駄使いとなってしまっている。オチも意味不明。
なんでそんなに続編を匂わせたがるのか
皆目検討不能。
この作品をどう評価していいのか悩みます。 CG使えばなんでもありな...
2022 155本目
想像の斜め上を行くとんでもムービー
酷評されている割には良作?
家族バラバラで、人類を救うという盛り上がりに欠ける
余りに荒唐無稽な話だがSFとしてはこれくらい振り切ってくれた方が嬉しい。2時間に収めないといけないので話は飛ぶわ御都合主義満載だが、センス・オブ・ワンダーは感じられた。『アルマゲドン』より楽しめたぞ。
①月が落ちてくる、という発想は面白いと思う。今までこのテーマのSF小説・マンガって有ったかしら。
②星野之宣の『ムーンロスト』は月が無くなっちゃって代わりに木星の衛星エウロパを地球まで持ってくるという、これまた面白く且つ荒唐無稽な発想のSFマンガだけども、3巻ものなので嘘臭くならないように細部まで書き込めるが、2時間弱で描こうとすればある程度強引な展開になるのは仕方がないか。
③何故今になって始まった?とか、アポロ11号が月面着陸した時は何故襲われなかった?とか説明は一切ないし、他にも突っ込み所は満載だが、月が巨大建造物だったとか、月のコアが白色矮星だったとか、実は人類の祖先は・・・とか、ディザスター映画風で始まったのが後半から奇想天外SF映画に変化(へんげ)しちゃったのが却って面白かった。最新知識に基づいた最近のSF映画でなく、奇想天外/荒唐無稽な発想を無理矢理映画にしました・・・みたいな一昔前のSF映画的ノリは決してキライではない。
④ヒロイズムの強調やベタベタしたお涙頂戴も『アルマゲドン』よりライトなのも好感が持てたし。
⑤ハル・ベリーは『ムービー43』で女優人生終わったな、と思ったのに未だに頑張っているようだし、パトリック・ウィルソンも『オペラ座の怪人』の時の青二才が今やアメリカ映画の中堅を担う俳優になったのかと感慨しきり。
⑥
どこをどう歩いてきたのか、海が見えてきた…わ?
アマゾン独占配信!てCMバンバン流してたから、
てっきりアマゾンのオリジナル作品なのかと思ったら、全然違いました。
始まってすぐ映画館で流れるまんまの「キノフィルムズ」のロゴだし、
そしていろんな制作会社の名前がズラズラ…。
Wikiったら、今秋キノフィルムズで配給予定だったそうです。。。
大きなスクリーンで見たら迫力あるだろうなあというシーンが
バンバン続くのに、なんかありがたみがないと言うか。
冒頭、歌の話ばっかりして職務怠慢で後輩を死なせてしまう主人公。
そこからして共感できないし、人物描写の一つ一つが安っぽい。
宇宙に行く交換条件で息子を釈放しろーって要求したりも共感度低いですね。
また中国系の製作会社も噛んでいるせいか、やたら好印象な中国人留学生とか
そういうロビー活動抜かりがない!
そんな感じなので、勝手にしてください〜なノリで最後まで。
月が実は!!!て言う都市伝説的なオチも、そんな流れの中では「ふ〜ん」で終わる程度。
ストーリーやキャラ設定がしっかりしていないと、どんな派手な映像見せられても無感動になってしまう、という良い例だと思います。
堕落
月がドーン!!
月が落ちてくる既視感の塊の様な設定と馬鹿みたいに壮大なCGの無駄遣い。
地球に隕石が衝突してって内容は昨年度Netflixで配信された『ドント・ルック・アップ』や多次元宇宙を題材として人類滅亡の危機を救う『インター・ステラー』を連想させる。
『ドント・ルック・アップ』は隕石衝突の瞬間までの人間の心理を描き切った作品だった。
『インター・ステラー』は多次元宇宙をモールス信号や限られた空間で表現した秀作だった。
今作はと言うと、上記の2作品の様なテーマ性とは無縁の、頭を使わずに観られる娯楽映画に仕上がった。
amazon primeビデオのオリジナル作品であり、監督はあのローランドエメリッヒ監督。
人類滅亡やら世紀末を描くのが好きな監督だな。
滅亡するにしても、生き残るにしても、観客が納得できる答えを用意することは本当に難しい。
頭ではSFパニックを観ているんだから、非現実的なことも納得して鑑賞するべきだと分かってはいる。
分かってはいても、嘘の設定を納得させられてしまうなにか。そうだったら面白いよね、と思わせる魅力があるからこそ映画として物語が成立するのだと思う。
今作は説得力とかそういう次元にない。
落ちてくるものがあるからどうにかするぞ!気合いで!
って感じでした。
説得力の無い作品だから面白く無いかと言えば、そうでもない。
えー、あり得ないでしょーと薄ら笑いを浮かべながらもなんだかんだ2時間観られる。
時間を返せとは思う。
暇な時に観よう。
途中までレビューを書いていて、真面目に考察するのが馬鹿馬鹿しく思えてくるほど、頭空っぽでも楽しめる作品です。
アマプラで観られるので、お時間があって、人類滅亡の危機を気合いで乗り切る物語が観たいなって時にはおススメです。
詰め込みました!みたいな映画
ローランド・エメリッヒが遂に帰って来た‼️
Amazon Prime video配信オリジナル超大作。
エメリッヒ監督は、2010年代に入って「もうひとりのシェイクスピア」「ホワイトハウス・ダウン」と、彼らしくない面白い映画を連発して、ともすれば出来る監督と勘違いされそうだった。
最も勘違いしたのはご本人で、「ストーンウォール」でゲイの青年の成長譚に手を出す大失態を犯す。かのヒット作の続編で名誉挽回を図ったが、自滅。あろうことか戦記物に挑戦した「ミッドウェイ」で節操のなさを露呈している。
この迷走こそエメリッヒと言えるのかも知れないが、彼は遂に迷いを捨ててSFディザスターという故郷に帰って来た。
満を持して発表された本作は、潔いほどに意味がなく、見事なまでにつまらない、エメリッヒでなければ作ろうとさえしない映画じゃないかと、頭が下がる。
かのヒット作では、まだCG黎明期だったことからミニチュアを用いたVFXに見るべきものがあった。が、CGだらけの本作は、なんとも迫力のないディザスター場面に腹を抱えて笑うしかない。
月が地球に向かって墜ちてくる…この発想を物語にするには、その原因が必要になる。それはある意味大胆で独創的なアイデアだと言えるが、突飛であれば良いというものではない。
月が最接近して重力が逆転するところは本作で唯一の見せ場だったが、とにかくマンガも真っ青のトンデモ展開でどんどん緊張感が失せていく。クライマックスに向かって観客を突き放していく手法はエメリッヒの真骨頂だが、この点において、彼の手腕は恐ろしいほどに上達していた。
オスカー女優も仕事が選べないのか、ほぼ無名のキャスト陣にあって、看板にされたハル・ベリーが少し可哀想だった。
中国資本はこういう映画によく投資してくれるが、舞台を中国にするか、中国系のメインキャラクターを配していれば、口出しはしないのだろうか。
こんな超B級の内容で資金調達が出来る、あるいはオファーが来るのがエメリッヒのエメリッヒたる所以だ。
そして、中毒患者のようにその麻薬を求めて観賞する、自分も自分だ。
日本ではAmazonのお陰で配信オンリーの公開だが、それが平和のためには良かったと思う。
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