「戦争で身内を失う悲しみ」シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争で身内を失う悲しみ
オリジナルの歌は歌詞もグッとくるし、バラバラになりかけた仲間が最後には一つになるという王道パターン。ジーンとくるが、大感動まではいかない。
銃後を守る妻達が夫の無事を祈って始めた合唱団という時点で、古臭さを感じる。タイトルでごまかしても始まればすぐわかる。第二次世界大戦中だったら、まだ理解できるんだけど、大義なきアフガン戦争中じゃあね。
イギリス軍の広報ムービー的な側面はあるにしろ、戦争で身内を失う悲しみが深く心にささる。「アヴェマリア」のシーンでは、涙をこらえることができない。
最後のパートは完全な脚色だと思うが、鉄板の「ギリギリ間に合いました」ってやつで、素直に感動できますよ。
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