「北欧的な中二病さ♥」ハッチング 孵化 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
北欧的な中二病さ♥
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究極のネタバレしますので。レビューは映画を見てからが良か!
北欧ホラー第二弾。
話の展開はめちゃくちゃですが『同じ少女の中に別の人格がある』まさにエクソシストなわけですよ。
純真無垢な少女と天真爛漫を通り越して空気が読めない出鱈目な母親。その二人が同じ身で繋がっている。その母親が娘を!すると、純真無垢な少女は死んでしまう。しかし、かの方の如く復活を迎える。別の形で贖罪は残るが、代々引き継がれた贖罪は払拭され、純真無垢な心は再生されたと思われる。
フィンランドと言う国は多民族国家で、経済的には裕福だが、文化も多様だし、政治に関しては大変に複雑である。隣国との関係もロシア、スウェーデン、バルト三国、そしてドイツとの関係は複雑極まりない。
さて、そのフィンランドがNATOに加盟した。この映画はタイムリーにこの時期に上映された。単なるホラーなのだろうか?
浮気相手が『テロ』見え透いた御冗談を♥
人間が一人も死なないのが、その冗談に磨きを掛けたかなぁ?
この主演のお嬢さんは本当に器械体操が出来る様だ。ぜひ、アクション映画に挑戦してもらいたい。
追記 フィンランドと言えば、ムーミンたが、トーベ・ヤンソンさんはスウェーデン系のフィンランド人。ムーミンの物語もスウェーデン語で書かれている。また、南北格差が大きいのはアキ・カウリスマキ監督作品に登場する。そして、ラップランドには原住民がいる。また、隣国のエストニアの30%くらいがロシア系で、首都のタリンはフィンランドのヘルシンキから90kmしか離れていない。
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