「20世紀に現われたAnomaly(特異点)の最後の42分」ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート Chuck Finleyさんの映画レビュー(感想・評価)
20世紀に現われたAnomaly(特異点)の最後の42分
これまでU2の屋上ゲリラライブなどをMVで見たことがあって、「ルーフトップ・コンサート」はそれらの本家で豪華版のように勝手に思っていましたが、ちょっと予期したものとは違っていました。
ほとんどの「観客」からはメンバーの姿は全く見えず、あくまで映画のコラージュ的部分の制作だったのですね。まあ木箱一つ置いて上に立てば演説を始められる街の人々は皆鷹揚なものでしたが‥またそのストーリー性付加用に期待された「権威的かつ粗野」では全くない、「紳士的かつ忍耐強い」マジメなお巡りさんを演奏中ほぼ全編にわたって密着撮影しているので、もとよりあまり音楽に造詣の深くない私にはこの作品は少々
「ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・撮影と悩める警官」
のように映ってしまいました。 ☆5.0ファンの皆さん、ごめんなさい。
ただやはり[The Beatles]のメンバーが画面に出てくると、彼らが何を話してもものすごく興味深く聞こえますし、PAに音の火が入って[The Beatles]の音楽が始まるとたちまちそこが「ビートルズという別世界」になってしまう。プロの映画監督が演出と効果を凝らして「ミュージック大作映画」を作っても、なかなかこうはいかない。IMAX代も惜しくない、素晴らしい1969年音楽・映像体験です。
あと日本の映画館では珍しい「映画終了時オベーション(喝采)」が起こったことからも言えますが、当日この映画に臨む観客の熱意は高く、そのオーラが暑く感じられました。それは「シン・ゴジラ 発声可能上映」に匹敵するものだったと言えるでしょう(私は観てませんが)。そんな中、ゴメンナサイ私が上映中何度か感じたことは「やっぱオノ・ヨーコって怖いな‥」。殆ど写らず劇中一言もないのに、唄うザ・ビートルズ、態度に迷う警察官、の次に存在感がありました。いや良いものを見ました。
こんばんわ「はい 泳げません」へのイイねありがとうございました。オノ・ヨーコは確かに「神秘的な怖さ」ですねえ。日本人なのに誰も漢字をよく知らない。レコーディング中もべっとり。私だったらどんな性的魅力のある女性でも「たまには離れてほっといてくれ❗️」って言いたくなります。昔ビートルマニアだった私も「ヨーコ」の部分の漢字知りません。洋子でしたかね?今ならWikiで容易にわかるでしょうけど・・レノンの女性の好みも理解できないレベルで突き抜けてますね。巡査クラスの若いお巡りさん👮♀️にはチョット無理でしたね。ポールもジョンも人が悪い。明らかに見下してますね。明らかに「騒音」なのに意外と「容認派」が多いのビックリです。😊