カラーパープルのレビュー・感想・評価
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黒人女性の歴史
セリーが酷い扱いを受けても耐える
前半は見ていて辛かったが、
後半は良き友人達に助けられ、
自分を取り戻し、生きようとする
姿は良かった!
歌も盛り上げていた。
ミスターも改心して
ネティとの再会シーンは涙涙。
年老いたなんて思わない♪
今が一番若い♪
私もそう思って生きたい!
酷な中から幸せをつかむ
始まりは ラ・ラ・ランドみたいなのか?と思いつつ、進んでいくと 虐げられる側の痛み 虐げる側の無意味な支配など入り混じって胸が痛くなる。
そんな中でのミュージカルな歌とダンスで救われました。
ラストシーンに愛と希望があってよかった。エンドロールのキルトがとても綺麗だった。
こういうリメイクはいいね
2024年2月18日
映画 #カラーパープル (2023年)鑑賞
#スティーヴン・スピルバーグ 監督の映画を基にブロードウェイでヒットしたミュージカル舞台を映画化したミュージカル・ドラマ
オリジナルは忘れちゃったけど、ほぼ同じような内容なのかな?ミュージカルは苦手だけど、これはすんなり見られた。
自分を取り戻す痛快さ‼
人種差別や男尊女卑がまかり通る20世紀初頭のアフリカにあって『紫色は美しい』と言ってもいいという当たり前の自分を取り戻していく主人公セリーの物語。とにかく演者の皆さんの歌が美味い!
聞き惚れている間に物語もあっという間に進んでいく‼
それしにても愚弄され奴隷のように扱い続けた夫に対して抵抗する様は痛快だった‼そして最後は無理やり離れ離れになった妹や子供たちにも会えるというハッピーエンド。これはこれでありですね。
素晴らしい映画をありがとうございますm(_ _)m
ミュージカルが好きなそこの貴方には是非おすすめです‼
魂が揺さぶられる歌声ですよ~
生きるものの美しさ
前作を学生時代に見たが、夫のヒゲを剃る場面以外は、ほとんど忘れていた。前作は虐げられた女性の自立という意味が強かったけど、本作のミュージカル版は、生きるものの美しさと素晴らしさを伝えている。あれだけ酷い目に遭っても悔い改めたら赦すのは、宗教観の違いだろうけど、戦争はする国なんだよね。
心の中にこそ神(希望)がある
話題作でもあり、レビューの評価も良かったため鑑賞
ミュージカルパートの力強さはダンスを含めて圧巻であり、最近ではトップガンに匹敵するくらい映画館で観て良かったと思える作品でした
生き別れた家族との再会を願う主人公セリーと、強く生きるその友人たち。重苦しいテーマで目を逸らしたくなるシーンも少なくないですが、それでも2時間半を没入できるのは黒人差別や女性蔑視に立ち向かいながら自分は生きているんだという実感を取り戻す希望をそこに見るからと感じました
物語では希望は神であり、誰にでも心の中に宿っているという語り口も良かっです。ラストシーンの画もそれを示唆してた様に思います
こういう部分は原作小説由来の秀逸さでしょうか
そして、一際存在感を放っていたダニエル・ブルックスさんのアカデミー助演女優賞受賞を応援したくなりました。セレモニーが楽しみです
おまけ)ハーポさん見覚えがあると思ってたらイン・ザ・ハイツにも出てました
ありがとうございました
地味にジーンときました
不幸な出自の黒人女性が、歌って踊って幸福になっていく話…と思いきや、なんだか色々考えさせられるストーリーでした。
昨今気になる〝コンプライアンス〟的にどうなの?という場面も多いですが、分かりやすい展開と、状況にマッチした自然な歌やダンスが良かったです。
〝女性〟映画、黒人、ミュージカル、が苦手な人には不向きですが、わたしには全部が魅力的でした。
期待したほどのカタルシスはない
本作では3人の女性が、それぞれの戦い方を魅せてくれます。
ソフィアは自身を卑下することなく誇りをもって対峙し、時には戦うことも厭わない強い女性です。
シュグは誰にも振り回されず、翻弄するように魅惑的な女性です。
主人公のセリーは、痛みや苦しみを耐え忍ぶ受け身なようでいて、心の芯は強く、どれだけ長く不遇であっても大事なものを失わず人に優しさを与えられる、まさに不屈の女性です。
物語は主人公セリーの人生を駆け抜けていきます。
もうすこし焦点を絞って、深く描いてもよかったのではないかなと思いました。
主人公が家を出たあたりから、物語の流れがはやすぎて、テンポはよいけれど情緒が損なわれている気がします。
終盤の主人公の独唱は、歌はすばらしいのでしょうが唐突に挿入されたように思え、戸惑っている間にクライマックスを迎えてしまいました。
主人公の人生が凄惨だっただけに期待したものが大きすぎただけなのか、十分なカタルシスを感じられないまま終わってしまいました。
音楽で最も印象に残ったのは序盤のネティ(ハリー・ベイリー)とです。
少女時代のネティとセリーのミュージカルはとてもチャーミングで、その後の彼女たちの苦難を思うと愛おしいです。
ミュージカルはパワフルで見ごたえがありますが、記憶に残るフレーズはありませんでした。
差別の歴史
パワフルな歌を通してストーリーは進むが、
内容はアフリカ系アメリカ人女性の差別と虐待の話
キング牧師が生まれる前は、白人からの差別だけではなく
女性は父親や家族からモノ同然の扱いを受けてきた
セリーの子供の父親は誰なのだろう?
という疑問からの始まりであったが、
最終的には尊厳を取り戻していく
一番むかついたのは市長の奥さんでしたね。
良い映画でしたがいろいろ考えさせられました
圧倒された!!胸のシンバルが鳴りっぱなし!
「ここ映画館だよなぁ」と確認しちゃう程
生!の感覚に落ち入りました
パワフルな歌とダンスに劇場が舞台?と
義父にこき使われ望まぬ男との結婚…不遇の日々の中でも決して希望を失わなかったセリー役ファンテイジア・バリーをはじめ全てのキャストの圧に引っ張り込まれ
今だに興奮が止まりません
ちょっと心がヘタれた時に見たくなる85年版も勿論名作でありますがアメリカ魂であるゴスペルやジャズにヒップホップを組み込み更にパワフルさがアップしたミュージカルの傑作
新たなるカラー・パープル!
感動満杯な結末に大きな幸福感を噛み締めながら劇場を後に出来ました!
映画の持つ奇跡とパワーに感服!
パワー溢れる力強い歌声
ミュージカル風なので歌とダンスに救われるけど黒人女性達が夫や家族に酷い差別虐待を受けるシーンの数々に胸が痛む。
悲しみと怒りで胸がいっぱいに。
男性だからってそこまで偉いの?
サリーの変わらぬ優しさが人々を救い導く。
こんなラストで良かった。
力強い歌声にパワーをもらえる。
パープルとは
昔、夜中によくスピルバーグ版がテレビで放映されていて、それで見た記憶。車に乗った嫌なババアが出てくる話、としか覚えていなかったが、社会の歪みの表現としては、あそこがピークといえばピークかも。/ミュージカルになることで、大河的スケール感を無理なく見せることに成功していると思うが、ズシッとくるものは削がれている。/“パープル”に込められたものはちょっと分かりにくいかも?
音楽の力
個人的には本作の方がスピルバーグ版より遥かに好き。
同じ原作が下敷きだし、スピルバーグ自身やオリジナル版に出演したオプラ・ウィンフリーが製作総指揮に名を連ねているし、大筋は変わらないものの。
スピルバーグ版は「僕アカデミー賞欲しい」が溢れすぎていたのか、黒人vs白人図式が尺は短いながらも強調され過ぎていたのと、感動のラストに辿り着くまで苦行の如き長さの「差別と虐待のドロドロ真っ暗」な作品だった印象でしたが(実はかなり苦手)。
本作は、その辛さを音楽によって明るく、前向きに、生きる力を表現する形に変えていて。
ミュージカル舞台の映画化というのが、上手くいっていた気がします。
女子よ、強く賢く美しくあれ!
ゴスペルから陽気に始まったかと思いきや、どうにもならない家父長制、、いや、ただの虐待ではないか!
なんだこの男どもは!!
途中歌って踊る場面は流石で、色鮮やかな明るい世界に気を取られてご機嫌になった頃に、また気分が落ちる出来事が起こるの繰り返しで、とにかく自分の気持ちの浮き沈みが激しかった。
今でも腹立つ男どもが脳裏に浮かんで、思い出す度新鮮にムカつく!!!
ク○旦那が畑の泥水に倒れ込んだ時には、そのまま朽ちて土の養分となり、せめてもの後世へのお役に立って罪滅ぼしをせよ!!と心から呪ったけど、その後別の事で罪滅ぼしをしたつもりなのだろう。
優しすぎるセリーは許したかもしれんが、私は絶対許さん!
ソフィアが出てきた事で救いの方向に走るかと思いきや、変わらない男どもの価値観に色々阻まれて行った時は、もうほんと1分毎にこの街の男ども全員滅びろと念じたわね。
価値観は変えられない、変わるなら自分を変えるしかないをまた学び直した気がする。
けどあの過酷な環境にあってでも、素敵な美的感覚を失わず、人を愛して大事にして信じる心を失わなかった所にセリーの強さを感じた。
“I’m here”の歌のラストは涙が止まらん。
他人より自分の方がよほど見えにくいよな。自分の良さに自分で気づくことの素晴らしさよ。
でも最強なのはソフィア。
ソフィアのお守り欲しい。
信仰できそうな位好き。
そしてセリーを変えた美女との出会い。
この映画は男によって傷つけられ、女によって救われている。
そして強さを暴力でしか表現できない男どもに、賢い女たちが負ける事もない。
他人を傷つける事ができない優しい人は、気弱くも見える。そうするとそこにつけこんでくる下衆な人間が必ずいる。
けどその人の優しさは気が弱いからというわけでないことを、絶対忘れたらいけない。
本当に強い人は自分の大事な誰かの為に我慢ができてしまう。
とにかく報われない日々が続き神様を信じられない嘆きから、やはり神様はいらっしゃるのだという救いと喜びの日々への道のり。
衣装も歌もダンスも演技も素晴らしかった!!
あと、エンドロールの刺繍がすごく良かったな。あれもう一度みたい。
音楽が良かった!
リメイクということだけど、前作観てないし、前情報もなしに鑑賞
1900年代初頭に自由な選択が許されなかった女性がひたむきに生きていく物語だった
序盤は感情移入できなかったけど、楽曲が良かったし、出演者の歌声がみんな素晴らしく、いつの間にか物語に引き込まれ、ウルッとさせられた
時代は変わったな。
1985年のカラーパープルでは、ウーピー・ゴールドバーグがセリーを演じ、くっきりと
『醜い女』だったと思う。
シャグに言われて歯を見せて笑うと「美しい」といわれるわけだけど、多少顔の作りに難があっても、元気で明るく笑っていれば美しく見えるというのは映画の中でもその後のウーピーを見ても、実感としてわかるものだった。
しかし21世紀にはいると、顔も『個性』の時代となって、昔なら「ブス」の領域だった人がモデルやスターとなった。
だから今回のセリーって最初からちっとも不細工じゃない。
生命力が溢れた肌、きれいに並んだ白い歯、いつでも背中を伸ばした姿勢のよさ、どちらかというと『美人』の範疇にはいってしまう。
85年の感覚で言うとどちらかというとシャグを演じたタラジ・ヘンソンのほうが『醜い女』だと思うんだけど、2024年においては当然彼女も『美しい人』なのは間違いない。
同じことが美しい妹、ネティを演じたハリー・ベイリーにも言える。
というわけで、醜い女性が人生経験を経て成長するという話の根幹が伝わりくくなったと思う。
85年の作品もハッピーエンド過ぎてリアリティがないというような批判があったけど、今作品は豪華な衣装やセットが入ってしまってためにさらに悪化したような気がする。
自分としては85年の『カラーパープル』が好き。
ゴスペルパワーが圧巻
1900年代頭が時代設定で男尊女卑が酷く見ていて辛い所も多いけど間にミュージカルシーンを挟むことでいい塩梅になってた印象
神の御業を体現した終盤は爽快で感動✨
どんどん輝いていく主演も良かったが、アカデミーノミネートのダニエル・ブルックスは歌も演技もパワフルで圧巻!
歌に尽きる
「スピルバーグの傑作のリメイク」と“ミュージカル”という宣伝のボンヤリとした記憶で、好きなミュージカル作品が少なくない俺は観賞を決めた。
(スピルバーグが自らリメイクしたのかと勝手に思い込んでたが、そうではなかったけど)
【物語】
舞台は1900年代前半から後半にかけてのアメリカ。
セリー(ファンテイジア・バリーノ)とネティー(ハリー・ベイリー)は仲の良い姉妹。 父親の営む店を手伝っていたが、セリーは売られるような形で父親の決めた相手乱暴者“ミスター”(コールマン・ドミンゴ)の後妻として強制的に結婚させられる。夫からは家政婦同然の扱いを受け、こき使われる毎日だった。 ある日父親から逃げて来た妹に対しても、一旦は受け容れるもののいいなりにならないという理由から「2度と近づくな。近づいたら殺す」と引き離されてします。
愛の無い不遇な日々を送るセリーだったが、それでも明るさを失わなかった。あるとき人気歌手シュグ(タラジ・P・ヘンソン)の身の回りの世話をすることになり、二人は次第に絆を深めていく。 やがてシュグはセリーの人生に転機をもたらす。
【感想】
まず、凄く意外だったことは、これまで観て来た戦前戦後の黒人主人公の映画は例外なく“白人による差別”が大きなポイントになっていたが、この作品はそれがない。「白人に差別されない」ということではなく、白人が登場しない。
黒人だけの街、という感じなのだが、この時代アメリカにそういう街も実際にあったのだろか?
白人による差別が無い代わりにあるのは、女性差別である。白人に虐げられる黒人家族という構図だと、黒人家族はいたわり合う気持ちが生まれるのだと思うが、黒人の夫が黒人の妻を奴隷のように扱うのは初めて見た。
こういうのを見ると、つい100年前まで女性は国・種族を問わずに弱い立場に有ったこと、この100年で劇的にその立場が改善されたことを感じる。
話題のドラマ‟不適切にもほどがある”ではないが、昭和を知らない世代ではこの女性の扱いは信じられない世界ではないだろうか。
本作で設定・ストーリー的に強く印象に残ったのは以上の2点だった。
感動したり、涙を流すことは無かった。
ただ、ウリの歌は良かった。
特に主人公よりも人気歌手シュグ役のタラジ・P・ヘンソンの歌が素晴らしかった。
本作は良くも悪くも歌に尽きる。
そう思って観れば楽しめるかと。
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