劇場公開日 2024年2月9日

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「男尊女卑が酷すぎる」カラーパープル りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5男尊女卑が酷すぎる

2024年2月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

横暴な父から性的虐待を受け、2度も妊娠、出産し、2人の赤ちゃんを取り上げられ、父の言いなりだったセリーは、父の決めた相手と結婚し、その夫の3人の子育てと家事全てを行い、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティも父から性的虐待を受け、家出し、セリーの所へ逃げてきたが、セリーの夫から暴行を受けかけ、追い出され、ネティと生き別れになってしまった。そんな時、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会った。彼女たちの強い生き方に心を動かされたセリーは、自分を愛し、自分を変えていこうとし、DV夫から離れるため、家を出る決意をし・・・という話。

幼い自分の娘とセックスし、2度も妊娠・出産させてしまう父親は鬼畜だと思った。
結婚も牛一頭(だったかな?)と交換とか言ってたし、嫁ぎ先の夫も気に入らないとすぐ殴り、家事、子育て、夜の相手と奴隷のような生活が続くセリーに、明るい未来は有るのかと、悲しくなって感情移入して観てた。その上、妹からの手紙は本人に知らせないし、根性も腐ってた。
同じアフリカ系アメリカ人なのに、男尊女卑が酷い所もあったんだと知った。
ソフィアとシュグの強さは際立ってて爽快だった。そして、あの市長婦人は女性では唯一憎らしかった。
ミュージカルでみんな歌もダンスも素晴らしかった。
幼い時の妹ネティ役のハリー・ベイリーとスクイーク役のH.E.R.は可愛いかった。
ネティ役をハリー・ベイリーからシアラに変える必要性は感じなかった。

りあの
ゆ~きちさんのコメント
2024年2月14日

他のレビュアーさんからもおすすめされたので、ぜひ85年版は観なきゃです。

今の家、テレビ見られなくて😭…wowow が恋しい今日この頃です。

ゆ~きち
ゆ~きちさんのコメント
2024年2月13日

今まで散々観てきた人種差別関連の作品には、色々胸を打つものがとても多いですが、ミュージカルって珍しいですね。

私はその点がちょっと集中力を削がれました😩…もうちょっとじっくりエピソードを味わいたかったです。

ゆ~きち
ゆ~きちさんのコメント
2024年2月13日

最近日本でも声を上げる女性が増えましたが、昭和、平成くらいまでは女性は上納されてきたんですよね。そのくらい女性が軽く扱われてきた時代が、ようやく動いてきたかなと思います。

85年から作品になってた題材なんですけどね…😩

ゆ~きち
ゆ~きちさんのコメント
2024年2月12日

りあのさん、コメントありがとうございました。

黒人差別もそうですが、先日観た、カースト制の現実を映像化した「オリジン」でも、不平等な扱いが描かれていました。

こうして平和で特に差別を受けない私たちは、かなり幸せな時代に生きていると思います。

ゆ~きち