劇場公開日 2024年2月9日

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カラーパープルのレビュー・感想・評価

全200件中、1~20件目を表示

4.5私は美しい

2025年2月2日
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鑑賞方法:VOD

人種で差別され、性別で搾取され、容姿で虐げられ
お前は無力で無価値な存在だと言われ続けたセリーが、自分自身を愛し、私は美しいと言えるようになるまでを描いた素晴らしいミュージカル映画だった。

スピルバーグのオリジナル版は見ていないけれど、前半は辛い出来事ばかりが続くので、音楽のおかげでそこが少しマイルドになる。彼女の悲しみや怒りなどの心の叫びを歌に乗せて届けてくれる演出はとても合っていた。そして曲がもれなく全部良い。

今でも世界には、誰かによって支配されて自由と尊厳。奪われている人がいる。でも生きている限り、諦めない限り、未来は変わるという力強いメッセージは、さまざまな人に勇気を与えてくれる。
セリーにとって運命を変えるきっかけとなったソフィアやシュグも、きっと最初から自立して強い女性だったわけではないだろう。痛みがわかるからこそ理解しあえて、支え合えたんだと思った。

同じ人間同士で上と下も無い。ひとりひとりが私は美しい、自分自身を愛せることが幸せだと言える世の中になればいいな。

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AZU

5.0罪のないものだけが石を投げよ

2024年2月20日
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鑑賞方法:映画館
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猿田猿太郎

4.0ミュージカルになることで、鑑賞しやすいエンターテイメントに♪

2024年2月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

少し前までは、ミュージカル映画が苦手でした。何故?そこで?急に?歌い出すのかな?なんて、こっちの心情そっちのけで進んでいくストーリー展開に全くついていけなかったのですが、「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」「ボヘミアン・ラプソディ」など、数々の名作ミュージカルに出会い、今では好んでミュージカル映画を観るようになりました。最近のお気に入りはインド映画の「R R R」です。

ミュージカル映画の何がよいかというと、やはり問答無用で、ソウルフルであるということ。順を追って心情を丁寧に描き出す映画も良いのですが、細かいことは置いといて、とりあえず想いを歌にしたから聞いてくれ!という単刀直入感が潔いと思うのです。任侠ものやホラー映画など、まだまだ好んで鑑賞していない映画もありますが、思い切って一度その世界に飛び込んでみると、もしかしたら新しい世界が広がるかもしれません。

この「カラーパープル」という映画は、巨匠スティーブン・スピルバーグが1985年に手がけた名作映画「カラーパープル」をミュージカル映画としてリメイクした作品です。オリジナルを知らない人にとっては、こっちが正解だったのでは?と思うほど、この映画にミュージカルという手法がマッチしています。ミュージカルにすることで、虐げられた悲惨な人生を送っている主人公たちの重苦しく鬱屈とした日常がそこまで暗くなりすぎません。繰り返し鑑賞したくなる明るさと軽やかさを残しています。勧善懲悪で迎えるラストも、高らかに歌い上げる魂の歌が、爽快感を後押ししてくれます。また、オリジナルとは異なる物語の大ラスは、勧善懲悪を超えて、悪人にも悔い改めるチャンスが与えられいます。この映画は、人は赦されるべき存在であること、不遇な境遇から立ち上がる強さと、人生はいつでも何度でもやり直せることを教えてくれる映画です。

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ななやお

3.5過酷な人生を照らすパワフルな歌声、85年版との雰囲気の違いに驚く

2024年2月10日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.0これは最初からミュージカル向きだった

2024年2月17日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

1909年のアメリカ、ジョージア州で父親からの虐待、女性差別、搾取に耐え抜き、やがてそこから立ち上がっていく黒人女性たちへのアンセムは、改めて観てみると、ミュージカルとの親和性が高かったことに気づく。女性たちが受ける屈辱的な行為や言葉が目や耳を覆うものであり、だからこそ、その反動として描かれる痛烈なリベンジ劇は、ドラスティックな展開が許されるミュージカルというフォーマットにピッタリだからだ。

1985年にスティーヴン・スピルバーグが監督したドラマ版を観た時に感じた、笑っていいのか、泣いていいのか分からない中途半端なムードは、これが当時のスピルバーグにマッチしていたかどうかは別にして、そもそもこの原作はミュージカル向きだったことが原因なのかもしれないと思った。

しかし、今や1985年の映画を知らない人が多いと聞く。ならば尚更、これを人間の生命力と尊厳を歌と踊りに乗せたミュージカル映画としてオススメしたい。中でも、オリジナルのブロードウェー・ミュージカルでもヒロインのセリーを演じたファンテイジア・バリーノが熱唱する"I'm Here"は文字通りショーストッパーもの。気持ちがアガることをお約束したい。

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清藤秀人

4.5過酷な環境下で、尚も“正しさ”を見失わずに生きられるか?

2025年5月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

【イントロダクション】
20世紀初頭のアメリカ南部を舞台に、1人の黒人女性の波乱に満ちた人生を描いたヒューマンドラマ。
アリス・ウォーカー原作の同名小説を、ブロードウェイでミュージカル化した作品を基にミュージカル映画としてリメイク。1985年には巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督がウーピー・ゴールドバーグ主演で映像化しており、スピルバーグは本作では製作を務める。
監督にブリッツ・バザウレ、脚本にマーカス・ガードリー。

【ストーリー】
1909年アメリカ、南部ジョージア州。アフリカ系アメリカ人の街に暮らす14歳の少女セリーは、妹のネティと共に高圧的な父アルフォンソ(デーオン・コール)の下、姉妹で支え合いながら生活していた。セリーはアルフォンソとの間に2人の子供を儲けており、2人とも出産後すぐに彼の一方的な判断で子供のいない家庭に売り渡されてしまっていた。
ある日、ネティは農夫の“ミスター”ことアルバート(コールマン・ドミンゴ)に見初められ、ミスターはアルフォンソに「嫁にくれ」と願い出る。しかし、父親は美人で教養もあり、教師になる夢を持つネティを手離すことを拒み、代わりにセリーを牛一頭と卵と引き換えに嫁に出した。

セリーは反論すら許されず、その日の内にミスターの家に嫁に出された。ミスターの家は荒れ放題で、先妻との間に儲けていた3人の子供達の世話、家事全般を押し付けられる。ミスターは少しでもセリーの働きに不満を抱くと、容赦なく彼女を責め立てた。
過酷な日々を過ごすセリーのもとに、アルフォンソから身体を求められたネティが家を飛び出してやって来た。だが、本命であったネティに対してミスターが何もしないはずもなく、ネティに拒否されるとミスターは激昂して彼女を土砂降りのなか家から追い出した。セリーとの別れ際、ネティは手紙を出す事を約束するが、ミスターはセリーが手紙を受け取る事を許さず、毎週届いていたネティからの手紙は隠されてしまっていた。

1917年。成長したセリー(ファンテイジア・バリーノ)は、相変わらず過酷な日々を送っていた。ある日、ミスターの息子ハーポ(コーリー・ホーキンズ)は、気が強く快活な女性ソフィア(ダニエル・ブルックス)と結婚した。ハーポはミスターの家の近くの沼地に家を建て、セリーはソフィアと友人になる。だが、ソフィアは自らを服従させようとするハーポに抵抗し、生まれたばかりの赤ん坊を連れて出て行ってしまう。

1922年。ハーポは沼地の自宅を酒場に改装し、人気歌手のシュグ(タラジ・P・ヘンソン)を街に招いた。シュグは、ミスターが長年想いを寄せていた人物であり、彼女の滞在場所として自宅に招き入れる事を喜んだ。やがて、セリーはシュグと親しくなり、シュグが居る間は、セリーはミスターの暴力から解放されていた。店は繁盛し、万事上手くいくかと思われたが、シュグは巡業の為にしばらく街を離れるという…。

【感想】
スピルバーグ版の同名作は未鑑賞。

掴みの上手さ、つまりはキャラクターへの容赦のなさが素晴らしい。
セリーの人権や女性としての尊厳をひたすらに無視された前半の展開は観ていて辛いが、彼女への抜群の感情移入を促している。
家父長制による圧力、近親相姦と産まれた我が子を取り上げられる理不尽さ、自身を「ブサイク」と評した男の元に突然嫁がされ、彼の子供の世話や家事、性欲の捌け口にされる日々。

序盤は特に、アルフォンソとミスターのネティを巡るやり取りに、男性優位社会における女性の“モノ扱い”ぶりが顕著に現れている。
「(ネティの代わりに)セリーはどうだ?ブサイクだが男並みに働く」
「“あれ”か?要らねえ」
「子供達(の世話)はどうする?」
と、互いにまるでセリーをモノかのように捉え、召使いとして酷使しようとする。その身勝手さと傲慢さ、また1人の女性の人生を牛一頭と卵で簡単に引き換えてしまう残酷さは筆舌に尽くしがたい醜悪さ。

そんなセリーの姿を描いているからこそ、終盤の形勢が逆転していく展開はカタルシス十分だし、彼女とは対照的なソフィアとシュグの自らの意思で生きていく逞しさと奔放さには勇気づけられる。
特に、ソフィアの物怖じせず何事にもキッパリと「NO!」の意思を示す姿は見ていて清々しい。だからこそ、そんな彼女ですら抗う事の出来なかった“白人至上主義社会”の残酷さが際立つ。彼女をメイドとして雇おうとする市長夫人の傲慢さ、投獄の果てに自由意思を奪って使役する姿は、ともすればミスター以上の悪かもしれない。

街の醜聞のネタにされながらも、歌手としての人生と奔放な性生活を謳歌するシュグの「ありのままであり続ける」という姿は、作中最も現代的な人間像かもしれない。だからこそ、彼女はセリーを助ける事も、良き友人として接し続ける事も出来たのだろう。

スピルバーグ版はミュージカル映画ではなかったそうだが、本作をミュージカル映画として再び世に放ったその英断に拍手を贈りたい。
作品を彩る楽曲の素晴らしさ、エモーショナルな歌詞が突き刺さる。

【クライマックスに見る“赦すこと”の意義】
セリーがアルフォンソの葬儀後、彼との間に血縁関係の無いことを知り、母親名義だった店の土地を相続し、培ってきた裁縫の才能を活かして自立する。

セリーが自分自身を、そして自分の人生を肯定出来るようになった姿に感動し、同時に勇気づけられる。なぜなら、それらは全て彼女がどんな苦境に立たされても正しく在り続けた事に対する結果だからだ。神は彼女の清廉さの中にこそ宿っていたのだ。

ラスト、ミスターは自らのセリーへの行為の償いとして、農園の土地の一部を売却し、ネティ達が帰国出来るように手配して、復活祭に招く。
ネティとの再会、そして息子と娘との再会、更には初めて孫の存在を知り、彼らの頬に触れる。正しく生きてきたセリーの人生が報われ、彼女の全てが肯定されたかのようなあの瞬間は、目頭が熱くなった。

ところで、ミスターのこの贖罪は、これまでのセリーとネティに対する仕打ちを帳消しに出来るものだったのだろうか?人によっては、この行為が十分な贖罪とは感じられず、不満を抱く人もいるだろう。しかし、ミスターがネティを追い出す事をしなければ、彼女はセリーの子供達と再会して旅をするという人生は歩めなかったはずだし、結果として、セリーは想像以上の幸福を手にする。運命とは、タイミングの巡り合わせで形作られているのだろう。
また、ミスターの贖罪はこの先も続いていくべきであり、決してこれで終わったわけではない。彼はこの先も、セリーに対する償いを続けていくべきだし、改心した彼ならば、それが出来るのではないかと思う。

大事なのは、ミスターを復活祭に招き、“友人”として在る事を選択したセリーの姿だ。
昔、TVで被害者と加害者の和解について、心理学者の教授がコメントしていた事を覚えている。それによると、心理学的な観点から見ても、被害者が先に進むために1番重要なのは“許す”という行為なのだそうだ。
つい最近、Xで《幼稚園時代や小学生時代に、教師から「××ちゃんも謝ったから、○○ちゃんも許してあげてね」と言われる事が苦痛だった》という投稿が反響を呼んでいた。確かに、まだ判断力も自分の意思表示もままならない中で、納得のいかない“許し”を相手に与えるよう強要される事は、被害者にとっては「大人の欺瞞」であったことだろう。
しかし、成人して判断力や意思表示の仕方を学び、身に付けた人ならば、この“許す・赦す”という行為について、また違った視点から判断出来るのではないかと思う。それは、「自分が前に進むため」にこそ行って良いのだという事だ。断言するが、それは決して、相手のためである必要はない。あなたは被害者であり、受けた傷と記憶を完全に消し去る事は出来ないかもしれない。しかし、あなたが自身の人生の駒を前に進め、よりよき人生を手にする為ならば、許してみる事も重要なのではないだろうか。あなたが幸せになる為ならば、100%の利己的な理由から許して良いはずだ。
勿論、物事によって程度の差はあるし、一生許す事が出来ないこともあるだろう事は理解しているつもりである。これはあくまで、一つの解決策としての提案である。

セリーは、ミスターの改心を受け入れ、“赦した”事で更なる幸せを得た。その姿に、現実の私やあなたがこの先の人生で誰かを許した先に、同じく幸福が待ち受けていてほしいと願うのだ。

【総評】
過酷な人生の中で、それでも正しさを見失わずに生きた女性が最後に幸福を掴み取る姿は、現実の我々の背中を後押ししてくれる。優れたフィクションとは、我々が過酷な現実に立ち向かう為の勇気を与えてくれるものなのだ。

それらを豊かな色彩や楽曲でエモーショナルに表現したスタッフに感謝の拍手を贈りたい。

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緋里阿 純

4.0これぞミュージカルのチカラ。

2025年4月20日
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鑑賞方法:VOD

第一次世界大戦が終わり、国中が前向きな頃。そして世界恐慌までの束の間。アメリカンアフリカンにとっては変わらず凄惨な時代であることは想像に容易い。肌の色、性別のそれぞれの二項対立の中、最下層に位置する黒人女性たちが、本作の主役。
ブルース、ゴスペル、ラグタイムと過去の音源を劇中で使用していたら、きっとここまで注目されなかっただろう。それぞれの役の心境をそれぞれの音楽に載せて気持ちを表現することに、いたくリアルを感じられた。
ラストシーンでは、自然に涙が頬を伝った。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

4.0悔しいことがたくさん、でもそれを乗り越えて強く生きる

2025年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1985年の映画は観ていないけど、存在は知っていた。

今回、ミュージカル仕立てにした本作は、ダンスも歌も力強くて
一気に引き込まれる。

黒人に対する見下した態度、
女性に対する虐待、
主人公や登場人物と一緒に、観ていて悔しい気持ちになる。
心の中で「彼女たちが何をしたんだ!」って叫びたくなる。

人が人にひどいことするのは、その人の性格だけじゃなく
置かれた環境も大きく影響するんだと思う。
変えていくには、声を上げることがどれだけ大切か。
誰かが上げた声が、誰かを勇気づける。

まずは自分から。

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くまっち

3.5比較して

2024年12月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

 1909年、ジョージア州。父の子を二度出産した少女セリーは、妹のネティと大の仲良し。セリーはミスターのもとに嫁ぐが、そこでまるで奴隷のように扱われる。そんなとき、ネティがセリーのところにやってくる。しかし彼女に手を出そうとしたミスターを拒絶したため、ネティは彼に追い出されてしまう。やがてセリーは、気の強いソフィアや奔放なシュグと出会い、自立を知り。1947年までのセリーを描く。
 旧作のオリジナル版は以前鑑賞。ミュージカルになっても違和感はありません。物語は、より分かりやすいと思いました。特にミスターが、旧作では急に大人しくなっていたところが、今作では改心しているシーンがあります。ただ旧作のほうが、サプライズありの演出があってよかった。
 ウーピーも出ています。

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sironabe

3.5やはり女性は虐げられて来た

2024年12月7日
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りか

4.5しんどい!

2024年12月1日
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てけと2

3.0個人的に長く感じた

2024年11月29日
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ミュージカル映画は、結構好きなのですが。
オリジナルを知らないのと。
前半黒人女性が虐げられて、耐えていく姿がちょっとしんどく。
後半でもちょっと挽回できなかった。
こういう作品だったと知れたので、見た甲斐はあった。

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ゆき@おうちの中の人

4.0辛く悲しいミュージカルでも・・・

2024年11月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

スティーブン・スピルバーグの1985年の名作映画「カラーパープル」を
ミュージカル映画としてリメイクしたもの。
ミュージカル映画は明るいものという固定概念を吹っ飛ばし
辛く悲しい映画でもミュージカルがしっくりくるんですね。
主人公のセリーは唯一の心の支えである妹と離れさせられ
不幸のどん底まで落とされました。
観ていて辛かったシーンの連続。
そんなセリーを取り巻く女性たちに勇気づけられ
立ち上がるセリーに拍手喝采です。
離れ離れになった妹との再会も本当に良かったと思い
最後に輪となってみんなが歌うシーンは感動しました。

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tom

3.5重いテーマをリズミカルにカラフルに

2024年11月21日
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鑑賞方法:VOD

スピルバーグ監督のオリジナル版は、学生時代にレンタルビデオにて鑑賞し、まだ青かった私にはあまり響かなかった記憶があるが、本作はミュージカル風リメイクということと、懐かしさに惹かれて鑑賞。
ストーリーはオリジナル版と同じなので当然重いのだが、音楽に加えて映像も良い。このテーマを結構ポップでカラフルに描いたのはとても斬新。
観終えた後味は、オリジナル版とは良い意味で全く違う。
この印象の違いは、自身の加齢による感受性の変化にともなうものとも思うが、やはり映像と音楽のおよぼす影響のほうが大きいと思う。
それにしてもエンドロールの刺繍、ほんのり泣けるなぁ。

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いけい

3.5ミュージカル版

2024年11月17日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

スピルバーグのアカデミー賞無冠の作品をミュージカルにしたもの。
とても暗くて重々しい作品だったが、歌と踊りで楽に見ることができた。
黒人差別と女性差別、二重に苦しむ女性の人生の辿り着く先には・・・。
音楽にはクインシー・ジョーンズが関わっている。

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いやよセブン

4.0諦めずに生きていれば

2024年11月16日
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鑑賞方法:VOD

挫けそうになった事もある。
挫けず生きていたからこそ、
また家族を始められる、
最高の幸福。

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上みちる

歴史と社会の見事なエンタメ化

2024年9月17日
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鑑賞方法:映画館

 スピルバーグ作(1985) はかなり忘れてしまっていましたが前知識は全く不要で、ゴスペルとブルースを基調とした怒りと突破の歌声は本作にピッタリでした。白人から虐げられた黒人社会の中にも女性蔑視が塗りこめられているいう二重構造の呻き声が響き渡ります。エンタメ性を保ちつつ歴史と社会をこれだけの迫力のミュージカルにするなんて日本映画には当分出来そうにありません。そもそも、日本には本気のミュージカル映画なんてないよな。

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La Strada

2.5歌はものすごく良かった

2024年8月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

リメイクするまでかな

歌良かったよ

本当にそれ

なんかご都合主義やね

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ボタもち

2.5black, poor, ugly, woman, but i’m here

2024年7月27日
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ミュージカルにするのであれば、この掛け合いをそのまま歌に落とし込めなかったのかな。暴力により強いようとする男を指で制する名場面のはずだが、尺も間合いも足りておらず、シーンをただ消化した印象を覚えた。
ここに関わらず、全体的に詰め込み過ぎなのが気になる。音楽も前奏短く、さっさと歌い出すので、芝居とのつながりやバランスに違和感を覚えたところも多い。
主人公と対照的な人柄のソフィアは85年版でオプラの好演もあって重要な役割を果たしたが、今回は好感が持ちづらく、場面も少なくて、存在が希薄である。他方、存在が大きく描かれたシュグであるが、セリーとの差がなくて、スター感は突出しない。

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Kj

4.0真っ平ご免! 力強く歌い上げ、色付く人生を

2024年7月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

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近大
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