ウォンカとチョコレート工場のはじまりのレビュー・感想・評価
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ティモシー・シャラメが可愛い王道おとぎ話
チョコレートが食べたくなる
純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、人びとを幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ職人のウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開くという夢をかなえるため、一流のチョコ職人が集まるチョコレートの町へやってくる。
ウォンカのチョコレートはまたたく間に評判となるが、町を牛耳る「チョコレート組合」からは、その才能を妬まれ目をつけられてしまう。
さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパというオレンジ色の小さな紳士も現れ、事態はますます面倒なことに。
それでもウォンカは、町にチョコレート店を開くため奮闘する。(解説より)
前作「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚と聞いていたが、先に言ってしまうとここはリンクしてない。
というのは、前作については以下の3作が存在するとのこと。
・原作(本)
・過去版の映画(1971年:チョコレート工場の秘密)
・現代版の映画(2005年:チャーリーとチョコレート工場)
以上の前提を踏またうえで、本作は原作や過去版の映画のストーリーに近しいとのこと。
そういった意味で、2005年版とはいくつかの矛盾が生じている。
とはいえ、本作自体のストーリーは非常にコミカルでおもしろく、終盤は心動くような感動もあったりする。
満足!
全く新しいウォンカ!
2024 34本目
甘過ぎるチョコレート
本作で唄って踊れることまで示してみせたティモシー・シャラメ。ナイーブなクィアから影のあるカニバリストまで、そのゲイ達者?ぶりは折り紙つきだ。筋肉なら俺の方が勝っていると思っているあなた、それは少々甘すぎる。直近の『DUNE』ではとうとうアクション俳優の仲間入まではたしているティミー、ハリウッド式科学的トレーニングをこなしさえすれば、あっという間に細マッチョぐらいには変身できるだろう。
ロアルド・ダール原作のお子様向けファンタジーは、大人が読んでも楽しめるダークな物語が人気なのだとか。確かにティム・バートン&ジョニデによる映画化作品は、ダークファンタジーと呼ぶに相応しい内容だった。しかし、ダールのファンだと語るイギリス期待の新鋭ポール・キング監督による本作からは、あまり“暗さ”を感じないのである。その“明るい”演出とティミーのイノセントな魅力が相乗効果を生み、本作を限りなく薄っぺらくしてしまっているのである。
普段からディズニーランドでEnjoyしまくっているような能天気ファミリーにはおすすめできるのだが、暗い映画館の中で誰とも口をきかず2時間黙ったまま座っていることにたえられる根暗キッズたちには、いまいち物足りない1本になってしまったことだろう。給食が食べられないため、週末に入る度に子供が痩せ細ってしまう、ワンオペ貧困家庭が急増中の日本ではなおのこと。それを、子供の頃苦労などほとんどしたことがないであろうティミーが演じているから尚更なのである。
チョコレートの中毒性については最近広く知られるようになってはいるが、本作に登場する大人たちが皆ウォンカの作る魔法のチョコレートに嵌まっていく様子はまさに“ホラー”として描くべきだったのである。カトリックの教えと相反する貪欲の象徴としてチョコレートを描いた『ショコラ』のように。脳のエネルギー源が糖分であるため、甘いものを食べると一瞬幸福感に満たされるものの、その罪悪感はやがて“糖尿病”という副作用を人間の身体にもたらすのである。
そんなチョコレートの毒性を表現するにあたっては、ティミーには(ホアキン・ロドリゲスあたりが得意とする)究極の悪やピエロを一度演じてもらう必要があるだろう。かつての2枚目俳優ヒュー・グラントが最近他の作品で演じている悪役は、本作のウンパルンパ役同様実に味わい深いのである。演じることを期待されている善人ばかりでは、(甘いだけのチョコレート同様)いずれは観客に飽きられること必至なのだから。
面白かった。ティムバートン風は期待しないで
最高の映画
魔人ウォンカの誕生物語なのかと思ったら
ヤングウォンカの夢溢れるサクセスストーリーでした。
チャーリーとチョコレート工場でお馴染みウィリー・ウォンカが、工場を持つ事になるまでの活躍を描いたミュージカルタッチのファンタジーコメディ。
亡き母との約束を果たすため、世界一美味しいチョコが集まる街で、自慢の手作りチョコレートを売る店を持つべく路上で販売を始める。
さあさあ、紳士淑女の皆さん!と口上を始め、美味しくて不思議なチョコを売り始めるウォンカ。手持ちのチョコは瞬く間に売り切れるが、街のチョコレート販売を牛耳る3人とチョコで買収された警察署長の手によって売り上げは没収、チョコの販売も禁止されてしまう。
更に前払いで宿泊した安宿の女主人が実は強欲で、たった一晩の宿代をもとに多額の借金を背負わされ、その支払いにとクリーニングの仕事をさせられることになる。
数々の苦難をウォンカは魔法のチョコレートと明晰な頭脳、夢を見るまっすぐな心で乗り越えていく。
まず気をつけないといけないのが、ジョニー・デップ主演のチャーリーとチョコレート工場と直接のつながりはない、ということ。
あれ?こんな設定だっけ?ウォンカのお父さんどこ行った?とか色々最初は混乱したけど、ウンパルンパの登場で、あーこれは全く別の物語なのね、と理解した。
そう気づいてからは、純粋にファンタジー映画として楽しむことができた。チョコレート工場でお馴染みのミュージカル調なのは継承されていて、随所に楽しい曲とダンスで楽しませてくれる。大人には少し甘すぎるきらいがあるストーリーだけど、チョコレートムービーだからヨシとしましょう。
主演のティモシー・シャラメは見たことあるなーと思ったらデューンの主演の子なのね。こういう華やかな役柄もよく似合う注目の俳優さん。ウンパルンパがめちゃくちゃシブカッコいいイケおじやなぁと思ったら、まさかのヒュー・グラント。なんか最近いい味出してる役が多い。
やっぱりウォンカ絡みの映画は夢がある。だけどしんどい現実も乗り越えなきゃいけない。そこをとてもポジティブにあっけらかんと描いてくるのは、シリーズ共通のテーマだと思う。
ただ、ティム・バートンほどの毒ではないので、そこは現代風アレンジなのかも知れない。
まさに子どもの夢を描いた作品
本作を『チャーリーとチョコレート工場』の続編だと誤解して足を運ぶ人が多いのが残念だ。この作品の後日譚は1971年の『夢のチョコレート工場』であり、ジョニーデップは関係ない。そもそも親が歯医者だった設定は原作の『チョコレート工場の秘密』にはなく、チャリチョコのオリジナル要素であり、本作にはしっかりと『夢のチョコレート工場』をリスペクトした要素が詰まっていたことは1971年版を知っている人には明白だ。
ロアルド・ダールの作品は子どもが大人に立ち向かう構図が多い。これは本作でも同様だった。ウォンカとヌードル、それぞれが組織や親に立ち向かう姿は確かにロアルド・ダール作品が描く希望だった。
子供騙しの作品と呼ぶ声も見られたが、子供騙しでいい。ロアルド・ダールは子供の為の作品だ。前日譚としてこれ程にない完成度だと感じた。
とにかくHappyなホリディ映画
年末年始にチンチンを流行らせるための12月
ウォンカのチョコレート‼️食べたい!!贈りたい!!贈られたい!!
バレンタインデー間近の今日、
ウォンカのチョコレートを観て、平凡な日常に夢とファンタジーを
届けて貰いました。
ティモシー・シャラメくんの歌って踊れる芸達者ぶりと、
好感度に幸せになりました。
題名が、
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」です。
「チャリーとチョコレート工場」の20年前くらいの若き日の
ウィリー・ウォンカが「ウォンカの店」を出して、そこから夢の
チョコレート工場を作るまでのお話。
「チャーリーとチョコレート工場」は、
その後20年くらいして、ウィリーは一本の白髪を頭髪に見つけたことから、
「死」を身近に感じだすのです。
それでいずれかは誰かにチョコレート工場を譲ろうと、
後継者探しをするというお話。
もちろんウンパルンパも大活躍します。
でもこちらの映画は初めっからミュージカル映画ですし、
ティモシー・シャラメくんの勢いというか、ともかく若々しくて楽しい。
もちろん悪党どもの嫌がらせにはらはらするし腹立つし、・・・
宿屋の前に捨てられた黒人少女のヌードル(セントチヒロ・チッチ)と、
チカラを合わせて戦います。
そして最後には、ヌードルのお母さんを探し出すウィリー。
なんといっても存在感抜群のウンパルンバのヒュー・グラント。
歌と踊りののうまさも超一流の芸達者、
加えてスターオーラが飛び抜けています。
監督は「パディントン」のポール・キング監督。
よっぽどヒュー・グラントがお気に入りらしく、
「パディントン2」では悪役のヒューさまが囚人服で歌い踊るのが
ラストのエンドロールでしたものね。
それにしてもウィリーのお母さんがサリー・ホーキンス、
チョコ好きの神父がローワン・アトキンソン、
悪徳宿屋の女主人がオリヴィア・コールマン。
なんと実力者揃いなんでしょう。
またまた楽しくて心温まる映画を届けてくれて感謝です。
ウンパルンパの歌声、
♪♪ウンパルンパ・トゥンパディディー♪♪
が頭の中で鳴り響いてます。
元気をもらえる作品!
夢を見る
結果、満足です(^^)
前作の「チャーリーとチョコレート工場」が大大大好きだったので、その前身かと思ったら、必ずしもそういうわけでもない
そこを期待していたから星1つマイナスだけど、それを踏まえずに、また別の映画としてみたら、楽しい映画でした
前作の好き加減はあのシニカルな皮肉やナンセンスな、どこか大人の映画であると思ってたから、その良さは求めちゃダメやんだね
カラフルで、音楽もよくて、ちゃんとミュージカルになってる
その辺は観ててただ楽しい
しょっぱな、ウォンカのお金がなくなっていくシーンからウォンカの人の良さが、可愛く滲み出てるわだけど、どうしても前作のイメージが捨てきれず、もうちょいと捻くれたヤツであって欲しいと思ってしまったw
じゃあどこであんなに捻くれちゃったかね
とにかく前と繋げちゃいかんのだな、と
新しい映画として観ました
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