ドント・ウォーリー・ダーリンのレビュー・感想・評価
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男性と女性で意見が別れる作品
60年代のアメリカを意識した絵作りはまさしく昔ながらの家庭の在り方を意識したものなのかも。
ただ、ワンダヴィジョンと設定がほとんど被っていて終盤にかけて二番煎じ感がありました。作り手の伝えたいものは伝わる、わかりやすい映画だと思います。
男を単純なバカに仕立て上げすぎてて、一方的にすぎる意見にも感じ取れました。
時代設定がめちゃくちゃだと思ったら、違うんだ。 『起承転結』の『起...
時代設定がめちゃくちゃだと思ったら、違うんだ。
『起承転結』の『起』と『承』の部分だけで、最後に『転』だけ見せて終わり。
それはないだろ!!
と思ったら、そういう事か??!
それでいて、難解だ。つまり、分からないように処置を施し、最後にちょこっと見せて、終わり。
そもそも、こんな『死の谷』と言われたような場所に50年代の街を作り、その時期の音楽を流しまくる。そんなセンスが分からないと思っていたら。
この時期、この場所は『テスパレー』と言って『アトミックソルジャー』を産んだ様な誰も行かない場所だった。この演出家がそれを知って、演出に加えたかどうかは不明だが、イデオロギー以前に話がはたん寸前なので、評価する事は出来ない。『カッシア物語』見たくて、面白いとは思ったが。
マンハッタン計画を連想させつつ最後は『マトリックス』のちっぽけな模倣に転落
1942年、テネシー州オークリッジに突然、何万人もの住民を擁する都市が出現した。マンハッタン計画における原爆製造の中枢施設として建設されたのである。住民の仕事は徹底的な秘密主義に貫かれており、後にアトミック・シティ(原爆の町)、シークレット・シティ(秘密都市)と呼ばれるようになった。
映画はこの街を連想させるかのように、住民は物質的に満ち足りたユートピアに暮らしながら、仕事は秘密で尋ねてもいけないとされる。流行歌や自動車、ファッション等から1950~60年代という時代設定で、原発製造のような不穏な場所であることを製作者側が暗示したがっているのがわかる。
このユートピアで何が製造されているかがまずは興味の中心になる。一種のディストピアなのかと見ていると、どうも違うようだ。現実生活の秘密云々というより、住民に心理的な操作が行われているようだと気付かされる。主人公が悪夢や幻覚を見る姿は、『マトリックス』に近いようではないか…。
話はその後、予想外の展開もないまま、結構あっけなく『マトリックス』のしょぼい模倣に転落していく。前半でいろいろ匂わせたのだから、少しは芸のあるところを見せて欲しかったが、驚くほどちっちゃくまとまってしまうのであったw
ジャケット逆サギサスペンス👍
ジャケットとタイトルから恋愛ものかなぁ、、、あんまり乗り気じゃないけどピューやから見るかーって借りたら!!
やばいおもろい👍
ピュー映画はだいたい不穏やからただの恋愛ものじゃないはずっ!と直感を信じてよかった🤣✨
ある会社のプロジェクトで砂漠の真ん中に高級な住宅施設を作り、毎朝砂漠に働きに出る夫たちと専業主婦の妻。
このご時世なのにみんな専業主婦やから最初、ステップフォードワイフ的な感じか?と思ったら、インセプション的な感じやった✨✨
でもそれ気づくまで、洗脳されてる?宇宙人とかいるのか?なんか色々考えてしまった!
結局妻にしたい人物を仮想現実に放り込んで夫は現実世界で稼ぎまた仮想現実にもどる生活を💦
ひぃー怖い😱最高に好きな設定やんw
ただ伏線は全部拾えてないのかな?
飛行機墜落が見えた理由とか。クリスパインの奥さんが私がやるわって言ったのに特に何も仕掛けてこなかったりだとか。
自分がわからんかっただけかもやけど、そこもうちょいうまく描けてたらさらによかったかなぁ😆
こういうのすき
だけどラストがモノを言わない感じで終わったから残念
おウチパーティーで言い合うところは好き
主人公ドヤ顔だったし
いきなりのカーチェイスわろた
展開は好き。現代のシーンきた時は歓喜した
アメリカ(1950年代?)が舞台だけど、あんまり好きじゃないと改めて思った
ハリースタイルズのクズ男感?ダメ男感?愛情に溺れた感?依存感が良かった。でも軟禁しちゃダメよ。バーチャルでもクレイジー扱いしたし
フランク教はカルト感満載でわろた
愛と偽りの理想郷
誰もが幸せな暮らしを望んでいる。
例えば、1950年代のアメリカのホームドラマのような世界。広大な土地に抱かれたのどかな町、綺麗な家、理想的な夫…。
何もかもが完璧な暮らし、人生。理想郷。
…が、映画で描かれる理想郷には必ず“何か”ある。
若妻アリス。
ハンサムで優しい夫のジャック、穏やかで幸せな毎日。隣人らとパーティーもしょっちゅう。
まさに人生の勝者。ここは、“ビクトリー・タウン”。
やたらとチュッチュチュッチュ、イチャイチャ、延々幸せを見せつける序盤のままだったら即停止ボタンを押していただろう。
が、何処か異様な雰囲気も感じさせる。
空っぽの卵、謎の地震…。
スピーチ好きの町のリーダー格夫婦の何処となく漂う胡散臭さ。
そして、この町に住む4つのルール。
1つ、夫は働き妻は専業主婦でなければならない。
2つ、パーティーには必ず夫婦で参加しなければならない。
3つ、夫の仕事内容を聞いてはならない。
4つ、決して町の外に出てはならない。
どう考えても“何か”ある。幸せそうに見えて、何処か居心地の悪さを感じる。
アリスは当初は満ち溢れる幸せいっぱいだったが…。
ある日、気晴らしにバスに乗って外出。
その時、丘の向こうに飛行機が墜落するのを目撃。が、運転手は何も見てないという。
アリスは墜落現場に助けに行こうとするが、運転手は拒否。
アリスは歩いて向かう。
その丘は、立ち入り禁止の場所。丘の上に、謎の建物。
この時も、以前からもちょくちょく覚えのない奇怪な記憶がフラッシュ。
アリスは気を失う。暗転。
目が覚めると、家に。
ジャックに話すも、全く聞き入れてくれない。それどころか、飛行機の墜落なども無い。
ジャックだけではなく、住人皆知らぬ存ぜぬ。
不可解さを感じるアリス。
その日から、アリスの周囲で異常な出来事が…。
一度町の外に出た事ある隣人奥さん。以来、ヘン。
ある日、彼女が自ら首を切るのを目撃する。と同時に、突如現れた謎の赤服男集団に連れ去られるのを目撃。
が、またもや誰も信じてくれない。
必死に訴えれば訴えるほど、異常者扱い。医師の診察を勧められる。
愛する夫すら信じてくれない。しかも、夫主役のパーティーでの一幕だった事から、激しく責められる。
幸せな暮らしが少しずつ壊れていく…。
私がヘンなのか…? 私が狂っているのか…?
やがてこの町の真実が明らかになっていく…。
見始めの印象やあらすじから真っ先に思い浮かんだのは、『ステップフォード・ワイフ』。未見だが、MCU配信ドラマ『ワンダヴィジョン』。それから『マトリックス』にシャマランの『ヴィレッジ』…。
ここまで挙げれば察しは付く。
夫を説得し、町から出ようとする。
が、町に留まりたい夫は土壇場になって裏切る。激しくは後悔…。
やって来た赤服男集団に連れ去られるアリス。
何処かの施設に隔離され、電気ショック治療。
その時フラッシュバック的に思い出したのは…。
時代は1950年代ではない。現代。
貧しい暮らしのアリスとジャック。
ジャックは無職で引きこもり。病院勤めのアリスが家計を支えている。
生活の為に丸一日働きづめのアリス。クタクタで帰ってくるも、夫は家事を一つもせず。夕食や性欲をねだってくる。
夫婦仲も冷えきっていた。
ジャックはネットであるサイトを見つける。
それは、バーチャル世界で夢のような理想の人生を送る事が出来る…。
アリスを眠らせ、バーチャル世界に参加。
今の悲惨な暮らしから脱却する為。妻や幸せの為。
全ては愛故。
電気ショック治療で“普段”の暮らしを取り戻す。
が、ある事をきっかけに“本当”の人生と自分を思い出し…。
女優オリヴィア・ワイルドの監督第2作目。
前作の青春コメディから一転、異色のサイコ・スリラー。
前作『ブックスマート』は絶賛されたものの、今回は興行・批評共に不発…。一発屋との声も。
まあ確かに優れた傑作とは言い難い。話や設定も既視感あり。よくよく考えれば、ツッコミ所やシュールでもある。ラブシーンもくどいくらい多い。
この世界を創ったのは誰…? 黒幕は…? 謎めいたのが本作の狙いなのだろうが、ちと消化不良…。
しかし、古き良き時代を再現した美術や衣装、白昼夢を見ているような映像、音楽も不穏なムードを高め、ラブストーリー×サスペンスの一筋縄ではいかない作品を創り上げた手腕はただの一発屋ではない。今回の不発で終わらず、女優業と並行して次の監督作は…?
あちらの作品でもこちらの作品でも異様なコミュニティで精神を追い詰められる。その迫真の演技、肉感的なボディやファッションに身を包んだ、さながらフローレンス・ピューSHOWでもある。
ハンサムでありつつ陰滲ませるハリー・スタイルズ、一際インパクト放つクリス・パインやジェンマ・チャン、ワイルドも女優として参加し、一癖二癖の住人ワールド。
愛故…と言えば聞こえはいい。
その愛も偽りだったのか…?
ひとえにそうとは言い難い。
が、独り善がりの欲でもある。
夢破れ、満ち足りぬ人生を送る世の夫たちの願いを叶える。古き良き、尽くす貞淑な妻は時代遅れの愚考。
そんなバカ男どもに反旗を翻す、本作もまた今の世に沿ったテーマ。
私の人生よ! 私の人生を返して!
確かに現実世界は働けども働けども幸せにはならず。それでも“私の人生”。
理想的で夢のような暮らしだが、偽りの世界。私の人生じゃない。
ラスト、アリスは選択を決める。
もし、あなただったら…?
幸せな夢を見続けるか、
自分の人生を生きるか。
ブックスマートで長編監督デビューを飾ったオスカーワイルド、長編監督...
ブックスマートで長編監督デビューを飾ったオスカーワイルド、長編監督2作目。
何もかもが完璧に見えた理想郷で次々に起こる不可解な出来事。赤い飛行機の墜落をきっかけに、主人公の中で眠っていたはずの深い記憶が目を覚ます…。
☆☆☆
フローレンスピューがブチ揚げる、反撃の狼煙。閉鎖的な空間でガチガチに繋がれたジェンダーロールの鎖を断ち切り、己を自由意思の世界へと解放しようとする。
そこには我慢も苦痛も犠牲も夫もいらない。
必要なのは、現実に立ち向かう勇気だけ。
まごうことなきフェミニズム賛歌である。
☆☆☆
描かれるテーマはあまりにも明白だが、細かい設定やキャラ描写にはいまいち分からない部分も多い。
・赤い飛行機は何?
・フローレンスピューはログアウトした先で結局どうなった?本部はなんなんだ
・フランクの妻は結局何?背景が見えずよくわからない。
・赤い服の男たちも設定の説明欲しい
衣装などの美術も素晴らしかったが、配信ドラマでもよかったような、、、「フランク妻の過去は配信ドラマシーズン2にて」的な。シリーズ化ありきの配信ドラマなら、あのラストも完璧なクリフハンガーになりえたのに。
そして男たちは結局、仕事と昇進の話しかしないのな、、、
本国ではゴシップばかりが目立ったのが残念。
余談にはなるが、夫婦間の行為も、あのディストピアでは終始男性優位だと言ってるラジオ聞いて確かに、、、と腑に落ちた。
20年前のSFで見た
いやーこれはこれは…満員だったけど、ちょっと期待しすぎた。
2時間が長すぎた。
前半は優雅なセレブたちの日常が延々と続いて眠気がすごい。
変わり映えもしない愛してるイチャラブシーンが長すぎる。
日常描写に稀に挟まる不穏なシーンでのBGMは良かった。
歌というか人の声だけで作られる不穏なBGMがとても気味悪くて合ってる。
映像は前衛芸術感でストーリーとの繋がりが弱く微妙だけど。
真相からのこれからだーと思ったらあっさり終わった…。
真相の既視感すごいしツッコミどころが多い。
(こんな男たちが介護と仕事両立できないだろうとか、
妻隔離して周囲は何も言わないのかとか)
フェミニズムがテーマとあるけど今の時代でそれ…????
あらゆる意味で浅くてテーマすら軽く思えた。
終盤の昔の高級車でカーチェイスやりたい感がすごい。
このテーマでそれいる?
フランクの妻も最後に現れるかと思えば何もなし。
不穏なBGMと監督が演じたメアリーは良かったけど、
20年前のSFという印象で色々な意味で浅くて古く感じた。
分かり易いのがプラスにもマイナスにも
王道な映画でした
結構ストーリー命なところがありますが、マトリックスとか、トゥルーマン・ショーなど似た設定がフラッシュバックするので驚きとかはなかったですね。
綺麗で印象的な映像が多く、サウンド、ダンスもふんだんに使用されていて映画としても王道という印象でした。
前半の教祖的な雰囲気は、宗教とかネットワークビジネスを感じました。
後半は現実では無能な男が女を家に閉じ込めるという感じでしたが、アメリカでもそういった感覚があることを改めて思い知りましたね。
まあ見ても見なくてもという感じでした。
ディストピアかユートピアか
ずっと謎に包まれてるそのユートピア
オチのトリックにはなるほど、
いわゆる.hackか、と。
判子のように型にはめられた幸せな生活か、
苦しくも自分の生きがいを感じれる現実か……
男が見ていた世界はどんなふうだったのかも気になる…
男性の求める理想と女性の求めていた現実には、
こうも隔たりがあるのだと突き付けられた。
全て知ってそれでも、その世界を選んだ友人だけが、
あの理想世界で唯一の現実の友だったのだなぁと、
ここまで極端ではないけども、AIやメタバースが進む未来。
いつか同じような事をする人が出てくるかもしれない。
そうなった時、自分はどっちを選ぶだろうか。
鏡の国のアリス
新しいガラスの天井系映画。男性社会の批判に留まらず、考えさせられる現実社会の闇とアメリカという国の栄光とされてきた過去が如何に歪んでいたか。
オリヴィアワイルド自身も反映させているのかな?と思わせる内容に、女性視点ではgood👩🍼男性が見たら不快かも
不思議の国
ジェンダー版トータルリコールですか。
作り物の世界で古きアメリカの良い家庭ごっこをやらされていることに気付いてしまった人の悲劇です。
これだけのことが出来るのなら人を愛する気持ちもコントロールさせられそうです。
見所満載
真上から撮ったバレリーナな妻たち、『デスパレートな妻たち』みたいな住宅街から規則正しく車で出社していく夫たち、立ち入り禁止の岩山…とてもビジュアル凝っているので、映画館で観てよかったです。
『ワンダヴィジョン』『プリズナーNo.6』とかに似た綺麗な不気味さがあります。
音楽も、童謡の「♪パジャマでおじゃま」みたいな変な曲がかかります。
最初の飲みの場面で、まだキャラたちをこちらが把握してない段階で男性2人がキスしてましたがそれっきりだったので、多分この世界は男が支配し、女は専業主婦に徹するしかないつくりなのでゲイはいないのでしょう。
フローレンス・ピュー、現実では医者っていう設定を病院送り中に明かされると、「え?自分で自分を手術してんの!?」って いらん勘違いしそうになるから、別の職業の方が紛らわしくないんじゃないかと。
メタ社みたいのがもっと無理強いとかなしにVR理想世界に住まわせてくれる未来になったら なしじゃないかもとも思いますが、今んとこダメ。監視社会だし。
カーチェイス、乗り切り方が、突っ込むとかじゃなく安全のため急ブレーキを踏む っていうのがなんかおもしろ!
ところで登山をしていると、なんでジグザグに登らないといけないんだろう?もっと頂上へ直線的に道が通ってれば短い道のりで登りきれるのに、と思うことがありますが、ラストの岩山では、追手たちがそれを実践してくれました。
◇すべては妄想と幻影。
舞台設定は、1950年代カリフォルニア州。陽気なR&Bをバックに幸せな若い夫婦の完璧に見えるスタイリッシュな生活が描かれます。生活感希薄な郊外の住宅地、毎朝、夫達は50'sの派手なアメ車に乗って、規則正しく出勤していきます。妻達は、手を振って見送った後、専業主婦として、夫の留守中の家事に勤しみます。夫が帰宅すれば愛を交わし、時々は夫婦達で集まってホームパーティ。あまりにも象徴的な1950年代、アメリカン🇺🇸 カルチャーの青春期、脳天気な男中心社会の幻想そのものの世界です。絵に描いたような幸福、そして、端々に挟み込まれる違和感。
後半は、メタバース。#metaverse 前半の陽気さから一転して、印影の深い前衛的にさえ感じられる映像が続きます。MTV的なコラージュ感で繰り返し挿入される舞踏シーン、真上から撮る凝ったカメラアングル、ゴージャス且つ技巧的な映像が楽しめました。
エンディングに向けて、クラシックカーによる砂漠の中速カーチェイス、赤い男たちの追跡、砂漠の丘を駆け上がるアリス(フローレンスピュー)。🏃♀️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️ 序破急、唐突なエンディング。
フェミニズム・ホラーというカテゴリーがあるらしいです。確かにこの作品も女性監督が女性をテーマに社会風刺的な描き方をしています。但し、フェミニズムというテーマに固執すると中途半端な結末に感じるかもしれません。前半は紋切型の男が持つ幻想、幻影を象徴的に誇張して描くパート、後半は男達の幻想までも包含した女の壮大な白昼夢、妄想として観る方が面白いです。男の夢は単純、女の妄想は抽象的で奥深い、などと比較して考えると興味が広がる気がしました。
#DontWorryDarling
#オリヴィアワイルド 監督#OliviaWilde
#ケイティシルバーマン 脚本 #KatieSilberman
#ジョンパウエル 音楽#JohnPowell
音楽、いいです。
前半はオーデイズナンバー。♪ Night Time Is the Right Time #RayCharles 後半は前衛的なミニマル。
#マシューリバティーク 撮影 #ダーレンアロノフスキー 監督作品の撮影多数。#MatthewLibatique
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#フローレンスピュー /アリス・チェンバーズ--ジャックの妻。若くて献身的な専業主婦として。>>#ミッドサマー の時から、どこか生意気に感じてしまいます。可哀想にと同情寄せるべきシーンでも憎々しさが混ざり合います。虐められる姿が楽しみになって、見入ってしまう不思議な女優さん、人の潜在的サディズムを覚醒させる、可愛さ余って憎さ百倍的ポテンシャルを秘めています。この作品の魅力の半分以上は彼女のキャラだと思います。
#FlorencePugh
#ハリースタイルズ / ジャック・チェンバーズ --アリスの若き夫です。「ヴィクトリー・プロジェクト」という謎の仕事に携わっています。>>イギリス🇬🇧のアイドルグループ#ワンダイレクション メンバーです。この作品をキッカケに監督のオリヴィア・ワイルドと交際を始めたというゴシップネタも元アイドルあるあるかもしれません。
#HarryStyles
#オリヴィアワイルド /メアリー --ご近所に住むアリスの親友。真相を知る謎めいた存在です。>>監督としても活躍する意識高めな女性。肉食系を感じるルックス、なるほどのゴシップ。
#OliviaWilde
#クリスパイン /フランク --ジャック(ハリースタイルズ)が勤める「ヴィクトリー・プロジェクト」の創設者。>>取り繕った自信を弱めの目力で感じさせる演技でした。#スタートレック
#ChrisPine
#ジェンマチャン /シェリー --フランクの妻。コミュニティを影で牛耳っています。>> 香港系イギリス人。アジアンクールビューティーだと思います。#GemmaChan
#キキレイン /マーガレット--お隣さんの黒人奥さん。特殊な環境下で精神を病んでいきます。#KiKiLayne
#ディタフォンティース /ダンサー
#NewBurlesque ニュー・バーレスク
#DitavonTeese
夫婦とはいえ、他人の人生巻き込むな!!
大好きなフローレンス・ピューが主演の作品。やっと鑑賞。
無機質な家と人工的で整いすぎた奇妙な町。
美しいのに、序盤から不穏な空気とミステリー感が漂っている。
アリスが見た悪夢、親友・マーガレットの奇行?!、立ち入り禁止の本部…
少しずつ明るみになる真実…
伏線の張り方が巧みでのめり込んで見てしまう面白さがあった(回収しきれていない部分もいくつか気になるが)。
※ 以下ネタバレ
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
仮想空間メタバース。これだけメタバースを題材にした作品が何本も公開されていると、そろそろこういった未来も遠くないのかなぁ、なんて思ったり。
ジャックが望んだ生活や人生。それは愛するアリスのためだったのだほうか?
いや、違う。仕事に就けず辛い現実から逃れるため、そこには妻を連れて行く必要があったから。
バニーは本部の正体を見たけど子どもを守るため仮想空間に残ることを決意していた。
シェリーは夫・フランクは殺したはいいが、結局どうしたのだろう?
アリスは無事に現実世界に帰れたってこと?
終わり方が不完全燃焼。とはいえ、最後のカーチェイスは興奮したな。
自分の人生は自分で決める。いくら夫婦とはいえ、他人を巻き込まないで!というメッセージなんですかね?
良作でした。
ユートピアだと思ってた
本作に出てくる1950年代のアメリカって、凄く勢いがありそうな国ですね。国家も企業も国民も一丸となって、ひたすら消費を重ねることをユートピアとしてそうです。俺達は凄えぞお。
だけど、1950年代に夢見たユートピアの先にあったのは、2020年代のディストピア。そんな2020年代のディストピアに住むジャックが、妻を1950年代ユートピア風の仮装空間へ送りこんでいたというトンデモなオチでした。
この1950年代ユートピア風仮想空間は、見事なまでにホモソーシャルな世界。そんなホモソな世界で一番大切なものは、妻でも家族でもなく利害関係のある男性同士の絆です。なかなか大変そう。
このユートピアで、アリスにはしばしば異変が起きますが、原因が何か分かりません。強い愛で結ばれていると思っていたジャックとの関係もなんだかおかしい。ジャックは現実でも仮想空間でもアリスを都合良く利用しているだけなのではないかな?
トンデモ男とトンデモな世界で、アリスはとうとう発狂してしまいました。ホモソな世界では、自分が感じたことを言おうものなら、被害妄想の酷いメンヘラ女として袋叩きにあいます。
あれ、このアリスって、実は私のことかもしれない。
舞台設定はリアルじゃないのに、男女の関係性だけは妙にリアル。しかも、アリスは闘い変化するのに、ジャックは過去とホモソにしがみついて変化できません。
仮想空間にすることにより、社会的な抑圧と社会通念がよりリアルに感じました。でもこの仮想空間って、一体誰が作ったの?
ミステリーの姫君
フローレンス・ヒューはミステリーに持って来いのキャラクターのようだ。小柄なぽっちゃり型の体型でチャーミングな容貌がシリアスな局面になった途端にその魅力が増す変わったタイプのヒロインである。今回もその役柄を十二分にこなし、ハマリ役とも言えるほど、人を惹きつける演技だった。
白々しいほどの豊かな生活環境に疑問を持つのは当たり前のように思える。全てが幸福に満ち溢れた環境だと人は不安になるのも当たり前のように思える。その「当たり前のように思える」世界が実は当たり前ではなく「誰かに与えられた」世界、作られた演出過多の世界だったといったヴァーチャル・リアリティを上手くミステリーに仕立てた佳作である。本能的な疑問と不安が見事に真実を暴き出す演出のやり方がこの監督の優れた力量だと思った。時代設定がアメリカが夢と希望に満ちていた豊かな1950年代にしていたのも納得が行く。
作品の終わり方が続編を匂わせるような感じだったので、もし実現するようなら、また鑑賞したい。作品もフローレンス・ヒューも次回を期待させる素晴らしさだった。サントラも中々良かった。
あのゲームのあの町
予告見た時点で「Fallout3のトランキルレーンだ!」と思っていたら、想像以上にその通りだった。
ビクトリータウンの住人の中にも、現実での正体を隠して生活している人がいるんじゃないだろうか。
ぴったり答え合わせをしない、考察しがいのある終わり方だった。
レトロちっくスリラー
フローレンスピューは面白い魅力を持っていると思う。この作品は彼女が主演じゃなければ滑稽なB級スリラーになっていたかもしれない。
監督のオリヴィアワイルドがインタビューで、この作品はスリラーで古典的なハリウッド映画にしたいと思ってたと話していた。
エイドリアンライン映画や、マトリックス、トルゥーマンショーに影響を受けているとも。
つまり、ぱっと見は刺激的でおもしろそーな映画だが、その実、普遍的なテーマがあり万人受けするような映画という所か。
このどんとこいダーリンは、主人公が完璧に見えるがどこか奇妙な街ビクトリーでの暮らしに違和感を察知するも逆に周りに異常者として扱われるようになってしまう。
しかし謎が解き明かされると、実はこのビクトリーは仮想世界でなんと旦那が現実世界で主人公を眠らせ監禁している。
その理由も…妻がいつも忙しそうで構ってくれないからビクトリーに閉じこめちゃった。なんていうドイヒーさ。
まあ普遍的…古典的かもしれない。理由としては。
でもそらピューもブチギレて現実に帰りたくなるわ。
(こういう男に虐げられてたまるかっつーの!という役が実に合っている。)
でも監督自ら演じる女性は、自ら望んで仮想世界に留まっているというし。
単純にビクトリー=ダークサイドというわけでもない。
悪役がボヤけているように見えるのも、何が正しいかは誰にとってもそれぞれ違うという表れか。
余談。
ところどころサブリミナル映像入れてるようだったけど、不気味さはピューのレトロな着飾りで充分だったよ。
てかハリースタイルズは爽やか過ぎて黒幕だって分かっても気持ち悪さが無かった。逆にスゲー。
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