ドント・ウォーリー・ダーリンのレビュー・感想・評価
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趣旨として「一貫したもの」を感じにくい…。
今年326本目(合計601本目/今月(2022年11月度)13本目)。
他の方も多く書かれている通り、ジャンルがよくわからないのではないかな…という印象です。ここでは「ユートピアスリラー」ということのようですが(まぁ、一言で書けって言われたらこれが正解?)、変わらない「女性・男性のあるべき姿」への問題提起などが論点なのか、あるいは、1950~60年代が舞台に見えるので、「当時を懐かしんで」という趣旨の映画にも見えるし、いろいろな取り方が可能です。
ただ…。
多くの方が書かれているのですが、この映画、謎の繰り返しのサブリミナル描写が多いです(特に見せるほう)。また、最初は映画館トラブルか??と思ったくらい雑音も混ざってきます。こうした関係で、途中から何が何なんだろう…というのがわからない状態になれば、あのぐるぐる回ったりダンス?したりの「線・点対称」なサブリミナルな動画は結構多いので、見る側も見る側で結構苦労しそうです。
ただそれとは別に求められる知識として「アメリカ基準での、いわゆるユートピア論」といったことが求められ、その結果として1950年代のアメリカや、当時の歴史観(アメリカからみたときのロシア等)まで要求されるので、そこそこ見る方は限定されそうかな…という予感です。
ちょっとでも知識が足りないか、足りていてもうとうとしていると、「お眠り枠」になりかねないので(あの謎の渦巻きやらなにやら)注意です。
まぁ、確かにアメリカの歴史を深く取り上げて習うことがない日本では理解しきることが難しいタイプの映画ですが、積極的な悪意は感じられない以上、減点もできず、といったところです。
ただ確実に今週(11日からの週)では、相当な知識が要求される「大人向け枠だろう」ということは言えそうです。
エンディングが尻切れトンボで物足りなさが残る
この手の映画のキモは、主人公が感じた日常に対する「違和感」や現実に対する「疑念」を生じさせるものの正体が何かということだろう。
終盤近くになって、どうやら、それは、妻に対する夫の「見栄」の産物であるらしいということは分かるのだが、ラストに、もっと衝撃的なオチが用意されているのかと期待していると、そのまま終わってしまって取り残された気分になる。
あのような「現実」を作り出していたものの仕組みや、それを運営する組織や、それがどうなったのかについても、もっと詳しく説明してもらいたかった。
サスペンスとしても、「もしかしたら、主人公の方が狂っているのではないか」と思わせるような描写が弱く、混乱した主人公の不安感や焦燥感が今一つ盛り上がらない。
夢を見たければ、他人を巻き込まずに1人で見ていればいいだろうにと思うし、そもそも、他人と夢を共有する必要性があるのかということにも疑問が残る。
ただ、アメリカ人の保守層にとっては、1950年代こそがユートピアだったのだということがよく分かって、その点は面白かった。
ホラーチックなミステリー
エロサスペンスかと思って低い期待値で観たら、緊張感あるホラーチックなミステリー。
50年代のアメリカが舞台で、車、ファッション、髪型、音楽、がカッコイイです。
ホラー的な演出ありで、ホラーファンにもイケると思います。
面白かった♪
オススメ!
very worry
予告を観た感じ、思ってたのと違う感じで面白そうだなと思ったので突撃。
なんでしょう、盛り上がりきれずに垂れてしまった、そんな印象を抱いてしまう作品でした。
ジェンダーを描きたいんだろうなーというのはひしひしと伝わってきましたが、いかんせんそういう映画を求めていない自分にとってはなんのこっちゃ?というとこで止まってしまいました。徐々に理解していくという形で生活していますが、映画でこうもドカンと見せられたらなんとも言えない気持ちになってしまいました。
有害な男性性の象徴として、車や家、仕事、上の人との関係性などが強く描かれており、オリビア・ワイルドの作風は一貫していていいなとは思いました。
終盤の赤い人との砂漠地帯でのカーチェイスは映画がガラッと変わってそこそこ面白かったです。ただ締め方にはどうにも納得できず状態でした。
鑑賞日 11/11
鑑賞時間 18:35〜20:45
座席 B-3
結局は仮想現実もの
女主人公も脇役も達者な俳優ばかりでなかなか見せてくれます。しょせんはありがちなマッドサイエンスもので、主人公は脱出に成功しますが、一方その中で人生を送るほうが楽しいかもしれないと思わせる不思議な気持ちにもなります。
勿体ぶりは、Don't Worryじゃございません
アメリカ合衆国が輝いていた50年代。着飾った専業主婦が料理を作って待つ瀟洒な一軒家にオープンカーで帰宅する男たち。反動保守層の男にしてみれば、理想の世界。
アートなサブリミナルがインサートされて、サイコな雰囲気がたっぷりなんだけど、中盤から同じことの繰り返しで、見ているこっちはウトウト。ちょっと引っ張りすぎだよね。ここまで引っ張っておいて、予想の範囲内じゃガッカリ。
早めに真相を明かして、組織との対決を主体にした方が面白かったと思うよ。
ビクトリー計画とは・・・
女性監督(兼出演オリビア・ワイルド)だからか、何となく「女性の幸せ」への画一的な考えに対する問題提起の様には感じたが、もしそうだとすればテーマとしては少し古過ぎではなかろうか。
2時間という尺からも、こういった雰囲気の映像を作りたかったというのは伝わるが、設定としては特段目新しい部分は見当たらず、「何故」の部分でどれだけ差別化を見せてくれるかを期待したのだが・・・とても残念だった。
青い空、美しい街並み、整理整頓されたキレイな部屋、一列に並んで走るパステルカラーの乗用車、笑顔を絶やさない隣人達、何かを隠し説明しない男達、監視されている様なカメラワーク、途中途中で入る幾何学的な踊りなどは既視感しかなかった。
似た様な設定の作品でも主演したフローレンス・ピューを何故起用したのかにも疑問が残る。(前職と本人のイメージとのギャップも)
失礼な言い方になるが、こんなイメージの映像を作りたいのでこんなイメージが付いている女優を使ったみたいな、プロットと一緒に手っ取り早くあり物を使ったように見えて仕方がなかった。
◎Bestだ!最高の映画‼️
凄く緻密に、そして豪華に
予算をふんだんにかけてます。
現代人へ、現代社会、組織に身を置く
若者に、警鐘を鳴らす。
今の世界(觀)は、君達ではない奴らが
(きっと年寄りたち経営者)
つくったこさえた世界なんだよ!
特に、小さな世界は特に(たとえば会社)
そして、そこで働き、生活を送っている
それなりに貧乏でない人!
危険ですよ
ってことを、気づかせ
目を覚まさせようとさせる作品!
70年代 キューブリック監督作品
「時計仕掛けのオレンジ」
が、えがいた若者の狂気の行動が
2022年の今、
バーチャルな楽園に浸る。
皆んな見よう!そして、もっともっと
語ろう!
どういう世界観なの?
作品の設定がよく分からなかったので、
結局ヒロインがどうなったのか、
よく分からなかった。
第一、現実の彼女が医者だったなら、
職場に来ないと、廻りの人が黙っていないと思うが…
設定にムリがある作品だ。
映画は良かった
後ろの男女が持ち込んだお菓子をガサガサしたり席を蹴ってる?のか定期的にドスドス振動を与えてきて最悪だった…本人たちは全然気にしてないのだろうなぁ…
フローレンスピューは相変わらず素敵な演技で、映画は視覚的にとても面白かった。暗喩も沢山仕込まれていただろうし集中して観たかった…
現代版ヒッチコック劇場のような雰囲気
多少ネタバレあり。近未来形サスペンス映画で見応えがあっておもしろかった😄それにこれは哀しい物語でさ。いろいろ考えさせられたね。特筆すべきはフローレンス・ピューの圧倒的な存在感❗️ミッドサマー的な要素もある本作は彼女の独壇場だ。狂ってるのは私?周りのみんな?的なサイコサスペンスはアメリカでは定番。ヒッチコックやジョーダン・ピール作品のような感覚もよかった。この手の映画は大好物でね😆。いろいろ予測はつくけど最後まで引き付けられた👍。しかし演出は良かったけど脚本に締まりがないのが残念ではある。それにしてもオリビア・ワイルド監督は女性心理を深いところまで映像化することに長けている。ちょっとしたしぐさや目配りの語り口がうまくて「映画」を観た満足度が心地よい。ただ残念なのはクリス・パインが悪役なのと最後のあの件いるか?💦。今日の映画館は舞浜だった。外に出るとネズミの耳をつけた人たちがいっぱいいた。。ここは現実なのか?もしくはおれの本体は別世界にあって仮装世界を歩いているのか?分からなくなる。ネズミーランドはめちゃ苦手でさ😅何が楽しいのか分からんし、ここにいるだけで辛い。。しかもイクスピアリ映画館は本編開始までの注意喚起が過多でいやんなったよ💦本編開始前に退出しそうだったよ笑。あぁ、愚痴で閉める週末よ😁🍺
個人的にエンディングが少し食い足りないがそこに至る道程はスリリングで良い。
現実から夢に逃げたい男と
夢から現実に戻りたい女の
メタバース対決
こういうシチュエーション、近い将来、実現するかも?
マトリックスを荒唐無稽と感じて観ていた. 1999年から23年、あの世界観もまんざら虚構や絵空事ではなくなってきた。
楽しみでもあり怖くもある。
終わった後の余韻がすごい
2022.78本目
「びっくりさせる」薄い恐怖ではなくて、ジワジワと精神をえぐるようなスリラー!何度も出てくる白黒のバレエのシーンや、生肉を切る描写などなど、どことなく不穏な雰囲気や気持ちが悪い雰囲気が漂ってるのがよい。あとはピューさんの演技がすこぶる良い。
スリラーとして、感情が大きく動かされるという面白さもあるけど、
風刺やメッセージをたくさん含んでいるから、終わったあとに「誰かと語りたい」「意見を聞きたい」「もっと情報を知りたい」となるのが良い。
間違いなく良作。
男性中心の世界は1950年代止まりってことよね
懐かしさを感じる音楽・クルマ・ファッション・家具家電に包まれながら観るエグくて恐ろしい社会。
いやぁ~怖かった!それも種明かしのあとほど恐怖がじわじわ来ました。
男性目線からは優位性があった頃へのノスタルジー、女性側からは未だにジェンダーレスな世界を理解できない男たちへの痛烈な一撃だと感じました。
車を見て懐かしさや憧れを感じた私も旧タイプの人間なのかなぁ。
仮想現実を取り入れて、よく練られた作品でした。
中盤までのモヤモヤした不安感が後半一気に回収された感じで、怖いのにスッキリしました!
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