PLAN 75のレビュー・感想・評価
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「生きているように生きる」ことの難しさ
圧倒的にすごいと涙が出てこない。『PLAN 75』はまさにそう。エンディングの夕焼けを見ていて、何をどこから消化していいのか分からない。
「ただ生きている」ヒロムの叔父。生活は苦しいが「生きているように生きている」角谷ミチ。ともに75歳を超えていて新制度PLAN 75の対象者である。作中では、新制度の肝心なところは語られないが、登場人物の会話で積極的な安楽死制度であることがわかる。
角谷ミチを演じる倍賞千恵子に関しては、褒め言葉が失礼にさえ感じる圧巻の演技。架空の物語ではなく、現実に存在する出来事として観客に問題を突きつける。
角谷ミチとPLAN 75の民間委託先の担当者との最後の会話のシーンは、自分の記憶から消えることはないと思う。
ミチは、人生の最後に心の通った交流ができたことへの感謝の気持ちを伝えることで、生きる未練を断ち切ろうとする。一方で、河合優実演じるオペレーターの成宮は、私的感情を押し殺して事務的に手続きを進めてはいるものの、ミチの心変わりを期待する気持ちが漏れ出てしまう。
81歳の大ベテランと21歳の新鋭が、演技すら忘れて、ありのままに心の内をぶつけ合う。それくらい、2人とも役に入り込んでいる。
現実問題で言えば、PLAN 75のターゲットになるような人々は、映画館に足を運ぶ余裕はない。公的助成を受けた作品であるならば、余裕のない高齢者に鑑賞券を配布すること検討してもらいたい。
「生きているように生きる」ことが、人間の尊厳を確かなものにしてくれる。このことを教えてもらった気がする。
問題提起してくれました
見る人の年齢や介護の経験の有無で意見が変わるでしょう。
75才以上の人に死ぬ権利を与えるという映画です。
判断することが自分でできなくなったらどうなるのだろうか?
介護を必要としない人はPLAN75を選択できるだろうけど、判断できなくなった人は選択しない。
自分のことが分からなくなったときにPLAN75を発動させるようなシステムなら申し込みたい。
自分は親の介護はおわったが、もし親がPLAN75を申し込んでいたら子供としてどうするのか。
自分もそろそろ考えなくてはならない世代です。いろいろなことを具体的に考えてしまいます。
見に来てた人はやはり高齢者が多かったです。
架空の話ではありますが考えさせられました。
生きる希望を失くす
河合優美目当てで鑑賞。意外にも高齢者でいっぱい。
高齢者の間で話題にでもなっているのか、「峠 最後のサムライ」よりも観客多かった。
高齢者には辛い内容だけれども、センセーショナルにせず、淡々と描かれる高齢者の生活と制度に携わる若者の心の変化に見入ってしまう。
磯村勇斗と河合優美はいい顔してる。
ビート板どんどんきれいになってくる、次回作が楽しみ。
テーマとしてはものすごく良いのに
予告編からかなり期待していた本作。
監督、わざとそうしたんだと言ってますが、あまりにもボールを投げっぱなしです。
「観る人の捉え方を大事にしたかった」らしいけど、作品としてこれを創ったのであればもう少しやり方はあったはず。
テーマとしてはピカイチなのに、何故こうなってしまったのか。たまに観る監督の自己満足映画観せられた感が強くてモヤッとしてしまいました。
イチ映画ファンとして、こういう創り方もあるとは理解はしておりますが、テーマが良いだけに料理の仕方によってはあらゆる賞を総ナメにする可能性もあっただろうことから残念でならない。このやり方でも賞取るのかもしれないけれども。
個人的にはPLAN80にして欲しいな。難しいテーマに取り組んだ早川監督の勇気には感服するが、着地点も難しいテーマだけに終盤がやや腰砕けになったのが残念。
①この映画のプロットを知った時に先ず頭に浮かんだのがマイケル・ヨーク主演でファラ・フォーセットも出ていた『2300年未来への旅(Logan’s Run)』(1976)という映画。あちらは30歳になったら否応なく死ななければならない未来社会の話だったが、このまま超高齢化が進むと2300年まで待たずにそうなるかも。中国関係の仕事をしているのでと思うんだけれども、かの国もあと数年もすれば日本の人口の何倍もの高齢者を抱えることになる。自分の国の心配をする前に他の国の心配をしても仕方ないけど、大変だろうなァとは思います。②この映画のテーマは個人の死生観・倫理観・年齢(死までの時間的距離)・生活環境・健康状態等によって千差万別の捉え方が有るだろうから正しい結論などないと思う。社会や国がそうせざるを得ない状況に追い込まれれば別だろうけど。日本だって歴史的に間引きや姥捨て山が平然とあったわけだから未来にはない、とは言いきれないだろうし。③終盤までは演出の流れも良く、このまま行けば★4つかと思ったが、終盤どこに着地させようか迷ったのかやや乱調になったので減点。ただ、もう少し生きてみようとミチに決心させたところは監督として一つの落とし処だとは理解できる。④フィリピンからの出稼ぎママが、5才の子供に心臓手術を受けさせる(生きてもらう)費用を稼ぐ為に、給料の良い「PLAN75」による死者の遺品整理の仕事を選ぶ、というのはなかなか皮肉な設定だと思った。⑤成宮が規則で禁止されているのにミチに会うところは組織人としては失格だが、「情が移って何が悪い」という監督のメッセージを伝える為に敢えて入れたエピソードかな。ミチとの最後の通話を終えた成宮のうしろで教育係らしい女性が“気持ちが揺らいだお年寄りを誘導するのがあなた達の役目”という恐ろしい事を言っていたし…中島みゆきの『帰省』という歌に“人は遠くなるほど物に見えてくる”という歌詞があるが、こういう事なんでしょうね。⑥で、以降は全て個人的な見解。還暦を過ぎたらイヤでも自分の死というか死にかたを考えざるを得なくなる。まあ、若いときから死については考えてきたので(だって、いつかは死ぬということを意識していないと充実した生は送れないと思うから)、ここに来て急に、というわけではないけれども、男性の平均寿命まであと桜を見れるのも20回くらいとなると自分の死が現実的なものとなってくる。⑦人生100年時代と言われるが100歳までは生きたくないな。顔や手足が皺皺になるまで生きたいとは思わない。80歳くらいで死ねたら一番良いと思うけど。ただ、人間は死ぬまでは生きるわけで、思う通りに死ねないのが現実(自殺は勘定に入れません)。そういう意味では私はこの制度にはもろ手を挙げて賛成とは言えないけれども反対ではない。家族のある人は違う考えだろうと十分理解できるけれども、将来的に一人で生きていくのが確実な身としては選択肢の一つとして有っても良いな、と思う。死後のことは国がやってくれるのは有り難いし(葬式も墓も要らないし)。ただ、75歳まではあと14年なのでせめて80歳にして欲しいけど。山あり 谷ありの人生だったけれど、今から振り返ると結構面白い人生だったし、若い頃は仕事や家庭の事情で出来なかったことも、今は退職金と時間が有るので出来るようになって、いま死んでも悔いはない境涯に成らせてもらっている。ただ、死んだ後で傑作といえる映画が作られたら、それが観れないのが唯一心残りだけど。⑧映画の中で、“この制度のお陰で1兆円規模の経済効果が出ているため(人の命の代償で1兆円!)、国としては65歳まで引き下げることを云々…”というニュースが流れるがトンでもないわ。でも、このまま日本国の赤字が増え続け国が傾きかけたらどうでしょう?⑨但し、本当にこんな制度が出来たとして、真っ先に利用する(せざるを得ない)のは、、独り暮らしの老人や、孤独死を待つだけの老人、医療費控除で何とか医者にかかっている病気の老人達で、いつまでも権力にしがみついている政治家や、議員年金と議員時代に貯めた金で悠々自適の暮らしをしている元議員、退職金をがっぽりもらった会社役員なんかはどこ吹く風、という社会になるんでしょうな。⑩で、最後にまた本作に戻って、恐らくこの人の主演でなければ物語に説得力が減じたと思う倍賞千恵子。妹の倍賞美津子も若い頃の妖艶さはどこへやら現在の邦画でも元気な老婆役で頑張っておられるが、姉の方は若い頃から“下町の太陽”の隣のお姉ちゃん役に始まって寅さんの妹のサクラへと、スター女優でありながら庶民的な役を演じ続けて来た人だけに、一庶民の老女役を演じて実に適役。しかも分別のあるしっかり者の役が多かったので、ここでも結局家族に頼ってしまったり(娘家族があるのに)孤独死を遂げてしまう老女仲間の中で自然とリーダー的な役割になってしまうと共に、将来への絶望(簾の奥の暗闇をじっと撮す事で日常の中の絶望感を巧みに表現)から一旦PLAN75を選ぶけれども、最後に思い止まって朝日を見つつ、この先だって仕事や住むところを考えれば決して明るい未来が待っているわけではないが、とにかく生きていれば何とかなるという決意がすんなりと受け入れられる。尚、カラオケのシーンで如何にもちょっと歌の上手い素人っぽく歌っているところは流石。
倍賞千恵子にうってつけの役。好演。だが「非人道的=極悪」ではあるが「効果抜群の政策」ではある。変な正義が突き抜けない描写等は良いですね。
なんと「満席」❗️
「テレビシリーズ」「漫画の原作」以外では邦画では(アニメ除き)近年、全く記憶ないなぁ❗️
客席に白髪👩🦳禿頭🧑🦲の目立つ本作。
「本木雅弘のおくりびと」と同じ現象。でも「おくりびと」観てた老人、かなり物故者だろなぁ
変な感慨が・・・そういや「おくりびともほぼ満席だった」・・身につまされるのだろね。
事前リーフレットどおりの「考えさせる」作品。
倍賞千恵子は皆観客が「寅さん」とかで若い時乙女の時から馴染みだから・・
皆観客が「その立場」現実度を共鳴しやすくしている。
こう言う作品は「胡散臭い突き抜けた正義感」が鬱陶しいウザい、若造が青臭くウザいのが定番だけど
本作は「寸止めで正義感が止まって」いてイイ塩梅である。
ただし、コールセンター職員が、サービス対象者と会うのは
反則技も良いところ。河合優実が好演ではあるが・・民間委託という設定かもしれないが
公務として落第点。職業人としてアウト。
磯村優斗の正義 は 一瞬眉間にシワ状態だったが
落ち着きどころとしては良い。
外国人特定技能労働者の描写が「実は本質的な全ての集約点」
そうだよ、今、爺さん婆さん増えすぎて、外国人に頼らないと成り立たない社会に既になっている。
非人道的、言語道断は相違ないが、「若い者に一方的にしわ寄せ 重い負荷」では
長寿ももろ手を挙げて喜んでばかりいられない。
倍賞千恵子の「揺らぎ」は人間臭くて、現実的で良い
「死後の世界」なんて誰も知らないのだから、死を目前に迷い、あらがう のは当然です。
磯村優斗✖︎磯村勇斗です。
「遺品分別」の部分がホロコースト「シンドラーのリスト」連想させた。
何気ない老人の慎ましい生活、何気ない景色、「間」で鑑賞者に問うている。
倍賞千恵子はベテランだけあって目つきや表情で演技が好演。
まあ、「説教臭く無い、ちょうどイイ塩梅の社会派作品」は相違ない。
最後の方で脚本が破綻しちゃった。残念!
この映画は、PLAN75という制度の是非と、映画としての完成度を別に考えなくちゃいけないですね。
終盤まで、映画として良くできていました。
制度で起こるであろう問題点や対応策について、映像としてきちんと表現されていました。
最後どうまとめるのだろうかと興味津々でしたが・・・・・
なんとも稚拙な行為や故障からのドタバタ劇になりました。ガッカリです!
PLAN75という制度はよくできていると思います。強制ではなく任意ですからね。
「自動車の運転免許証の自主返納」と同レベルの「人生の運転免許証の自主返納」です。
もちろん尊厳死の普及、安楽死の普及(多くの国では合法)の次の段階ですけども。
安楽死を認める条件を、年齢と本人の意思だけに緩和したという話です。
評価としては(映画の完成度)2点+(制度としてのの問題提起)1点で、3点とします。
リアルなディストピア話
「PLAN 75」
老人の人口が増加のため、75歳から安楽死を選べる未来の話。
藤子不二雄Fの漫画「定年退食」の行き着く先のようなリアルなディストピアは話
物語としては面白いんだけど、
自分の未来に当てはめるとなかなか気分が暗くなった。
倍賞千恵子は背筋がぴんとして芯とした主人公感があったな
生きるのは辛いけど、生きてさえいれば、という希望があるラストは良かった
冷淡な作品
全体的にドラマではなくドキュメンタリー風で画面が冷たい。
狙いだろうが年寄りに寄り添う感じには見えない。
このシステムの善悪も見る人任せ。
ラストもスッキリしない。
社会的な意義はあるが他人にはオススメしにくい作品
問題提起
舞台は75才になったら自分で生死を選べるという法律ができた近未来の日本
主人公は78才、独身、無職、借家、縁者無し。
彼女の選択は・・・
小さなエピソードを重ねながら静かに淡々と物語は進む。
映像が暗めで、そのせいか妙にリアリティーがあって、本当にこんな時代が来るんじゃないか・・・と感じながらあっと言う間に観終わった。
人間の尊厳とか生き続けることの難しさと苦しさとかを考えさせられ、とても切なく感じた。
主人公の倍賞千恵子さんが、老いを隠さずさらして演技していて、それもリアリティーの元なのかもしれない。
若手も頑張っていましたかね~
現代社会に対する、一つの問題提起なのでしょうか。
観終わったと息苦しくなったのは、マスクのせいだけじゃないと思う。
「人生100年時代」に逆行するような物語だったけど、超高齢化社会ではあり得るかもしれない、という怖ろしさも感じたし、自分のこれからの人生設計を改めて考えさせられた。
タブーに踏み込んだことは評価したい
75歳を迎えた高齢者は自分の意思でその人生に幕を下ろすことができる制度「PLAN 75」。この制度が導入された近未来の日本を舞台に、78歳の寡婦、制度を推進する側の若者、制度下で必要となったある仕事を行うフィリピン人女性のそれぞれの視点から高齢化社会を描く。
突っ込みどころはたくさんある。そもそも安楽死が認められていないこの国で、どのような解釈の元にこの法律を施行するのか。75歳以上でも元気に働いている人達を死なせておきながら、認知症を患って意思を表明できない人達はどうするのか。支度金として支給されたお金をもらいながら最終段階で翻意した場合はどうするのか。彼らの遺産(プラスもマイナスも)管理はどのようにするのか。
映画はこれらの疑問に何一つ答えてくれない。劇中で起こる出来事の追及も……。おそらく監督もそんなことは百も承知だと思う。それでもこの映画が撮られた意味はあるはずだ。
9年ぶりの主演作となる倍賞千恵子さんの演技が素晴らしかった。
まさかの満席 sold out
6月17日 PM2:25上映イオンシネマ残り2席 最前列のA-8 倍賞美津子のノーメイク 女優さんの根性を感じる
最前列なので 気になり過ぎてなかなか入ってこない。
憧れのみっちゃんが---流石に声は変わっていない^_^安心しました。
生死の選択 75でもなく85ならいいのか?
生きるという究極のテーマに考えさせられる今日です
75まで後8年 私のリアルな人生です。
もう一度 いい席で見に行きます。
完成度の低い残念な作品
このテーマーは昔から想定された課題であっただけに、
この映画では時代設定が甘く近未来設定なのに、
20年ほど過去に遡る単純な社会管理システムとなり、
緊張感もなく単に心情的で個人の心象風景ばかりが展開されるだけ。
そもそもが登場全員が高齢五体満足で、
このように心身健康な高齢者問題以前にもっと大きな諸問題が横たわっているのに、
この映画のPlan 75は最初からラストは、再帰、存命、縁などの希望が設定されていて、
そこに落ちていない、無理に落とした後味の悪さだけで、満席の高齢者から不満の声が漏れていた。
それにしても、
初日のこの時刻なのに沢山の高齢鑑賞者だった。
これは、賠償千恵子さんの力でしょう。
キャスティングにかなり人材を入れていたのがエンドロールで知れた。
高齢出演者全員が、
まだ20年以上も頑張れそうな元気が画面に出ている人ばかりだった。
それも作品の狙いなのかもしれない…
ありか、なしか。
45以上にはリアルな将来。考えさせられながら鑑賞でした。迷いましたが観て正解。良かったです。
将来75以上に自ら死を選ぶ権利はありか、なしか?大半の方は無しと言うと思うが、私は選択肢としてあっていいかなと思った。
皆んな孤独死と背中合わせの老後。
何か解決策はないのか?さえ考えてしまった。
ラストの終わり方だけ、あの意味は?何を語ったのか?
私には解説が必要でした。
自分はきっと申し込む
『十年 Ten Years』の短編から格上げ?されて長編に。
怖い話ではないけど、どこかゾクゾクするような、近未来的というか、サブカルコミック的というか。そういうベースの部分は変わってないように感じた。
この映画では、10数分の短編では描けなかった、現代の日本が抱える高齢化問題や、外国人労働者問題なども網羅してあるし、長くなった分、だいぶドラマティックな仕上がり。
ひろむ、成宮、マリアの若い3人は、国による意図的な死を間近にして、疑問を持ち、壊れていくのも無理はない。特にマリアは、まさに直後、高額賃金には訳がある。
2014年の『君がくれたグッドライフ』では、ベルギーでの安楽死を扱っていたから、全く有り得ない話でもないのかな。この先、更に年金支給額が減って、高齢者を支えていけなくなるくらいになったら、まさかね。
倍賞千恵子さん演じるミチさんが、施設での朝に髪を整えている場面。
なんだか死を処理されるような感覚のPLAN75に対して、人として死を迎えたいという誇りのようなものを感じた。
いろいろ考えながら見入ってしまった。
ひとつ不満といえば、楽しみにしていた河合優実さんの出番が少ない!
もっとミチさんといろいろ絡みがあるかと期待していたのに。
ファン歴たった1年だけど、社会人役は初めて観たから、それは新鮮。やっぱ雰囲気のある良い女優さんだなぁ。
正視できるか…?
「75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本」っていうから寓話的なあるいはディストピアSF的なものかと思えばさにあらず。めっちゃくちゃリアルでブッ刺さりまくる。「あぁ、日本ってこうだよな〜」と腑に落ちすぎ…
この制度が制定された経緯もリアルなら、80近くなっても働かないと生きていけなかったり、変な善意から働けなくなったり、老人に死を迫ったり導いたりする仕事を若者にやらせ、死者の処理は外国人労働者にやらせ、最終的な処理は…など、そうした仕掛け作りだけは超洗練されていたり…これってまさに今の日本じゃないか。
SFという形を借りて、現代の日本の醜さを、否応なく見せてくれる傑作。しかしこれが正視できるか…?
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