劇場公開日 2022年6月17日

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PLAN 75のレビュー・感想・評価

全277件中、221~240件目を表示

3.5そのさきのPLANはあるのか

2022年6月19日
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多分、倍賞千恵子さんという役者さんが演じてきた人たちは、その時代時代の世相を反映してきているのだと思う。
当事者の後期高齢者だけでなく、兵士のように死へ誘導させるとこで生活する(磨り減る)若者たちの描かれ方、よかった。
数十年前に藤子不二雄さんが描いていたSF短編にもあったような、安楽死を望むことを是とする社会。自分が望む時期に死ねるのは幸せなのかもしれないけども。でも。

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kawa

2.5ちょっと頭でっかちの部分はあるかな

2022年6月19日
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なかなかこうまでディストピアを描き出した邦画はないかもしれない。設定的には『楢山節考』な感じもするけど、絵的には『ノマドランド』をもイメージさせる現代映画。と、言っても今の日本はどこを切り取ってもそのままノマドランドなので大きな美術を投入しなくてもいい。『愚行録』が雰囲気としては近いのかな。

個人的にはもうちょっと『ソイレントグリーン』的になってくれないとあまり面白くはならないな、と思った。伝え聞く近未来の設定を決して世にも奇妙な物語風ではなく、映画的に捉えようとしてはいるのだけど、もう死の影しかなく、それはネタがそうだからかもしれないけど長々と生気を失った人と風景を見るのはつらい。せっかくの倍賞千恵子のキャリアも活かしきれていないのでは、と。それは楢山節考が一方で生きとし生けるものの生命力をぶっ込んでいるからその終焉の死にのたうちまわることもできるのであって、こうまで一方向にプランに乗っかった人、乗っかってく人、それを仕事にしてる人が静かにクロスしてもエモーションはかかってこない。ラストのほうにこのシステムのほころびともいえる人間性が発動するけど、個人的に映画はエモーションの見せ物としてお金を払っているのでどうもあんまり感心しない。
偶然同じ日にみた『メタモルフォーゼの縁側』は、逆にほぼ死のイメージが何も影を残さずそれはそれで物足りないものだったけど、まとめて考えると『おらおらでひとりいぐも』は素晴らしい出来の映画だったと思う。

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ONI

4.0たったひとつの設定で無数の社会問題を浮き彫りにさせる。

2022年6月19日
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たったひとつの設定。
それだけで、現代の抱えているさまざまな社会問題を浮き彫りにさせたことは秀逸だと思った。

75歳を迎えると自由に死を選ぶことができるという制度による、当事者やその制度の担当者の気持ちの揺れ動きを淡々とリアリティある演出で表現されていると感じた。

監督の細かな演出によって淡々と進むがちゃんと飽きずに見ていられる作品になっていると思う。
特に登場人物の人となりを説明するためのちょっとした演出が心地よい。
役者陣の演技も文句が無い。どの人物も説明しすぎない自然なセリフと確かな演技力でしっかりと人となりが伝わってくるものだった。

同じ上映回にあきらかに75歳以上の方がいた。
その方はどんな気持ちでこの作品に触れたのか。
自分がこれから年齢を重ね、老いを感じるようになっていくときどのような気持ちになるのか考えさせられた。

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モトコ

3.5現実感の強いフィクション

2022年6月19日
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悲しい

怖い

萌える

テーマのせいだと思うが高齢の方の観客割合が高かった。しかしながらこの結末では皆さん肩を落として帰るしかありません。絶望しか残らないバッドエンドに驚愕です。
全体的にセリフが少なくアクターの表情や演技を強調する構成は嫌いではありませんが、終始、解釈は観客任せという過度の演出は無責任で、それにこのエンディングはやり過ぎだと思う。最低限の方向性を示せないなら作品としては評価に値しないのではないでしょうか?
倍賞千恵子さんの演技力はさすがの物でしたし、磯村くんも演技の幅を感じさせる成長も見所でしたので少し残念でした。個人的には河合優美ちゃん目当ての鑑賞だったので登場場面の少なさも不満材料のひとつ。

58

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タイガー力石

3.5切実。。

2022年6月19日
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鑑賞方法:映画館

年寄りが健診に行くのに肩身がせまいと感じる風潮。。

誰もが通る道ではあるが、生きる路を閉ざされてからの諦めの選択はズルいな。と。

色々な理由で一人で暮らしている人には選択肢が限られるのか。。

さて、私ならどうするかな。。

たった10万も使い切れない世の中では寂しくて惨めな最期しかないのかもしれないな。。

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ムーミン

3.5重いテーマでどの様な作品になるか期待してたけど、あまり心に刺さらず。

2022年6月19日
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鑑賞方法:映画館

少子高齢化をテーマにした作品。

ホテルの仕事を失い生活が困難となったミチを中心に進むストーリー。
ミチ役の倍賞千恵子さん。
80才での名演技!言うこと無し。

磯村勇斗さん演じるPLAN75の職員のヒロム。
叔父さんとの接し方に泣ける。

お目当てだった河合優実さん演じるコールセンターの瑶子。
ちょい役だったけど、ミチと15分の電話で最後で言う決まり文句。
ミチに考え直して欲しい気持ちがヒシヒシと伝わって来て泣ける。

たくさんの場面で目にするPLANT75のロゴマークやCMがウザイ(笑)
作者の狙いなのか?
高齢者を洗脳させる様な感じが観ていて嫌になる。

何も改善されない感じだったけど、この手の問題をテーマにした事は評価したいところ。

集客率は想定外の100%!
驚いたのは高齢の方ばかり。
多分、自分が一番若かったかもしれません( ´∀`)

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イゲ

5.0身にしみるくらいのリアリティー

2022年6月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

大前提となっている設定だけがフィクションで、後は全て現実のものとして受け止めてしまう─それぐらいリアルなものを追求したような作品でした。
映像が力強くて、時折カメラ目線になるのになぜかそれが妙にリアルで、思わず我を投影してしまいそうになって、都度なかなかつらい感情をかき立てられてしまいました。
自分のこと周りのこと社会のこと・・・作品の中に様々な現実を見いだしてしまいます。
内容はかなりシビアだと思うのですが、不思議と穏やかで心地良い雰囲気に包まれながら作品を見つめていたように思います。それも敢えて丁寧でやさしい演技・演出のためだと思います。非常にナチュラルで、気味が悪いくらいに心遣いが身にしみてきて、もしかしたらこの制度は悪くないのかもと思ってしまうくらい、良い作品というのかヤバい作品というのか・・・
有名無名にかかわらず、演者全てのパフォーンマンスは見事なものでした。
音楽を含めた雰囲気作りも非常に良かったし、かなり見入った作品です。

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SH

3.5受け止め方は千差万別か

2022年6月19日
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トークイベント付きの会を鑑賞、上映前に監督から「余白を感じてもらえたら」の発言があったが、ちと余白有りすぎやしませんか?と感じてしまった。
人の命が限られているとしたら、どうやって生きるのだろう? それは観る人の年齢によって様々なのかもしれないが、プラン75へ送る側の若い人だってやがては命の選択をする側になるのだ。なんて考えると、うーん、非常に難しい。
結局、命ときちんと向き合わなければいけないし、一日一日を意味あるものにしようと認識した次第です。
問題提起の一作ではあると思うので広く観てほしい作品です。
話は逸れますが磯村くんの挨拶が終わり、退場すると、本編開始前に20人程の若い女性たちが一斉に劇場を去りました。
まあ、お金払っているので目的は人それぞれですが、作品に命を注ぎ込む演者さんたちは見たくない光景ではなかろうか。

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ニコラス

4.0リアルでグロテスク

2022年6月19日
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高齢化の社会負担拡大のなか法制化された「PLAN 75」
満75歳からはだれでもいつでも、自発的に死が選べる制度

行政サービスとして導入されてる様子がグロテスク

ポップなCMやパンフレット、使途を問わない10万円の支度金、プラン申込後のフォローアップコミュニケーション
それぞれの申込者の管理番号、対象者をまとめて処置する集中的施設、残されたもろもろを整理する事後処理プロセス

部分部分民間に業務委託されてる感じ含めて妙にリアル

本作は、そういう、年間数十万件のうちのいくつかを、ざざっと説明してみた、という構成

ポーンと観客側に投げてる感じがあるけど、確かにそっちが正しいのかも
大きな仕組が社会に馴染みはじめてるなかで、個別のいちいちの葛藤にかかずらうのは意味のないことだから

さて、はたしてこれは荒唐無稽な話なのか

なお、政府としては今後、本プランの対象年齢を段階的に65歳まで引き下げていく意向とのこと

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sysr

3.5こういう設定に穴を作るべきではない

2022年6月19日
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2022年劇場鑑賞143本目。
深刻な高齢化社会に対する政府の方針として、75歳以上の日本国民に自ら安楽死する権利を与え、葬儀無料や支度金10万円など様々な特典も受けられるプラン75という制度が施行される近未来を舞台に、その制度に関わる人たちを描いた作品。
最初は利用を考えていなかった老人が徐々に環境に追いつめられていく過程や、窓口になる公務員、制度の実行に関わるスタッフなど様々な視点で個人というよりは制度を描いていくような作りになっています。
ただ、表題にもあるように、制度を実行するにあたって国民に秘密にしなければならないような事をしているので、純粋にこの制度の是非を論じる以前の話で終わってしまうのが残念でした。

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ガゾーサ

2.5テーマはよかったのに…😩

2022年6月19日
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単純

寝られる

近未来映画としては、とてもリアルなテーマなので、期待して観ましたが、残念でした(^^;

いろんな登場人物が、どのように繋がっていくのか、楽しみに観てましたが、ただ、それだけですか⁉️

映画のオチはどうなんだろうと楽しみにしながら観てましたが、これで終わりですか⁉️

倍賞千恵子が最後に唄っていたのは、あまりにも聞き取りにくく意味不明でした😨

テーマはよかったのに、とてもテンポも悪く、オチもサプライズもない、ただイライラするだけの映画でした‼️

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LEOWORLD

4.5息づかい

2022年6月19日
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泣ける

知的

セリフというより静かな場面で聞こえる倍賞さんの息づかいから心の内を読み取る感じでした。

いつもと観る劇場は違ったけど、年配のお客さんが多かった気がしました。個人的にはPLAN65とかnowの選択肢があっても良いけど、最後のシーンのような思いになるのかなぁ・・

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ぐるもこ

5.0Plan75を見終えて

2022年6月19日
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なんとも言えないきもちになった。

まさに「生きる」ということを問う映画だ。
主演の倍賞千恵子さんの言葉少ない中に
表情から観ているこちらが想像力を掻き立ててしまう。

今から70歳へ向かう人、
まだ、50~60歳に人達が
どうこれから生きていくか
深く考える時間になる。

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シマシマ

4.0今の日本そのもの

2022年6月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

日本がという目線で見ると、すこしおこがましいが、自分の家族、親、子供の立場で見るととても切なく、なんともならないものかと思う。でも間違いなくその路線に日本は、社会は、現実が向かっていく姿をこの映画は切り取っていると思う。

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morick

2.5倍賞千恵子のリアル婆さん。

2022年6月19日
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超高齢化社会が進んだ日本。インフラや家電から判断すると、ほんのちょっとだけの未来話。
とにかく、ジジババばっかりの社会だ。ま、そこを強調してるだけの事だろうけどね。
で、国は老人以外の国民を守る為に、75歳以上の人が生死を選べる制度を始める。なぜこの制度が生まれたのか、衝撃的なシーンで始まり、期待度アップ。
主人公のミチは、清掃の仕事をしていたが、高齢を理由に解雇され、PLAN 75に申請するかどうか悩む。サイドストーリーは、お役所の担当者の若者2人、高齢の叔父さんを持つ男子と、ミチの担当する女子、役所とは別の業者で働く病気の子どもを持つフィリピンママ。
あれ?みんな違和感を持ちながらも、そういうモノなのでちゃんとやります的な。まるでドキュメンタリーだわ。プラス全体を通して時間の流れがジジババ。ゆっくりすぎた。
個人的には、納得いかない主人公が、国民を巻き込んでお役所と戦ったり、殺し屋と向き合う的な展開を想像していたので、ガッカリ度が半端なかったです。だって、誰もこの制度と戦わないんだもん。確かに問題提起にはなっていますが、ちょっとエンタメ度が低すぎたかな。

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涼介

4.0審査員は「姥捨山」がお好き

2022年6月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

「第75回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門で
「カメラ・ドール」の「スペシャル・メンション」を受けたとの報に接し、
思い出したのは〔楢山節考(1983年)〕で『今村昌平』が「パルム・ドール」を受賞した履歴。

「姥捨山」にも代表される「棄老伝説」は
日本では〔今昔物語集〕にもある馴染みのある説話も、
外国人の目からすれば新奇に見えるのだろうか。

野生の動物なら、老いて自分で餌を獲れなくなれば
自ずと逍遥として死に向かうだろうし、
一方で象などは老練な雌が群れを率いるとの現実もあり。

また「ネアンデルタール人」も
病人や虚弱な仲間の面倒を見る社会性を持っていたらしいことを勘案すると、
我々はよほど彼等よりも劣っているのかもしれぬ。

本作の舞台は75歳を過ぎた老人が
自身の意志で死を選択できる「PLAN75」が法制化された近未来の日本。

老人の増加が国力を弱めるとの、かなり「優生思想」に近い内容だが、
それ以外の社会的弱者にも当該プランが波及するのかは、
ここでは触れられない。

しかし、こうした一種の「ディストピア」でも、
それに群がり不正を行う集団の存在は
軽くではあるものの触れられる。

またそれは「ナチス」が、殺害したユダヤ人の死体から、
金歯や銀歯を抜き取ったとの過去をも彷彿とさせる行為。

もっとも、今の年金制度が維持されれば、
貧困のうちに死を選択する可能性は低かろうが、
それへの締め付けが前段で実施されれば、
選択の余地は無くなるだろう。

或いは、雇用の年齢範囲を狭めてしまえば猶更のこと。
実際、今でも一人暮らしの老齢者は、借家の確保が難しくなって来ていると言うし。

営々と働き税金を納め、勤労以外でも社会や国に貢献した結果がこれでは、
あまりにも報いが無い。

もっとも、それを不思議とも思わぬ、思想の形成が出来上がっているのだろう。

高齢者が希望をもてぬ社会は、若年層にとっても生き辛い世界に違いなく、
システムの下世代への波及は容易に想定されるのだが。

本作の主人『ミチ(倍賞千恵子)』はそうした下地があり
「PLAN75」を選択する。

また申請窓口を担当する職員『ヒロム(磯村勇斗)』は
あることを契機に一連の流れに疑問を持つ。

プラン対象者への心のケアを担当する
コールセンターのオペレーター『成宮(河合優実)』は
電話の先に居るのは血の通った人間であることを
今更ながらに実感する。

そうした幾つかの化学変化が、ラストの美しいシーに結実する。

個人的には、これは暗黒の社会への光明と思いたい。

劇中『倍賞千恵子』がカラオケで歌う〔リンゴの木の下で〕が
特にその歌詞が重要なアイテムとして機能する。

それは理解しつつも、自分としては、
〔下町の太陽〕を聞きたかったなぁ。

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ジュン一

4.075歳なんて、あっという間なのだ

2022年6月19日
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 角谷ミチの担当者である成宮瑶子の頭の中で不協和音が鳴り響く。成宮の横ではコールセンターの新人がレクチャーを受けている。プラン75に申し込んだ老人の気が変わらないように、うまく誘導するのがあなたがたの仕事ですよと。
 自分も同じレクチャーを受けた。そして着実に給料を得るために、言われるがままに頑張ってきた。しかし本当にそれでよかったのだろうか。
 成宮は仕事を上手くやった。角谷ミチは心変わりすることなく、無事に最終日の連絡を終えることができた。単なるコールセンターの従業員に過ぎない自分を「先生」などと呼んでくれた。最後までしっかりとしたいい人だった。どうしてあんなにいい人が死ななければならないのか。

 申込者の受付をしている岡部も同じように疑問を抱く。この政策は本当にいい政策なのか。生命よりも経済を優先することが、人間にとっていいことなのか。
 河合優実も磯村勇斗もいい演技をしていた。そして角谷ミチを演じた主演の倍賞千恵子は、淡々と枯れた演技で、声を上げることのできない老人の辛さと悲哀を切々と伝えていた。見事である。

 PLAN75は、ひと言で言えば貧乏老人切り捨て政策である。裕福な政治家には貧乏老人の窮状など理解できないから、平気でこういう非人道的な法律を作る。庶民は強権に逆らうことをしない。逆らっても無駄だと思っている。逆らう人間を馬鹿だという人もいる。そして強圧的な政治家に投票する。ドストエフスキーの言う通り、人間は苦痛と恐怖を愛しているのだろうか。
 中にはこの政治は間違っていると声を上げる人もいるが、サイレントマジョリティは現状維持を望んでいる。選挙ではそういう投票行動をとる。そうして裕福で独裁的で好戦的な政治家がのさばる。庶民はひたすら苦しみに耐える。75歳で死ななければならないとお上が決めたのなら、それに従うしかないと諦める。自分の投票行動が自分を苦しめていることに気づかない。
 角谷ミチの苦しみは日本人の苦しみを代表しているようだ。歳をとっても共同体は何も助けてくれず、民間は老人を相手にしてくれない。PLAN75でなくても、もう死ぬ以外の選択肢はない。人生なんてそんなものだ。これまで自分の力で生きてきた。いまさら生活保護など受けたくない。生活保護の担当者は老人を人間扱いしてくれない。角谷ミチがこれまで選挙でどの党に投票してきたのかは不明だが、政治が彼女を助けてくれないのは明らかだ。彼女が長い間納めてきた税金は、いったい何のために使われるのだろうか。

 若い人には他人事のような映画かもしれない。しかし若い人も、子供の頃から今までがあっという間だったことを考えてみるがいい。75歳なんて、あっという間なのだ。

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耶馬英彦

1.0プラン75

2022年6月19日
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全く期待はずれ
死の選択という重い課題に挑戦したものの、それに対する微かな答えさえ無く、見終わったあとの虚無感は何だったのか?
いろいろなシーンの関連性も不明で、ラストのミチさんは何処へ行くか心配になった

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はるちゃん

4.0何とも切ない

2022年6月19日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

見送る方も見送られる方も辛すぎる。それぞれの決意や心情が静かに描かれている。現実にはありえないのだが、近づく老いと親への思いが重なり切なくなった。

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kei

3.0映画としては悪くないけれど 驚くぐらい気持ちが落ち込む。 悪い影響...

2022年6月19日
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映画としては悪くないけれど

驚くぐらい気持ちが落ち込む。

悪い影響を受ける人が出なければ良いと切に願う。

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jung