劇場公開日 2022年6月17日

  • 予告編を見る

PLAN 75のレビュー・感想・評価

全364件中、261~280件目を表示

5.0まるでシン日本!これは現実か虚構か

2022年6月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 9件)
北のやまさん

3.0高齢者多い

2022年6月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

まず、客席に高齢者が多くて驚いた。そして自分の席にも高齢の方が座っていた。一列間違えていたようだ。席番号見ずらかったから仕方がない。
不安な高齢化社会を題材にしたこの映画に興味を持ったのは、どの世代にも共通する。答えのない不安な老後生活。この映画も答えのない終わりかた。
年金だけでは生活できない、70過ぎても仕事して補充するという方も実際にいる。こんな現実がもっと加速すると、本当にどんな未来になるのだろう。考えるとこんなPLANもありだと思ってしまう。今後、政府はどんなPLANを作るのか。まあ政治家は不安なんてないだろな。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
olivia

3.0まだまだ頑張れる。

2022年6月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 20件)
あらじん

4.0前向きに利用する❓

2022年6月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

設定や演出にリアリティがあり、演技の巧い役者さんたちが揃っているので、静かな迫力がありました。もうすでに実施されている制度ではないかとうっかり勘違いしそうになりました。
75歳以上の人が見たらどう思うのだろうか。
自分が75歳になったとき、この制度があったら利用を考えるのだろうか?前向きに考えたら、74歳まで好きなことがんがんやって、お金使い果たして、75歳になったと同時に、制度を利用する?
いや、そんなうまくいかないよなあ…人生なんて。
腹の立つ感じの悪いお年寄りはたしかにいますが、子どもや若い人の命だけが重いのではもちろんないと改めて思いました。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
eigaeiga

4.5何が正解なのか…?自身の死生観と向き合う作品

2022年6月22日
iPhoneアプリから投稿

75歳以上が自ら死を選べる制度が施行されている日本の近未来を通して、観客に“死生観”を問う問題作。
2016年、相模原で起きた障害者施設殺傷事件に着想を得て作られた作品だとか

次々と襲いかかる老後の問題、厳しい社会と冷酷な行政…。倍賞千恵子演じる主人公の姿は他人事ではなく、40年の自分の姿かもしれない。そう思うと想像するだけで心が憂鬱に。

キャストがいいよね。倍賞千恵子と河合優実の邂逅、電話のやりとりに心が揺さぶられる。
磯村勇斗とオジとの関係性も…。

華やかなエンタメ映画が話題の中、本作のような静かに暗く、じんわりと沁みる、ある種問題作がかなり新鮮。
“自分ならどうする?”を突きつけられる、死生観と向き合う作品。

コメントする (0件)
共感した! 28件)
あさ

5.0わたしもPLAN75申込みたい

2022年6月22日
Androidアプリから投稿

いつかは死ぬから、今一生懸命生きて、感謝できると思う。見て見ぬふりしない、制度としてあるのはありがたいと思う。それとも、野垂れ死ぬのをみたいの?!

コメントする (0件)
共感した! 9件)
みみ

4.0リアルすぎるリアルさが効果的

2022年6月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 10件)
Masatoshi Matsumoto

4.0高齢者題材の映画製作に感謝します。

2022年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 14件)
福本哲男

1.0良かったのはテーマだけ

2022年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

あえて書きます。
とても大切なテーマで 大事にしてほしかったテーマだけど、 何でもっとストレートに素直に作れなかったのか。

もっとストレートに、こういう法律が成立して それはこういう流れで、そのなかでこういう戸惑いを感じる人がいて…。と構成してほしかった。
私の好みとかでなく今どういう流れなのと こちらで理解しようとしないと分からない場面がいくつかあった。

なおかつそこに(間に)挟んだ 少なくないワンシーンたち(ボーリングで若者と喜ぶシーンとか路上の女の子を見つめて手を振るシーンとかとかのエピソードぽいやつなど)が邪魔。
流れを遮断している。 必要ない。

そして、ここでのテーマ
「高齢では生きにくい今の世の中」
「政府も負担になっている高齢者対策」 を、もっと全面に出してほしかった。

最後の展開。そして光を背に浴びた山々の風景は何を意味する?
「生」への期待か?
「生きる喜び」か?

「プラン75」の意味するものじゃないだろ、と言いたい。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
51

4.0命あっての物種

2022年6月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

仕事を失っても家を失いそうになっても、お友達が孤独死して、安楽死プランを選択しても、隣のじいさんがなくなってしまっても、おばあちゃんは生きている。そこが逆に生きることの尊さに繋がっているような気がする。若い人ほど安楽死を選ぶ!と息巻いているこの世の風潮的なものにも挑んでいるような気がしてならない。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
印刷局員

4.0非リアルの中から滲み出るリアル

2022年6月21日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 14件)
西にぃ

3.0「PHP蛭子能収さん」

2022年6月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

今年61本目。

毎月コンビニなどに置いてあるPHPを買っているのですがそこで蛭子能収さんが、死ぬのが一番怖い、死んだら楽しい事が何一つ出来なくなってしまうと書かれてました。同感です。死んだら趣味の映画も行けない。今作のミチが最後に選んだ決断は、ある種光が感じられました。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
ヨッシー

5.0これが『一億総活躍社会』の現実か

2022年6月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

よくぞこんな問題作を作られたという気持ちでいっぱいです。
内容からして賛否両論は確実。カンヌでカメラドール特別賞を得た今作ですが、恐らくは観た方の中には「こんなのが日本の現状と思われたら堪らない」「高齢者へのリスペクトもないのが今の日本なのか」などという気持ちを持たれる方もいるかもしれません。
それが本来抱くべき正常な気持ちだと思います。

『PLAN75』という仕組みはフィクションです。
しかし、今の日本の高齢者で単身&低所得の方については、実際にこんな生活を送られている方が大半かと。

年金だけじゃ生きていけない。
けれど、高齢者なので(健康面でのリスクが高いので)仕事がもらえない。
生活保護も受給出来ない。
そうこうしているうちに、賃貸の更新時期が来る。
収入もなく、身寄りもないので、更新を断られる。
住む場所すらなくなる。
たまに立ち寄る炊き出しだけが頼みの綱。

恐らくは『PLAN75』というシステム自体が取り沙汰されそうな今作ですが、それ以上に現在の『一億総活躍社会』の矛盾を浮き彫りにさせた貴重な作品でもあります。

なお、これべつに75歳以上の方に限った話じゃないんですよね。
他者との絆もお金もない人生。
改めて、人との繋がりやお金を大切にして生きることの意味を学んだ映画でした。
良作。今のところの今年ベスト。

コメントする 1件)
共感した! 18件)
BONNA

4.0優しさの仮面の下

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作は早川千絵監督長編デビュー作という事らしいですが、間違いなく名作だと思えるが好き嫌いは結構分かれると思える非常に厳しい内容の作品でした。
テーマ自体は今までにも似たような作品は沢山思い浮かびますが、自分がこの年齢にどんどん近づいているせいもあるのか、これ程切羽詰まった感覚で観たのは初めてかも知れません。
基本、もしこうなったらというSF設定だと思うのだが、余りにも現実社会に近くリアル過ぎるので、この設定(75歳以上になったら、死を選択できる制度)自体を絵空事と思えなく息苦しさまで感じられる程でした。
逆の尊厳死を求める側の作品も過去何作もありましたが、国の制度として尊厳死を勧めるというのは、全く意味が違ってきて、それは国家としての今までの政策の誤り(失敗)を国民になすり付けるという意味となり、いくら社会としての正論であったとしても国家的な暴力であり許されるべきものではない筈なのに、これが日本人の国民性をも利用した優しさの皮を被った残酷さ非道さを見せつけられられ、ある意味恐怖映画の要素も感じてしまいました。

本作は説明台詞を一切排除して、観客は映像だけで物語を理解しなければならない様に作られています。
私は基本的にはこのやり方に賛成なのですが、私が観に行ったのは平日で客層の大半はこの作品のタイトルの様にほぼ70歳以上の方ばかりが目立ち、66歳の私が若く感じられる程で、そういう客層にはこの作り方はひょっとしたら不親切だったかも知れないと思いました。
ラストの主人公の行動や、ヒロムの行動の意味が理解出来たかどうか?、一瞬でもスクリーンから目を離すと、重要なシーンを見落とし理解出来ない部分が多々あったように思えました。
本作の倍賞千恵子の代表作でもある『男はつらいよ』シリーズが何故国民的作品に成り得たのか?を考えると、あれ程の名作でありながら非常に分かりやすかったという事です。それは作品の源流と同様の“優しさ”で作品が作られていたからだと思います。
本作の場合は監督のデビュー作であり、作家としての才能に溢れた作品ではありましたが、客層(高齢者)に合わせた優しさがもう少しあれば完璧だと思いました。

ここで客層と言ってしまいましたが、本作の場合高齢者対象の作品という事では決してありません。
むしろ、本作の主要登場人物のヒロム、瑤子、マリアなどの年齢層こそが本来のターゲットの客層であるべき作品でした。
本作の様な政策(過去の失策に対する尻拭い政策)が現実化した場合、当然その職務に就くのは彼等世代であり、彼等はこの職業に対してどういう考えや気持ちで就くのか?、これこそが本作の最も重要で核心となるべきテーマなのです。
という事で本作は是非、若い人達に観て貰いたい作品であり、くれぐれも“優しさ”の仮面に騙されず、本来の人間性について考えて頂きたいと切に願います。

追記.
もし私がSFとして物語を作るなら『PLAN 75』ではなく『PLAN 15』にすると思います。
自殺大国の日本なら15歳から死の選択権を与え、どの世代が一番多く希望するかで、今の国の実態が分かり、国の完成度・成熟度を測る通信簿作成という皮肉を込めたストーリーにしてしまいますが、これだと『世にも奇妙な物語』テイストになってしまいますが、テーマは分かりやすいかなと…(苦笑)

コメントする (0件)
共感した! 12件)
シューテツ

4.0未来社会ムービー

2022年6月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

75歳での死を選択できる法律が施行された、未来の日本の物語。寄るすべなき高齢者は、社会からも追い立てられ、行く場を失い合法の死を選ぶ。倍賞千恵子が、淡々と働き努力する老女を演じ、素晴らしい完成度だった。

近未来の日本のドキュメンタリーっぽくて、なかなか深刻な話。というか、現在もこれに近い情勢ではあって、放っておくと明日はこうなるという現実であり、怖いとも言えず、なんとも複雑な気分です。死を選択するような社会は、そもそも文明の衰えの表出だと思います。今の日本はその入り口に踏み入れてしまったところでしょうか。

個人的には、セーフティーネットとしてのベーシックインカム(物資提供含む)を考えるべきと思います。オートメーション化による大量生産は実現できているのだから、政府傘下工場で生産した画一品で、最低限の衣食住は守られる世界は実現可能ではないでしょうか。50兆円以上コロナ対策で投じられるのだから、得意のハコモノ投資で衣食住用の工場は数年でできるはず。そこで生み出されたモノが現物供与品とし、1人月7万円のうち、半分くらいは現物支給になり、予算的に現実味を帯びる。

さすがに本作、このままではあまり救いもないので、アンサームービーが、作られる事を期待したいものです。
早川千絵監督、今後もどんな作品を撮るのか、楽しみです。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
AMaclean

3.5生死の選択をめぐる「ざわつき」

2022年6月21日
iPhoneアプリから投稿

 75歳に達すると自分の死を選択できる制度、「プラン75」。コロナの日々でワクチン接種や治療の優先順位を示されるようになり、命をランク付けをするようなこの制度も、妙な現実味を帯びている。冒頭、高齢者を襲った男は「国のために死ぬ考えは、この国ではきっと受け入れられる」と遺書を残す。「プラン75」のPR動画に登場する女性は「生まれてくるときは選べない。だから、死ぬときくらいは自分で選びたいの」と微笑み、PRは「次の未来のために」というコピーで締めくくられる。では、この制度を志願する人々の実際は、一体どうなのか。
 ホテルの清掃係として働くミチは、つつましくも穏やかな生活を重ねていた。黙々と働き、同年代の同僚と他愛もないおしゃべりを楽しみ、時には歌う。ある日、同僚のひとりが職場で倒れたことで、彼女の生活は一変する。彼女たちは解雇され、途端に生活に行き詰まる。職探しや転居もままならない。ためらってきた生活保護受給さえハードルが高いと感じたミチは、とうとうプラン75の選択に至る。
 本作には、モデルケースとなるミチを軸に、窓口担当として働くヒロムとその叔父、ミチを担当するオペレーターの瑤子、関連施設で働き始める、フィリピンに病気の娘を残してきた元介護士•マリアが、主要人物として登場する。けれども、ミチと瑤子、ヒロムと叔父以外は、ほとんど接点を持たない。それぞれに「ざわつき」を感じながらも、声を挙げることはなく、黙々とプラン75に携わっている。観客だけが、それぞれの「ざわつき」と、彼らのすれ違いを垣間見ることができるのだ。
 本作の持ち味は「ざわつき」。冒頭ゆっくりと流れるピアノから、美しいけれどどこか不吉で、気が許せない。そして、繰り返し現れるミチの常に張り詰めた表情、内実を知ったヒロムのためらいと驚き、職場の会話を立ち聞きした瑤子の沈黙、高収入の仕事の「中身」を知ったマリアの静かな動揺。美しく整然としているゆえの違和感が、じわりじわりと描かれていく。
 さらには、プラン75が、あくまで本人の選択で、10万円の支度金が支給され、合同葬であれば費用が掛からない、といった(一見)完璧な至れり尽くせりのサービスであることも、「何かがおかしい」と心がざわつく。「今、(本当は)何が起きているのか」、「彼らは(内心は)どう感じているのか」を感じ取ろうと、流れに身を任さず、ふと立ち止まりたくなっていく。カギとなる「何か」を見逃さないよう、聞き逃さないよう、心のアンテナを高く伸ばす。そのような「静かな牽引力」が、本作には満ちていた。
 ミチが最後に見た光は、きっと、それぞれの場所にいる彼らにも、静かに降り注いだはず。「生まれてくるときは選べない。そのかわり、「死なない」で「生きる」ことを、人は日々選択している」と、自分なりの結論に至り、2時間弱の旅をひとまず終えることができた。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
cma

3.5可哀相でもなんでもない

2022年6月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

結局は生きてる側の拘りだけ。

私だったら自分で選びたい
その前に色々片付けなきゃだけど。

これからどうするのかなあ…

コメントする (0件)
共感した! 4件)
うー

4.0いつか行く道・・・・

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画としては、そう優れた作品では無いと思うが、訴えかけてくる物がある。映画は好きでよく行くが、平日昼間なのでいつもは観客は私を含めて一桁です。それが、何と、コロナ対策のため市松模様の席だとしても満席でした。年寄りばかりではなく、若い人も結構いたので感動しました。倍賞千恵子さんの美しい演技にはこみあげてくるものがありました。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
ゆっこさん

3.0死について

2022年6月21日
iPhoneアプリから投稿

考えない人はいないと思いますが考えさせられる作品です。
ただ甘ったるい人道主義のお役所が、このプランを採用することは半永久的にないでしょう。
映像のみで繋ぐことが多いので説明不足のシーンが目立ちました。

コメントする 2件)
共感した! 18件)
rakugoya1

3.5フィクションとして実にいいバランスのアイデア

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

私も50を過ぎ、「もしPLAN75政策が現実にあったら」という想像が、「もし宝くじで3億円当たったら」よりもよっぽど前のめりに考えてしまいそうなくらい、現実にはあり得ないと思いつつもついつい想像を膨らませるほど「フィクションとして実にいいバランスのアイデア」だと思います。
そして、如何にも「お国による政策的な粗」に痛烈な皮肉が込められています。
「欺瞞に満ちたCM」や、民間では考えられないような「請負業者のクオリティ」などは一瞬、「リアリティラインが低いのでは?」と思いそうになるものの、考えてみれば現実世界において「いざ発覚して初めて知る不祥事」などを振り返ると、このPLAN75の世界が物語っていることが実は、現実に近いのかも、、、と考えてしまったり。特に、マリア(ステファニー・アリアン)が務めるあの場所での遺品の扱いなど、もはや「ナチスの収容所」のようでゾッとします。
制度の側にいる若い人たちには悪意がないばかりか、むしろ高齢者のため親身に対応しています。でも実はその背景に、彼らに特別な感情を抱かせないよう「絶妙なルール」が設定されています。そして、岡部(磯村勇斗)と成宮(河合優実)がそれを不意に超えてしまうことで、現実を実感することとなる構成が、高い物語性で面白い仕上がりになっていると思います。
倍賞さん、たかおさん他「高齢者側」の皆さん、そして「若者側」の磯村さん、河合さんなど皆さん素晴らしい演技だと思います。そして早川監督、今後も注目です。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
TWDera