「うーん、なんか惜しい」PLAN 75 ハバネロ入りカレーさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん、なんか惜しい
クリックして本文を読む
近未来日本のリアルな話だという印象だね~!
正直、今の日本はまさにこの作品の世界に向かって一直線に突き進んでいますね
75歳以上の年配な方々の面倒をもう見られないから、生と死の選択を迫る日本政府の残酷な政策に、翻弄される年配な方々や職員達
自分がこのような状況に直面したらどうしようと時々頭真っ白になり、そして、ひたすらに怖かった!
とてもリアリティーがあって考えさせられる事も多いが、ただ残念に思う面も多かったな~
何と言ってもこのプラン75の制度が意外と緩くて、個人の気持ち一つで死の選択をやめる事ができ、収容所の管理が杜撰で、抜け道が意外と多い!
死の選択がいかなる理由があっても変えられず、収容所の管理も厳重等と、とても冷酷非道で、全く抜け道がない政策制度だったらこの作品が最高に面白かったのにな~(残念)
本作は国民の面倒を見られなくなった国が、非人道的な政策制度で国民の数を減らそうとするのを描いた作品だが、同じような作品に深作欣二監督・深作健太監督の『バトルロワイアル』『バトルロワイアルⅡ』を思い出した
『バトルロワイアル』が公開する直前に政治家のクレームが入り、その政治家と深作欣二監督が激しい議論を展開した
本作も政治家のクレームが入るような全く忖度等ない思いっきりの良い作品だったら、もしかしてカンヌ国際映画祭のグランプリを獲れたんじゃないかな!?と考えると、惜しいな~と、思わずに居られないね
コメントする