「余白の時間が辛い」PLAN 75 ふたり映画さんの映画レビュー(感想・評価)
余白の時間が辛い
冒頭のシーンは記憶に新しく想像するのもつらかった。家族と観に行ったので、帰りの道中は語り合う時間に。倍賞千恵子さん主演でなければ成り立たなかった作品にも感じるし、役所職員の磯村くんの心の葛藤、彼の叔父さんの陰影や電話相談員の女性の訴えるような視線にドキッとする。観賞後は悲しさが残り、気持ち的にも沈んでしまった。余白はかえって辛い時間だった。こんな社会になってほしくないと考えている、社会派映画としてはすごく伝わりました。
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