「こんな愚作でカンヌ行けるとは!」PLAN 75 ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな愚作でカンヌ行けるとは!
面白さ、感動、共感などまったくない映画。設定に興味があり、もしもこんな未来があったらシリーズ。しかしシナリオはずさん、ツッコミどころ満載。
主人公の葛藤など全くないし感情移入出来ない。何故か?主人公に魅力がないから。こんなに頑張っているのに報われない、それでも年をとるがテーマでは。安易に今頑張ってます、友達死にました感出しても伝わらない。この主人公を男性に置き換えたら一発でわかる。女性だからその辺りは描かなくても悲しく見えるだろとあまりにも安易。
市役所青年と叔父のやり取りもなぜあそこまで関わるのかを描いてないのでただの親戚だからって、納得しないだろう。オペレーターも同じで何人抱えてるんだよ。一人一人会ってるのか?そこがご都合主義。この仕事に関わって、精神がおかしくなるオペレーターの映画のほうが興味がある。
ヘルパーも何故出したのかわからない。日本フランスの合作に近い作品なので国際化を狙ったのか?いつの時代の話してるのか出稼ぎ労働者???であれば日本人のシングルマザー設定のほうがまだ話は広がる。
取ってつけたようなような朝日のラスト。
この映画のテーマであれば夕日なのではないかと思う。希望はなくなるがそれでも生きていく事を選んだ主人公。
だからこれからも強く生きられるのでは。
是枝監督のロビー活動の賜物で息のかかった後輩カンヌに読んだが、とんだ恥なのではと強く思う。
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