「"あぁ…グラム・パーソンズ!"な映画」ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック stoneageさんの映画レビュー(感想・評価)
"あぁ…グラム・パーソンズ!"な映画
リンダ・ロンシュタットのドキュメント映画の時も思ったんですが、グラム・パーソンズの"動いている"映像って、本当に残されていないんですね…。やはり当時は売れてもいなかったし、評価も低かった…というのが想像出来ます。
僕は、ローリング・ストーンズ繋がりで彼の音楽を知りましたが、この映画作品が少しでもきっかけとなって、グラム・パーソンズの音楽に興味を持つ人が増えたら良いなって思いました。
ちなみに、個人的オススメは、米ライノ(Rhino)から出ている…
Gram Parsons『Anthology』です。
編集盤ですが、この映画でも紹介されていたThe ByrdsやThe Flying Burrito Brothersの音源や、彼がソロになってからの曲など、彼のキャリアの美味しいところが満遍なく聴けます。ライノ制作なので、音も良し!オススメ!笑
*イーグルス等に代表されるような"ウエストコースト・ロック"という言葉は知っていても、そうした数多のウエストコースト系の音楽を60年代〜70年代に生み出し、ミュージシャン同士が交流していたような場所(土地)="ローレル・キャニオン"という所が存在したという事実は全く知りませんでした。代表されるミュージシャンの、カントリーやフォークに影響を受けていることは、彼らの音楽を聞けば容易に想像は出来ていましたが、実際にお互い近くに住んで行き来していたり、音楽作りをしていたとは驚きでした。新しい発見でした。そういう意味では、なかなか興味深い作品でした。
*個人的には、"ウェストコースト・ミュージック"という言葉でイメージされるアーティストって、やっぱりイーグルス、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタットなんかになる。バーズやCSN&Yなんかは、どちらかと言うとフォーク寄りだし、ドアーズなんてそもそもこのカテゴリーに入って来ない(笑)大好きなグラム・パーソンズは、彼らの音楽的ルーツな感じだし、どちらかと言うとカントリー寄りだ。