「あまりあれこれ論じる前に楽しむ映画。おすすめ」Gメン yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりあれこれ論じる前に楽しむ映画。おすすめ
今年285本目(合計935本目/今月(2023年8月度)24本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
原作ありとのことですが、見ていないほうです。
かなり(制度の)癖の強い私立高校が舞台で、法律系資格持ちの立場では、「こんな学校あるのかなぁ…」(私学助成の観点からも危うい)という気はかなり満々としましたが、この映画でこれを論じるとマイナススコアになるのでそこはズバっとカットします。
まぁ、法に触れる触れないは別として、こんな「変な」校則がある私立学校があって、その学校で「隔離されている組があったら?」というifのお話ですが、見ていて結構よかったです。特に後半は事実上殴り合い祭りと化するので、序盤のいわゆる交流パートで誰が誰かを把握するパートは設けてあるなど配慮はありますが、あの場所(一応ネタバレ。高校生の喧嘩どうしで、「暗い場所」で行われることが多いのは、どういった場所でしょう?)ではもう誰も誰かわからず、その意味ではあまりこう、法律がどうとか何とかというのを突っ込むような映画じゃないんだろうというところです。
私は高校まで含めて私立に行ったことがありませんし、仮にそれを(当時)考えていたとしてもそんな私立があったとは思えませんが(何度もいうように本作品は架空の学校)、規律を重んじる公立と、「管理が無茶苦茶」な私立(まぁ、これは学校が極端すぎる)の差が見られるなど良かったです。
採点は以下のようにしています。
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(減点0.3/それでもなお法律系資格持ちにはよくわからない)
まぁ、あそこまでヘンテコな高校があったら、そもそも行政(地方行政)も「ちゃんとした私立学校教育をしなさい」と介入してきそうな気もしますが、行政指導的なお話は一切出てこず(完全にそういう部分はすっ飛ばした模様)。
まぁそれもそれで理解はできるので、引いてもこの程度です。
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