「笑える爽快アクション」Gメン　はるさんの映画レビュー（感想・評価）

おバカな高校生をけっこうな大人が演じていて、どうなのかな？と正直思っていたが杞憂だった。
キャストが素晴らしいからか、見事に漫画のような世界なのにしっくりと受け入れて見ることができた。
主演のアクションがとても美しく、しなやかで、自然だったため、バトルものに留まらず爽やかですらあった。
それぞれの配役がはまり役であり、吉岡里帆さんはとくに振り切っていて声を出して笑ってしまう。
主演の岸優太さんは勝太そのものであり、脇を固めるキャストも漫画のイメージそのものであった。
高良健吾さん、田中圭さんも、ちゃんと高校生になっているからすごい。
主人公の熱さやまっすぐさがよく伝わるストーリーで、笑いながらも時々胸熱になる、そんな映画だった。
なんかどこかで感じたことがあると思ったら、監督がおっさんずラブでもメガホンを取っていて、それだ！と納得。
キャストそれぞれの良さを引き出しており、良い意味で枠にはまらない高校生という設定が生きていたように思う。