「やっぱり最後はそうくるよね」悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり最後はそうくるよね
いけ好かない意識高い系の若者が、投資家からお金を集めて、テキサスのゴーストタウンを買い取ってビジネス拠点として再生しようとする。その街にヤツがいるとも知らずに。
大量殺戮シーンよりも、古びた家の中で、ヤツがいつ、どこからくるかわからないシチュエーションの方が、緊迫感があってめちゃくちゃ恐い。ヤツがチェンソーを持ったら持ったで、チェンソーの不快なエンジン音が、断末魔を予感させて、身震いしてしまう。
ハロウィンと同じく、生き残ったサリーがレザーフェイスが再び姿を表すのを待っていて、復讐することに人生を費やしている。それなのに、そこで躊躇するんかい。ってツッコミしたくなるシーンもあるが、白髪にカーボーイハットを乗せて、銃をぶっ放すところはカッコいい。
レジェンダリーが制作するホラーって、どうなの? 最初にレジェンダリーのマークを見て驚いたが、なかなかどうして、古典中の古典のイメージを壊すことなく、ホラーの文法にも忠実で、レザーフェイスに恐怖する83分でございました。
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