劇場公開日 2024年5月3日

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ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュのレビュー・感想・評価

全26件中、21~26件目を表示

2.5メディアの有効利用

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

法を無視して責任もとらない国家権力に市民が対抗するには、同じぐらい無責任なメディアを情に訴えて活用するのが得策、という話。
論点がどんどんずれたり、そもそも相手の話を聞いてなかったり、目先の事が一番大事だったりとおばちゃん度マックスのカプタンの演技に圧倒された。

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ひろちゃんのカレシ

4.0暗闇があって初めて光は意味を持つ

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

難しい

グアンタナモに5年間勾留され拷問されたムラート。どんなに辛くて苦しくて孤独だったろう。イギリス映画「モーリタニアン 黒塗りの記録」(2021年公開)を見てなければグアンタナモがどれだけ酷い所か想像つかない。その映画も実話に基づいていて無実で勾留されたモハメドゥの解放まで本当に時間がかかった。人権派弁護士(ジョディ・フォスター)と共に戦い、米軍所属の弁護士(ベネディクト・カンバーバッチ)の協力も得た。モハメドゥは優秀で若い時にドイツ政府から奨学金を得てドイツに留学していた。アフリカから出てヨーロッパに暮らし勉強した経験は彼の強さの基盤になったろう、もともと前向きで明るいメンタリティが自分と周りの人間を助けた。

この映画ではママだ。上述の映画「モーリタニアン」でこれでもかと映される収容所内部。一方で息子がどうなっているのか全く知らされず安否もわからない家族の思いを映し出したのが本作だ。泣いて辛くもなるが息子ムラートへの思いと明るさと強さがあったからこそ周りはだんだんと喜んで彼女にムラートに手を差し伸べる。彼女も弁護士ベルンハルトも本物とよく似たキャスティングで素晴らしく演じていた。

メルケルが首相になった際の宣誓シーンのテレビ映像は光輝いて見えた。メルケルほど、支持政党に関係なく長年ドイツで頼りにされ支持された首相は居ないだろう。そのメルケル内閣でさえできないこと、しないことがエンドロールで流れた。グアンタナモはまだある。アメリカ合衆国は不正の象徴であるこの収容所を一日も早く撤去すべきだ。

おまけ
1)トルコはどうか知らないけれど、ドイツ人のアイロン愛と情熱はすごい。下着もTシャツもデニムもソックスもベッドリネンも何にでもアイロンする。イタリア人にとってもアイロンがけは主婦に求められる欠かせない仕事だ!
2)北ドイツの方言あいさつ「モイン」が可愛い。ケーキのBienenstich(ビーネン・シュティッヒ)が出てきて嬉しかった。ドイツのケーキはシンプルな外見で甘すぎずとても美味しい!
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『イタリアのシェフ』(2017)101分
"The Space Between" Amazon Prime Video
鑑賞日:2024/5/7
「イームズの椅子が好きなオリビアと料理が上手なマルコ」
イタリア的でイタリア的でない映画でした。静かでうるさくなくてゆっくりしゃべってセリフが少なくてお料理大事。パパとママと親友大切。いつもサングラス。美しい緑溢れる自然と石の街。20~30分遅れは遅刻にならない。リルケの『ドゥイノの悲歌』の道があるから街はトリエステだろう。山が背景によく見える。主人公のマルコはニューヨークのレストランで料理長として働いていたが、ママの危篤でイタリアへ戻りパパの面倒を見ながら工場勤務。オーストラリアから来た銀行員のオリビアは本当はデザインの仕事がしたい。マルコの親友のクラウディオはセンス抜群のお店を持っていて(パパは著名な建築家)、LPレコード、紙の本、デザイン写真集を売っている。その店で偶然出会ったマルコとオリビア。クラウディオが交通事故で突然死んだ後で。タイトルのThe Spaceはクラウディオの店「CODO」かな、それとも色々な文化が交差する街トリエステのことかな?

風邪ひいて喉がとても痛くて咳して喋ることが殆どできない今の自分にちょうどいい優しい映画でした。

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talisman

2.5ハーメルンのテロリスト!?

2024年5月4日
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怖い

米軍のグアンタナモ収容所に収監された無実の息子を救おうとするドイツの母の実話を映画化

2001年9月11日の同時多発テロから1ヶ月後、ドイツで暮らすトルコ移民の19歳の長男が、信仰を確かめる為にとカラチに旅立ち巻き起こっていくストーリー。

作中でも少しだけ言われていたけれど、ルールもマナーもあったもんじゃなく、超自己中に突っ走る主人公で笑いにしたいのだろうけれど胸くそ悪さが先にくる序盤。

一度目の渡米後ぐらいからやっと少し大人しくなって、そこからは良かったけれど。

弁護士が拾って来る非正規の情報が生々しくて、そんなアホなことあるのか?という印象を受けたりするけれど、とりあえず捕まえとけだったり、とりあえず売っとけだったり、とりあえず収容しとけだったり、うちは直接関係ないしだったり、ある意味無関心で保守的な国々の姿勢が垣間見えて興味深かった。

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Bacchus

3.0かなりの喜怒哀楽。の割りに淡々と─

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

実際の出来事をあまり知らないので、真相がどうなのか映画だけでは鵜呑みにできませんが、どんな結果であっても、決して良かったねーとはならない内容。かなり悲壮めいたところを笑いでカバーしようとしていた気が・・・まぁ実際の女性の人柄がそうだったのでしょう、非常にその人柄などが伝わってくる作品でした。
ただ、期待していたほどコミカルでなかった、というか笑いどころをうまく掴めなかったというか・・・内容が内容なだけに敢えて淡々としてその中でユーモアをという意図を感じました。だから結構泣けたりしたんですが、コミカル要素よりお涙ちょうだい的な要素が強かったのがちょっと・・・。というのも、そもそもあのタイトルから勝手に面白いものを期待したわけで、なかなかの肩すかしだったなぁという印象です。
劇映画なので主人公を中心に物語が展開するのは至極当然だとは思いつつも、少しばかり事実関係はどうなのかということが気になってしまいました。確かに悲惨であってはならないことなんですが、悲しみというか立場というか視点というか─あまりに偏りすぎなんじゃない?と思っちゃいました。その対象の最たる人物の描写もほとんどなかったので、やっぱタイトルとは・・・ってな感じです。

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SH

2.5まだ見てない

2024年5月3日
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まだ公開前なんですよ、こちらでは。

でも、こんな映画を作る国だったらええな、この国も。

と、思ってる。

ドイツ、フランス色々あるけど、こんなのが作れるのが余裕かな。

早く観たいな。

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かし

2.0ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ 重いテーマを扱っ...

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ

重いテーマを扱った割には割とコメディチックに描かれたシーンが多く笑えるシーンが多い。
主役のラビエ役の人がコメディアンという事もあってか彼女の良さを引き出した作品に思えた。
捕まってから確か200日目くらいがかなりあっという間に描かれたり、事件や実話の詳細さがイマイチ伝わりにくく色々と軽く感じてしまうところが個人的には合わず。
もちろんハートフルな展開もあるのだが個人的には全体的に薄く感じてしまう作品であった。

個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アイアンクロー 4.7
5 オッペンハイマー 4.7
6 クレオの夏休み(横浜フランス映画祭2024) 4.7
7 コンセント 同意(横浜フランス映画祭2024) 4.7
8 ARGYLLE/アーガイル 4.7
9 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
10 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
11 システム・クラッシャー 4.5
12 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
13 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
14 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
15 アクアマン/失われた王国 4.5
16 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
17 マリア 怒りの娘 4.0
18 異人たち 3.7
19 ミツバチと私 3.6
20 ブリックレイヤー 3.5
21 ネネスーパースター(原題) Neneh Superstar (横浜フランス映画祭2024) 3.4
22 オーメン:ザ・ファースト 3.4
23 RHEINGOLD ラインゴールド 3.3
24 12日の殺人 3.3
25 インフィニティ・プール 3.3
26 ゴーストバスターズ フローズン・サマー 3.2
27 プリシラ 3.2
28 コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 3.2
29 コヴェナント/約束の救出 3.0
30 僕らの世界が交わるまで3.0
31 ゴジラ×コング 新たなる帝国 3.0
32 ブルックリンでオペラを 3.0
33 ストリートダンサー 3.0
34 カラーパープル 2.9
35 弟は僕のヒーロー 2.8
36 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
37 画家ボナール ピエールとマルト(横浜フランス映画祭2024) 2.7
38 Vermines(横浜フランス映画祭2024) 2.6
39 関心領域 2.6
40 タイガー 裏切りのスパイ 2.5
41 ジャンプ、ダーリン 2.5
42 人間の境界 2.4
43 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
44 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
45 マダム・ウェブ 2.3
46 落下の解剖学 2.3
47 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
48 哀れなるものたち 2.3
49 殺人鬼の存在証明 2.3
50 エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命 2.3
51 ザ・エクスチェンジ 2.2
52 DOGMAN ドッグマン 2.2
53 パスト ライブス/再会 2.2
54 リトル・エッラ 2.2
55 パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ 2.2
56 ボーはおそれている 2.2
57 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
58 瞳をとじて 2.2
59 ゴースト・トロピック 2.2
60 葬送のカーネーション 2.2
61 Here ヒア 2.1
62 美しき仕事 4Kレストア版(横浜フランス映画祭2024) 2.0
63 ハンテッド 狩られる夜 2.0
64 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
65 ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ
66 ゴッドランド GODLAND 2.0
67 キラー・ナマケモノ 1.9
68 ザ・タワー 1.9
69 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
70 マンティコア 怪物 1.9
71 潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断(イタリア映画祭2024) 1.9
72 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
73 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
74 デストラップ 狼狩り 1.6
75 No.10 1.5
76 VESPER/ヴェスパー 1.5
77 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5

番外
ソウルフル・ワールド 5.0
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
あの夏のルカ 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
犯罪都市 NO WAY OUT 4.5
DUNE デューン 砂の惑星 リバイバル 4.0
バジュランギおじさんと、小さな迷子 リバイバル 2.0
メメント リバイバル 2.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
貴公子 1.5
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版 1.5

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ego