マイ・ブロークン・マリコのレビュー・感想・評価
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可愛くて優等生のイメージの永野芽郁だが、 この映画の中では常にタバコを吸っていて、 破天荒で乱暴な言動が意外だった。ラストシーンはちょっと泣ける。
動画配信で映画「マイ・ブロークン・マリコ」を見た。
劇場公開日:2022年9月30日
2022年製作/85分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
永野芽郁
奈緒(本田なお)
窪田正孝
尾美としのり
吉田羊
タナダユキ監督作品は
ロマンス(2015)
ロマンスドール(2020)
百万円と苦虫女(2008)
を見たことがある。
シイノ(永野芽郁)はブラック企業で働いている。
お昼に中華料理屋での食事中、
店のテレビで見ていたニュースで親友マリコ(奈緒)の自死を知った。
マリコは幼少期から父親から肉体的、性的虐待を受けていた。
マリコが不幸過ぎて不憫だった。
そのことをシイノは知っていた。
マリコの実家を訪ねたシイノ。
マリコの遺骨の前に座り込んでいる父親(尾美としのり)
から遺骨を奪い、
窓から飛び降りて裸足で逃げ去った。
友達の遺骨をどうするのよ?
と思ったが、
とにかくそうしたかったんだと思う。
遺骨を抱えたシイノはマリコが
「海に行きたい」と言っていたのを思い出す。
列車とバスで海へ向かう。
そこで事件が起こる。
何このアクシデント?
と思った。
予想外過ぎる。
途方に暮れるシイノだが、
通りかかった青年(窪田正孝)に助けられる。
窪田正孝がいい人過ぎるだろと思った。
可愛くて優等生のイメージの永野芽郁だが、
この映画の中では常にタバコを吸っていて、
破天荒で乱暴な言動が意外だった。
ラストシーンはちょっと泣ける。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
やさぐれ永野芽郁ちゃん
映画が公開される時期に、色々と、芽郁ちゃんの本作品の役どころシイナのことが話題になってました。
普段はタバコを吸わない彼女が本作のために役作りでタバコのふかし方を研究したり、やさぐれシイナをどのように演じるか、いろいろ考えたそうです。
子どもの頃から芸能界でお仕事をしている永野芽郁ちゃんですが、私は世間の清純派のイメージより、今回のシイナのほうが勝手に自然に近そうなんて感じました。
芸能界にいたらみんなぶっ壊れるやろなーなんて思うからかもしれません(勝手な偏見)
たった一人の友人マリコが、ある日突然自死してしまう。マリコといけなかったまりが丘岬へと旅立つシイナ。
2人の思い出はけして楽しくてキラキラしたものではなかったのに、思い出す記憶の中のマリコはキラキラしている。
ぶっ壊れた世界で、生きることに疲れてしまったマリコが最後にシイナへ向けて書いた手紙にはどんなことが書かれていたのかな。
❝二度と会えない人に会うためには、
生きつづけるしかない❞
なるほどなぁ。
そうよねー。生きてりゃ夢で会えたり、思い出を思い出したりできるものね。
とても良い台詞ですね。
永野芽衣の新境地
原作を知らなかったので、それも少し確認してみた
映画としてのこの作品、少し現実離れした印象を持ってしまいました。確かに漫画をみると、多少ファンタジックな印象。悲しい物語が土台になっているので敢えてそういう雰囲気になっているのかなということは理解できます。でも、人が実際に演じるとなると、物語が物語なだけに結構リアルさを求めてしまうわけで、文字通り絵で描かれたような演出は極力切り捨てて欲しかったと、個人的には思います。例えフィクションであっても、内容は現実世界の写しだと知らしめるべきではと─。でもそれだと悲惨すぎる作品に仕上がってしまうのかも・・・とまぁなかなか難しいテーマを扱っているのだなぁとまじまじと思ってしまいます。そのテーマこそが何気に魅力的だったりするのですが。
色んなわだかまりはあったものの、基本的にはかなり興味をそそられました。それでもなお、永野芽郁の台詞回しとか演出にはどうも違和感を覚えてしまい、それがリアルさを感じない最大の要因であったりしたわけです。永野芽郁と奈緒の絡み合い─確かにそれだけでも見たくなります。だから、決して永野芽郁がミスキャストだとも思わないし、ラストのシーンなんて素晴らしいパフォーマンスで、あの部分だけでも泣けます。この作品の役は彼女にとってはかなりのチャレンジだったのでは─。正直、本当の永野芽郁さんはどんな人なのか分かるわけないのですが、明らかに役柄と彼女の人柄が全く乖離しているように思うわけで、それ故に相当頑張っている永野芽郁さんをそこに見いだしてしまって、作品に馴染んでいるようには見えませんでした。別に原作のキャラに寄せなくても・・・台詞にしてももっと自然でいいのに・・・たばこもあんまり似合わないな・・・なんて、色々と勝手な不満を持ちながら─。
漫画原作の作品が実写の映画になるまでには、想像以上の難しさがあるのでしょうねぇ
遺骨を奪い取るとこが一番胸熱。けっこう序盤。 マリコみたいな子って...
主人公女性の性格の演出に共感できない
役者さん達の演技に魅せられる85分
自宅レイトショーAmazonプライム『マイブロークンマリコ』
この作品は、予告が何気に衝撃的だったので観るつもりでしたが・・・・・
レビューと上映時間85分って事で配信待ちにしてましたが、年明けからAmazonプライムで配信スタート
食堂で昼食とってたらテレビのニュースで、親友マリコ(奈緒)の死を知る主人公永野芽郁演じるトモヨ
純粋で真面目って役の多い永野さんのヤサグレ感と、奈緒さんお得意の心壊れた演技は今回も見応えあり!
マリコの実家に行き遺骨を奪って旅に出るシーンが、予告にも使われてたシーンですが、あんな台詞があったとは・・・・
吉田羊さんや窪田正孝さんを贅沢に起用してるって部分もあり重い内容ながらあっという間の85分でした。
ラストのマリコの残した手紙の内容は気になりますが・・・
私的にアマプラで正解って感じかな^^;
主人公のグリーフワークがテーマ
生きてゆくことが最大の供養
違和感拭えず...
マリコのキャラ、ブレすぎ。
自殺した親友のマリコの遺骨と共にまりこが見たいと言っていた海を見に旅に出るトモヨの話。
私はシスターフッドものが大好きもうこんな映画大好きに決まってるのに、今作何かが違った。それも、マリコの置かれた環境や暴力や女性に向けられる視線やらは作中に確かに存在しているのに、その状況は全て宙ぶらりんのままマリコとトモヨの良い話に落ち着いてしまったから。
だから全体を通してリアリティが薄くすごくふわふわしてるなって感じ。例えば、トモヨの旅中、ひったくりに合うものの女性の一人旅にしてはトモヨが無事すぎる。ひったくりに合うものの、バイクからリュック取られて肩と腕無事すぎるし、居酒屋でおっちゃんに絡まれてるのに何故か次の日無事に船の上で爆睡してる。良い方に解釈するなら、マリコが守っていたとも思えるけど、それならひったくりにも合わないだろ。
そして、道中出会うマキオも偶然にしては会いすぎ。魚屋かなんか知らんが、さすがに断崖絶壁たまたま通りかかるかよ。歯ブラシ持ってるのも弁当くれるのも、お前は妖精なのか?そして引ったくりと女子高生がなぜあそこで出くわすのか。ご都合主義すぎる。
(ちなみに最近見た『SABAKAN』も少年2人だけの旅で、同じ人と何度も出会うけどちゃんと理由付けは納得行くもので、その人この仕事してればそりゃここにいるよねとかその人と繋がってれば出会うよねと納得がいくものだった。)
そして個人的に1番問題だなと思ったのは、トモヨのキャラが学生時代と現代でブレてる。学生時代は完全にサバサバして男気って感じだけど、現代はかなり永野芽郁ちゃんみが混入しすぎてる。特にトモヨの独り言がキャラブレブレに拍車をかけている。これ、漫画の吹き出しなら何の違和感もないのだろうけど、それを一人演技でやらせるとこうなるよ。
これも好意的に解釈するなら、トモヨとマリコの髪型が入れ替わっているように、お互いがお互いを取り込もうとしてた、だからマリコのあざとい性格がトモヨにも入り込んだとも見える。しかしそうだったとしても、劇中で何もそれが生きてないからな。
まぁでもひとつ共感出来たことと言えば、彼氏と別れた時とか自分が話を聞いて欲しい時だけ連絡してくる厄介な子って多いのよね。友達を都合の良い女として扱ってるの気づけ~。
痛々しいマリコの人生のストーリーを、全力で演じきった永野芽郁と奈緒の瑞々しい表現力に感嘆!
とにかく、永野芽郁、奈緒の演技力が期待以上にスゴかった!
シイノにとっても、自分の孤独を癒し、
生きがいのような存在だったマリコの突然の死
ぶっ壊れるしかなかったマリコとマリコの人生に
言葉にできない怒りを爆発させ、暴走するシイノを
永野芽郁が好演
正直、ここまでできるとは驚きだった
シイノのがさつな荒っぽさと、繊細で温かいところを巧みに表現していた
奈緒も、
つかみどころのあるようなないような
難しい役どころのマリコを
バカっぽくなりすぎず、暗くなりすぎず、
ビミョーに可愛らしさを加えながら、
これもまた、巧みに演じていた
ここに、アクセントの窪塚正孝!
通りすがりの人物でありながら
マリコを失った喪失感に打ちのめされる
シイノの心に「生きる」という気持ちを
再び思い起こさせる
その、出すぎず、引きすぎずの演技は
さすがの一言だった
見ていて気が滅入るようなマリコの人生も
この3人が演じることで、
ただ暗くて、救いようがない話で終わらず
生を実感し、日常生活があるささやかなありがたさ
を感じさせる、
希望をにおわせるラストへうまく繋がったと思う
ワイルドだろ〜!! 永野ちゃんが!!(笑)
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