きさらぎ駅のレビュー・感想・評価
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一番コワいのは人間だ!?
あまり期待していなかったけど、まあまあ楽しめました。
安っぽいストーリーといえば、そうかもしれないけれど、低予算の作品のわりには、けっこうインパクトがあって退屈はしなかったです。
恒松祐里の演技も悪くなかった。それから、意外に、現実世界のシーンの画(映像)は引きしまっていて、なかなか美しかった。
でも異世界でゾンビ(?)に襲われたりするのは、「あれが原因でこうなった」という因果関係がまったく見られないせいもあってか、全然怖くありませんでした。。
場当たり的というか、お化け屋敷的なドタバタした脈絡のない展開。後半は笑えるところも多く、「ひょっとして、これはコメディーなのか?」と思ったほどだった。
しかし、ろくなことが起きない異世界に迷い込むのもコワいけど、ふだんからナイフを持ち歩いている男や、わけのわからんおっさんたちと電車に乗り合わせてしまうこともかなりコワい。
そしてサトエリも……ね。
やっぱり一番コワいのは、人間という得体の知れない生きモノかもしれません。
都市伝説の方を調べてから観賞が推奨です。
『犬鳴村』と同じで、実際の都市伝説の話をキチンと拾って、独自の脚色をしつつ、新しい話にしてますね。
予想外に面白かった♪
ただ惜しいのは、特撮が時おり、ちゃちい…
演技も基本は上手いけど、たまに…
なので、厳しく減点。
でも、話としては星4つです。
惜しいな…
ちなみに、浜松の遠州鉄道は実在する路線で、浜松に行った時に乗った事あります。
久しぶりに浜松に行って、遠州鉄道に乗りたくなりました(笑)
たぶん、この都市伝説、この映画、の影響で、乗客が増えたのでは?
この都市伝説が、こんな有名になる前、初めてネットで読んだ時は、すごい衝撃でした。
どうやら、この都市伝説は創作っぽいけど、映画化までされるとは、話を作って書き込んだ人は誇らしいでしょうね(笑)
ネットに書き込まれた、実際の都市伝説の方を知らない方は、実際の方を読んでから観た方が面白いと思います。
僕は、実際の都市伝説の方が不可思議で怖くて好きです。
意外と面白い!たまにヒヤッと!イラッと!
きさらぎ駅への行き方
全体に漂うチープ感をスパイスと捉えるとするならば……悪くはないかも
『真・鮫島事件』の惨劇が記憶に新しい永江二朗監督の最新作だが、前作の反省点は大きく活かされており、役者の演技は悪くはないし、物語としても割とまとまっているが、観る側である程度の忖度が必要となる映画であることは間違いない。
2004年に流行った……といっても、主にネット民の中でといった感じだが、都市伝説「きさらぎ駅」というものがある。これは簡単に言うと異世界に迷い込んでしまい、そこから抜け出すには、法則を理解し、攻略するしかない……。といういかにもネットで盛り上がりそうなものだ。
「きさらぎ駅」に迷い込んでしまった者の一人称視点で展開され、その人物が脱出に成功すると、新たに迷い込んだ別の人物の視点に切り替わり、それがループし続けるというもので、まさにゲームのような画作りである。
令和ということを忘れそうになるほどのチープなCGが、予算と技術の都合をひしひしと感じさせる一方で、もしかしたら……と思うこともあった。それは「きさらぎ駅」の中の時間は2004年で止まっていることで、あえて2004年前後のCGのチープ感を表現したのではないだろうか。ということ。たぶん違うだろうが…….しかし、そう考えると本作はたちまち味わい深いものとなるかもしれない。
90年代~2000年代にかけて、サウンドノベルシリーズから発展して、一人称のホラーゲームが出回り始めた。映画化もされた「サイレン」や「零」といったシリーズもこの頃に発売されたものだ。
一人称視点という点でもそうではあるが、主人公が誰を助け、誰を犠牲にして、どう行動するかの選択によって、展開が変化してくるというのは、まさにゲームそのものである。
映画館のスクリーンでレトロゲームをプレイしていると思うと、妙な懐かしさも感じてしまうし、チープなCGが絶妙なスパイスとして機能しているのだ。
チープさに気を取られてしまいがちではあるが、そんなチープさこそが、今作のスパイスだと、ある程度の忖度をすることによって、観ていられる作品となるということ
惜しいっっっ!!
急な素の芹澤さんアップがいちばん怖い。
2ちゃんねるの都市伝説「きさらぎ駅」を卒論の題材にするために取材をしている女子大生が実際にきさらぎ駅の世界へと行く話。
きさらぎ駅に迷い込むのが2回繰り返されて、1回目は取材相手が体験したきさらぎ駅のエピソードをPOV視点でなぞっていくホラーテイスト強めのテンポ、2回目はその話を聞いた上で主人公が実際に体験していく攻略パート。
1回目のホラー描写はそんな怖くないとはいえ、POV視点なので急に出てきて結構びっくりする。でも私が1番怖かったのは駅に着いてすぐトイレどこか聞いてくる酔っぱらいのおじさん。あの人の顔って素で急に出てくると一瞬モンスターみたいな顔に見えるっていうの結構発明だと思う(笑)
そして2回目は全ての流れを知った主人公が次々に起こる恐怖現象をサクサクと回避していくのが気持ち良い。人間じゃないって分かってるから躊躇いのない暴力爽快だった(笑)ホラー×恐怖におののく主人公の若い女性ってお決まりだけど、本作それがないのが新鮮だった。
主人公が聞いた最後の脱出方法は、高校生の女の子助けようとするつもりでもいざとなると結局自分のことを優先することを見越した上での嘘だったのが胸糞悪いねえ。
破裂したおじさんの血飛沫はどうなった?
SFやホラーでよくある、何かをトリガーとして異次元に迷い込むというアイデア。『2001年宇宙の旅』ならモノリス、『マトリックス』なら赤いピル、『オズの魔法使い』なら竜巻、『死霊のはらわた2』なら死者の書、『ヘルレイザー』シリーズならキューブ、『ヒデオドローム』なら、変な電波をひろって観た変態拷問チャンネル、『ネバー・エンディング・ストーリー』なら終わらない物語という本、『不思議の国のアリス』ならetc…
そのトリガーを浜松の市電で表現して、サイレント・ヒル化した異次元の田舎に降り立つというホラーである。
そして、その世界は景色が暗く、被写体本人は映らないというサイレント・ヒルのプレイヤーそのものの視界。
その世界に出てくる登場人物達が化け物化したり、無惨に死んだりするのもサイレント・ヒルそっくり。
サイレント・ヒルのオリジナリティの1つとして、主人公が変わったり、その主人公が、ストーリーの進行上の行動の選択を変えることで、ストーリー展開と風景が変わってくるというものがある。ゲームの弟切草もストーリーの進行上の行動の選択を変えるとストーリー展開が変わるが、紙芝居形式で絵と文字を見せるだった。サイレント・ヒルは映像で風景が変わるからインパクトが全く違う。
『きさらぎ駅』もまさにそれで、始まりだけ同じのストーリーで1回目と2回目があり、1回目は、佐藤江梨子、2回目は恒松祐里。2回目はもちろん1回目の流れを知っているという筋書き。
少ない登場人物たちの化け物化や死をストーリーを知ってる人が防ぐことができたり、あるいは防いだつもりが結局は別の理由で同じ無残な結論になるという展開もサイレント・ヒル。
その浜松サイレント・ヒル世界の数少ない登場人物の昼間っからワンカップ飲んでるサラリーマン(現実にそんなやついないよ)のおじさんは、まず人として怖い。
きさらぎ駅のベンチで電車来たら教えてと言い放ったまま寝込んでしまう。その後、登場人物の1人が怪物化してグオーって声がした時点で、もっと怖がらないとおかしいのに、皆意外とあっさりして、とにかくここから移動しましょうと、みきさらぎ駅から離れていくと、おじさんだけそのままにして、みんな無視して線路づたいに歩いて移動。方角は誰も気にしてない。
その後、おじさんがいつの間にか皆に追いつき、その途端に何かに人体が侵されて膨らんでアベシ!あのアベシがCG全開で、物凄い勢いで人体全てが破裂したのに、血から内臓から全て綺麗に蒸発するというゲーム的世界の忠実な再現ぶりがやばい。サイレント・ヒルはゲームだからそれでよし!なのか?
そのほか、不良とその彼女とその子分の3人組の若者は、性格が悪いし馬鹿なので、どうストーリーが変わろうと何故か地獄の業火に焼かれてdead。
本田望結演じる女子高生が一番まともでかわいいので、生きてて欲しいと観客が固唾を飲んで見守るキャラ。1回目は、異次元から元に戻れるはずの光ゲートを潜ったのに、何故かゲートごと破裂でdead。佐藤が生還する。
これが2回目になると、ゲートを潜るとdeadしたと知っていた恒松が悪魔ぶりを発揮して、本田に先にゲートに行くようそそのかす!恒松は悪い奴だ。
そしたら、今度は本田が生還。恒松はワンカップおじさんと同じ目に。(ただし、初主演作で、まだ痛いけな女優さんなので、ワンカップおじさんのような無残な破裂はなし。)
意味がわからない。。。どうやら、最後まで善意で人助けした人が1人だけ生還できるようだ。光ゲートは関係ない。
それを知って3回目に臨む人は必ず生き残れるはずだ。
それにしてもおじさんと不良3人組は絶対生還無理のただのモブじゃん。
人に恥じないことしなくちゃダメ
恒松祐里はきっと出演作品選んでるだろうから間違いないとは思ってたけど、ホラーが苦手なので躊躇ってた。
観に行ってよかった。
このまま地味子ちゃん(地味子ちゃんはかわいかったです)かなと思ってたら後半はヒーローじゃん。
人の心の醜さがチラッと出てしまうところはさすが彼女、他の子がしてたらやらしくなってたかも。
CGのちゃっちいところや、演技・ストーリーも、異世界での記憶の再現ということだから、気にならなかった。上手い設定だな。
最後はサトエリに持っていかれちゃったけど、地味子ちゃんはやっぱり良かった。衣装なんとかならなかったのかな。もっとお洒落させてあげてよ、美人なんだから。
アジアの天使はインパクトのある顔してるなぁ。
人に恥じないことしなくちゃダメってこと教えてくれる
良いお話でした。
「案外」面白かった!
異世界との輪廻
最後が怖い
ジャパニーズホラー復活の狼煙か!?
2022年映画館鑑賞25作品目
6月19日(日)イオンシネマ石巻
1800円
監督は『ダウト 嘘つきオトコは誰?』『真・鮫島事件』の永江二朗
脚本は『鋼の錬金術師』『バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら』の宮本武史
遠州鉄道の列車に乗り行って戻って最終列車に乗ると異世界の「きさらぎ」という駅に行ける話
純子の話を聞き春菜も同じようにやってみてあっさりと行けたのだが
僕も若い頃に都営三田線沿いに住んでいて外で呑んだ帰りは寝過ごして志村三丁目を通り過ぎ終点西高島平にたどり着いたことはよくある
西高島平から志村三丁目で降りようとしたらまたしても寝過ごしてしまい板橋本町か板橋区役所あたりで気づくこともあった
今度こそはと志村三丁目を目指すがやっぱりたどり着くのは西高島平である
異世界にそう簡単に行けるわけがない
結局は西高島平から志村三丁目近くのマンションまで歩くことになるわけだ
決して異世界ではないが西高島平を降りて外に出るとここは本当に東京なの?23区なの?と最初は感じたものだが
都市伝説とか5ちゃんねるネタとか映画の題材として面白いわけないだろと思ったが案外悪くなかった
ダウトや鮫島は駄作だったので永江監督は無能だと思っていたがわりと有能かもしれない
きさらぎ駅は無人駅
周りに民家は数件あるが人がいる気配はない
遭遇する住人は人間のようで化け物だ
純子バージョンはカメラを止めるな目線というかその演出に疑問を感じたが春菜バージョンを観たあとではこれはこれで良かったと思う
車に乗せてくれるおじさんに二度ほどゾクッとした
ホラー映画でこの感じは久々だ
納涼にはまだ早いが侮るなかれなかなかである
大学で民俗学を専攻し卒業論文の題材として都市伝説「きさらぎ駅」について調査している堤春奈に恒松祐里
「きさらぎ駅」に行き7年後に戻ってきた元高校教師・葉山純子(すみこ)に佐藤江梨子
純子が勤める高校の三年生で「どんな時でも自分に恥じる行為はするな」がモットーの宮崎明日香に本田望結
大輔翔太と3人組の風体の悪い若い女・松井美紀に莉子
翔太美紀と違い見た目は悪くないが将太に逆らえないヘタレな飯田大輔に寺坂頼我
大輔美紀と3人組のリーダー格でナイフを振り回す危険人物の岸翔太に木原瑠生
ワンカップで酔っ払いのサラリーマン花村貴史に芹澤興人
進学の都合で純子と同居している姪の葉山凛に瀧七海
凛の友人・大園葵に堰沢結衣
「危ないから線路の上歩いちゃだめだよ」と話しかけ猛スピードで追いかけてくる怖いお爺さんに野口雅弘
伊佐貫トンネルを出た所で車で通りかかりこの場所は「比奈」だと教え病院まで乗せてくれる親切な中年男性に坪内守
低予算映画と侮れない。
製作費は1500から2000万円の間の邦画の最低予算だろうが、かなり頑張っている。
真鮫島事件がかなりつまらなくてがっかりだったが今作は面白い。前半は主観で臨場感を持たせて、後半の話のなぞりは客観でちゃんと見せるやり方が飽きさせずに見れる。ホラー要素も含んでいて楽しめる。後半のラストなどかなり雑なところや、女子高生を助ける感情などセリフにしているので伝わって来ない。82分と短いがもう少し人間関係等を描けば傑作になっていた予感があるだけに残念。
エンドロール後の電車の中で何故か不自然に黒布が掛けられているが、狭い車内なので機材隠しだろうが、そこに気づけないほどの没入感はない。
なんでやねんとか言わんといてや
「N号棟」のレビューでこの映画はパスかなとか言ってたのに、結局見に来ちゃいました。やっぱり月1~2でホラーは見たい。ごく稀に良作があるからさ。
でもまぁ、期待は全くしていません。なんたってジャパニーズホラーですよ?しかもあの、クソつまらなかった「真・鮫島事件」の監督ですよ?不安で仕方なかったけど...なんと、面白かったです笑笑笑 今年一のホラー映画。まさかまさかの良作でした。
何がいいかって、この尺の短さ。
ポンポさんも言ってました。映画は90分以内であるべきだと。ホント、その通りですよ。ホラーなんて特に、ダラダラ話を引っ張っても面白くなる訳が無い。でもこの作品は、全てが潔い。くどくないし、見ていてキツくない。ホラー映画のあるべき姿!端的で分かりやすい!でも、見応えがある!ああ、これだよこれ。こういうのが見たかった。
相も変わらず、怖くはないんですよ。
人が死んでいくシーンなんて、なんだこれ感半端ない。重い雰囲気も感じられなかったし、あまりよく分からない。けど、普通のホラーとはかなり違う。こう来るだろうな...と思っていると、想像の斜め上行くため、怖くは無いものの、ビクッとはしてしまう。してやられたって感じでした笑
ツッコもうと思えばいくらでもツッコめる。
それはないだろ〜って言うシーン、何故こうなるのかというシーンがたんまりあるんだけど、これに関しては気にしたら負けだと思う。訳分からんわ!とか言わんどいてください。普段だったらこう言うところに対してボロくそ言うんだけど、本作に関しては対してその要素が重要ではないかなと。あくまでも都市伝説。作られた話。実話ではないよ、映画だよ、ファンタジーだよ、ということを頭に入れとけば受け入れられると思う。
ループもの、夢オチ、というのは良くあるけど、これは全く新しい。過去の過ちの逃れ方が逃げると言うよりも潰す感じだし、それも少しポップでとても面白い。前半は完全にフリ。前半で仕掛けられた様々な要素が後半になって生かされていく。一人称視点のまるでバイオハザードのようなゲーム感覚から、第三者目線のリアリティのある映像に。この緩急が非常に見応えがあって、音楽とともに気分は最高潮。話を聞いて知っているから、テンポは格段に良くなる。ホラーってよりもミステリー味が強いかな。「世にも奇妙な物語」ぽい。
いや〜、よく出来た映画でした。
久しぶりにラストに驚かされましたよ。こういうのが大好きな私にとっては大満足!
期待していなかったのに、めちゃくちゃ面白かった...。これだから映画はやめられないってばよ。
面白ろかった
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