われ弱ければ 矢嶋楫子伝
劇場公開日:2022年2月12日
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解説
まだ女性がひとりの人間として尊重されることのなかった明治から大正時代にかけて、女子教育や女性解放運動に尽力した矢嶋楫子(やじまかじこ)の生涯を、日本最高齢の女性監督・山田火砂子が映画化。原作は三浦綾子の同名小説。主人公の矢嶋楫子役を常盤貴子が演じた。洗濯のたらいも男女を分けるなど、社会に極端な男尊女卑があった1833年(天保4年)に、現在の熊本県に生まれた矢嶋楫子。25歳の時に武士の夫と結婚するが、夫はたびたび家族に暴力をふるい、身の危険を感じた楫子は、子を連れて家を出て離縁状を叩きつける。時代は明治となり、上京して小学校の教員になった楫子は、女子学院の院長を経て、一夫一婦制や婦人参政権、禁酒、廃娼運動など、女性の地位向上を目指して多くの活動に関わっていく。「筆子・その愛 天使のピアノ」や「山本慈昭 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」でも山田監督とタッグを組んできた常盤貴子が楫子を演じ、楫子の生涯に影響を与える兄・直方役で石黒賢、夫・七郎役で渡辺いっけいらが共演。
2022年製作/110分/G/日本
配給:現代ぷろだくしょん
劇場公開日:2022年2月12日