「【”家族はどんな時でも、いつも一緒。そしてそのためには退行催眠療法を・・。”今作は、嫌ーな気分が鑑賞後にズッシリ残る”鬱映画”である。ホラーチキンには、これ位が限界です・・。】」この子は邪悪 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”家族はどんな時でも、いつも一緒。そしてそのためには退行催眠療法を・・。”今作は、嫌ーな気分が鑑賞後にズッシリ残る”鬱映画”である。ホラーチキンには、これ位が限界です・・。】
ー おかしいのは、自分なのか、周囲なのか・・。-
■5年前の家族で遊園地に出掛けた後の帰り道。家族は交通事故で、長女花(南沙良)のみ身体的に無事であったが、心理療法医院を営む父、司朗(玉木宏)は足に障害が残り、母・繭子は寝たきりに、そして次女は顔に大やけどをして、”助清”のような白い面を被っている・・。
◆感想
・序盤から、不穏な空気が半端ない。
団地のベランダで柵をかじる男。
おかしな目付きで添われる若い女・・。
ー これが、後半一気に意味が分かるのだが、非常に嫌な気持ちになる。-
・ある日、司朗が”奇跡が起こった”と繭子(桜井ユキ)を連れ帰るが、花は違和感を覚える。一方、次女は大喜び。
ー ここも、後半一気に意味が分かるのだが、同じく、非常に嫌な気持ちになる。-
・花は昔一緒に遊んだという少年、純(大西流星)と話すうちに、純が調べた父の秘密に気付いて行く・・。
■怖かったシーンは多数だが、
(ホラー・チキンなので、”あんなのが、怖いのかよ!”と言わないで下さい・・。)
1.昼寝していた母の黒子を花が拭いた時に、黒子でない事が分かるシーンと、母の眼がインフィニティのように、八の字に回るシーン。うわわわ・・。
2.父が明るい顔で”入れ物を入れ替えただけだよ。”と言うシーン。
ー 退行睡眠で、記憶を入れ替えるねえ・・。-
そして、”子を虐待していた人を治療した・・”と言って、ウサギを出すシーンと、背後の多数のウサギが飼われている光景・・。
玉木宏さんの爽やかな笑顔が、あんなに怖いとは思わなかった・・。流石だなあ。-
<鑑賞後の嫌ーな気分が、暫く残りそうな今までにないタイプのホラーサスペンス”鬱映画”
発想の奇抜さや、ラストの司朗が営んでいた心療内科の周囲で多数のウサギが、動き回る画の気持ち悪さ・・。
いやいや、参ったなあ・・。>
こんばんは☺️
若い女性のお客さんが多いなと思っていたら、なにわ男子の大西くんがキャスティングされていて納得。集客に貢献していると感じました。目立った何かをする訳ではないのに強く印象に残っている南沙良さんの不思議な存在感が個人的には気になりました。