N号棟のレビュー・感想・評価
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警察呼べば良いやん。
荻原みのりさんを初めて認知したのは「表参道高校合唱部」だった。絵に描いたような「地味系美人」。そう言えば芳根京子も表参道で知ったし、森川葵もだす。森川葵が大好きなのは、あの第一話があまりにも良過ぎたからだと思う次第。志尊淳も高杉真宙もいたよ、そう言えば。凄いな、合唱部w
さてさてさて。
目当ては荻原みのりです。ひたすら彼女です。かつ連荘の勢いでの鑑賞です。どんな映画かも分かってませんし、タイトルさえ知らずに見てます。
己のうっかり具合を後悔し始めるまで2分ですよ。あ。これはアレか?ホラーか?ビビるヤツか?し、ま、つ、たーーー!
後悔先に立たず。腹を括ってみのりちゃん。
でしたが。
言うほど怖くなかったw
思えばですよ。ホラーが怖くなければならない、なんて誰が決めたんですか?ただ、題材が霊的世界なだけで、泣かすヒューマンドラマやワクワクのサスペンスでも良い訳で。
いつの間にか、怖がらす為の「お化け屋敷クオリティ」や「超常現象のスケール」を競う様になってすまって。て、なんで訛るw
何にしても、ラストナイトインソーホーしかり、必ずしも怖さを強調する必要は無いと。CG・VFXの多用を無駄だと思えるホラーがあっても良い。
なんてなんてなんて。
そんな事、と言うか、エクスキューズが脳裏に浮かんだりして。
この映画、お化け屋敷ネタは、マックロクロスケと「ヘルハウス」的なミイラちゃんくらいですから。
個人的には、この脚本は結構好きです。おまわりさーん、この子、人殺しでーす!イヤ、少なくとも人を刺しましたー!と、チクリたくなるラスト。
伏線回収も鮮やかで、割と満足出来ました。
まあまあの映画
幽霊団地と噂の廃団地に、卒業制作のロケハンに出かけた大学生3人でしたが、そこには死後の世界と心霊現象や魂の存在を信じる心霊系のカルト集団がいて…云々なホラー・ムービー。
萩原みのり演じる主人公の女子大生は、死恐怖症という精神疾患を抱えながらも、カルト集団に取り込まれて行く友人をよそに、不可解な心霊現象やカルト集団を相手に、孤軍奮闘するんですが…。
ホラー映画の美味しいギミックが満載な割には、大して笑えなかった…いや、怖くなかった(笑)
題材、設定は良かったんですが、ちょっと空振り気味…という印象の作品でした。なんか惜しい(笑)
*そもそもこのカルト集団があまり不気味でないというか怖くない(笑)…リーダーらしき筒井真理子も、なんか良い人っぽい感じが抜けないというか、あまり狂気を感じない…。作品の雰囲気全体に言えますが、"弾けて"ないし、空気感が伝わって来ない…舞台設定は如何にも"それ"っぽいですが…。
*筒井真理子の部屋のカーテンの奥にいた"もの"は、なんか『ヘルハウス』を思い出したけど、あんな変なミイラじゃ、笑えもしなかった…。
なかなか辛辣に言い放ってしまった(笑)
…日本のホラーは最近ほんと面白くない…。
*この作品、昔の特撮もののように、「実は、筒井真理子さんは、こんな作品にも御出演でした!」というレベルで語り継がれて行く作品かも知れません…笑
Nは肉体のN
予告は結構好きなタイプな作りで割と期待していたものの、評価はかなり悪し。まぁ、期待していると言っても日本ホラー映画は★2.5が普通と思って見ているので、それより高い評価を付けれたらいいかな程度。結果的には普通よりはよく出来ていて、まぁ嫌いじゃないくらいの映画でした笑 内容の規模感で言えば、2月に公開された「真・事故物件 本当に怖い住民たち」と同じくらいだけど、こっちの方が断然真面目に作っているし、断然本作派。割と上映館も多いし、作品の規模感だとホラーにしては大きい方なのかも。ストーリーも至ってシンプルで、捻りがないっちゃないんだけど、テンポはいいため退屈せずに楽しめました。 胡散臭くて雰囲気はいいんだけど安っぽさは否めない。無理があると言うよりはバカにされているような気になる。ベースは凄くいいんだけど、見せ方の下手さとか説明の無さが多く見られてもったいない感じに。やっぱりどういうこと?が多いホラー映画はちょっとキツイです。良作になる可能性を秘めていたんだけどなぁ。 結局グロに走っちゃうのも邦画ホラーあるある。 なんかテーマとはブレている感じがして、グロイのは基本的には大歓迎なんだけど今回は違った。もっと上手い終わり方はなかったのか?期待していたことはやってくれたけど、それからの展開が微妙。一応ホラーなんだから、グロいで怖がらせるのはやめよーや。 でも、本作の見どころはなんといっても筒井真理子。 萩原みのりもなかなかの演技力で彼女の良さを引き出せていたけれど、筒井真理子はそんな主人公を食うように魅力爆発。不気味で怖くて恐ろしい。この作品にピッタリの役者で最高に良かった。筒井真理子の気味の悪さをみれただけで満足です笑 まぁまぁ、割と好きでしたよ。 主題歌、雰囲気にあっているかは別として、めちゃくちゃカッコよくて惚れました。 日本のホラーは今年度は中田秀夫監督×相葉雅紀の「それがいる森」とか橋本環奈の「カラダ探し」とかかなぁ。きさらぎ駅はつまらなさそう過ぎるのでパスで笑
怖さはなかなか、オチが意味不明
正直途中までは結構怖かった。(自分がホラー苦手というのもあるだろうが)
しかし、クライマックスいよいよカルト教団の秘密に主人公が気づいて・・・ってあたりから急にごちゃごちゃし始めてよく分からないまま終わってしまった。
結局あれはbudエンドという解釈で良いんだろうか。
単純に主人公が同行者の洗脳を解いて団地を脱出という展開で良かったと思うんだが、そして植物状態?のお母さんについてちゃんと区切りをつける方が気分良く後にできた気がする。
他の方も指摘していたがミッドサマー的な後味の悪さを目指していたんだろうか。
なんだこりゃ(´д`)
わしゃホラーを観に来とんじゃ! ホラーをみせなさいよಠ︵ಠカルト?? ミッドサマー要素なんか入れるからおかしくなる。 ならばいっそ18禁にして陰毛飲ませるくらいやってみろと。加えて黒沢清エッセンス入りの二重苦。(自己満監督→「回路」で懲りた) やめてくれ(ノ`Д´)ノ彡┻━┻ 最後にわざとらしく当時の記事を出してますが、 実話を元にするなら検証(集団ヒステリー説アリ)とか インチキ霊媒師騒動とかをやってもらった方がマシ。
偉そうに言えば惜しいと思う
ホラーテイストを加えて死や霊の存在感について描こうとした作品 そのためにはホラー演出をある程度排除して死生観と霊の存在をしっかり描けば良いはずだけど設定の掘り下げがイマイチな上どこに焦点を絞ってるのかわかりづらい 廃団地の意味不明な風習の演出に終始し、人が住んでる理由、自殺するタイミング、霊と死を受け入れている住民が何故パニックになるか、赤と白の意味、見える霊と見えない霊の違い他多数の部分がぶん投げられたままで最後までピンとこなかった 方向性はヘレディタリーやミッドサマーだと思うけど質はかなり落ちる 夕闇通り探検隊のオマージュなら残念だけど
和製ホラーでは一番かも
ここの低評価であまり期待していませんでしたが、異世界に引き込まれるかのようで、終始ハラハラドキドキしっぱなしでした。生死の観念も考えさせられる作品です。 物語に無駄がなく、萩原みのりさんの演技も素晴らしかったです。ラストもなるほどねと思いました。 ちなみにミッドサマーも映画館で観ましたが、こちらの方が面白かったです。
ユクエフメイ
全体的にホラー少なめな2022年、実話を元にしているとはいえ、オリジナルのホラーが観れることにまず感謝して鑑賞。GW効果もあり座席は8割くらい埋まっていました。
可もなく不可もなくって感じのホラー、というかオカルト映画でした。
・登場人物たちの行動が意味不明
主人公はじめ言動と行動が一致していなかったり、精神状態が不安定なんじゃないかと思えるくらい不可思議な人ばかりでした。
主人公は浅く広くの交流を多くの人としており、自己中ワガママという現実にいたらいくらルックスが良くても嫌ってしまうような人でした。他人をモノとしてしか見てないんだろうなと思うくらい振り回しますし、心霊現象を撮れと強要しますし、無惨に野垂れ死んでもそんなに何も思わないくらいのキャラでした。
元カレは割と真っ当な判断ができていましたし、宗教へと染まった理由もありえない出来事が目の前で起こったからなのでそこにも信憑性はありました。ただ、現彼女はどうも宗教に染まるのが早くて、いくらその人の心が弱いとしても染まってから恫喝する側に回るの早すぎじゃね?と不思議に思ってしまいました。謎ダンスの習得も面白いくらい早かったですし、これはギャグとして楽しんだ自分がいました。
宗教の長的な女性も何言ってるんだろうなーと思っていましたが、そりゃ自分の信じているものが全て他人に伝わる訳はありませんし、互いが互いを理解できないのは仕方ないなとぼんやり見ていました。この人の死についての考えは分からなくもなかったです。あと全体的に沸点の低い人達の集まりなのでキレ散らかしまくります。低予算ホラーではもうお約束なんですかね。
・極薄ミッドサマー
完全にミッドサマーをしたかったんだろうなーと思うくらいのオマージュっぷり。投身自殺だったり奇妙なダンスだったり、でもどれも狂気的とまでは言えず、取ってつけたような粗っぽさが目立ちました。オカルトにもホラーにも振り切れなかった結果かどっちつかずの作品になってしまった要因です。
・駆け足&置いてけぼりの終盤
中盤からやたら意味深な描写を繰り返していたのですが、それが終盤一気に爆発していきました。逃げれるんじゃない?というくらい周辺の地域のライフラインはしっかりしていそうなのに、謎を暴こうとしますし、その謎は人肉を食べたり血抜きしたりして食材提供している実態ですが、これも描写として触れるくらいですし、ここがメインテーマの方がまだ面白くなったんじゃないかなと思ってしまいました。
PG12のレーティングはこの血抜きの描写だったり、肩にアイスピッケルぶっ刺したりしているからやろうなと思いました。投身自殺の方だと思っていたのでちょっとモヤモヤ。
最後も主人公は撹乱させようとしているのか、それとも本気で長の事を信じて死後の世界を体験しようとしているのか、そこが全くわからず置いてけぼりにされました。最後自身の母親の息の根を止めて再会したとか、教授が突然いなくなったとか、考察してくれ!と言わんばかりのぶん投げエンドでした。
ちゃんと104分観たはずなんですけど面白いくらい記憶がうっすらとしか残ってない作品です。最後のシーンハチャメチャなくらいのスプラッターになるんじゃないかと期待した自分もいましたがそうはならず。南無阿弥陀仏。
鑑賞日 5/1
鑑賞時間 13:25〜15:20
座席 F-10
前半星⇒残り30分すぎからグダグダ
同じような団地を舞台としたホラー映画だと、「クロユリ団地」や「仄暗い水の底から」がありますが、本作品も前半は寂れた団地を舞台に暗い雰囲気を漂わせており、程よく楽しめました。 が、上映時間残り30分すぎに至った段階で、「あれっ?これ残り時間で収集つく???」と嫌な予感がプンプン漂ってきました。 案の定、「オチは観覧者の解釈に任せます」と言った感じのちんぷんかんぷんで終わります。 イオンシネマの割引dayで観ましたが、フルプライスだったら後悔して少し落ち込むレベルでした。残った印象は、何回か映っていた姿見が、私も昔持っていたニトリのものじゃない?と思った、疑問くらいです。
なんかちぐはぐ。
セリフと行動とストーリー展開となんか全てちぐはぐ。流れに納得出来るところが全くない。オープニングの表題までのキャンパスライフから最後までそんな感じ。変に死後の世界絡めずストレートにお化け屋敷話にした方が数万倍まし。
よくわからない物は食べるな
なるほど……和製ミッドサマー。 一見、ありきたりなホラーの道を通りつつ……中身は全然違う。舞台感もありTRPGを見てる気分にもなる。 今が朝なのか夜なのか、生きてるのか死んでるのか分からない団地…あの団地騒動から、よくこんな物語が生まれるなとびっくり。 赤い服の人と白い服の人である区別があると途中から思ったんだけどどうなんだろう?それ踏まえてもっかい見たい気もする……考察を色々読みたくなる作品。 あと……赤い食べ物はもちろん、中身を頑なに見せてこないマグカップとか……意味の分からないところで出された、材料が何かもわからない物を食べるな飲むなは常識だろ……
怖くも無く意味不明なだけ
心霊現象で話題となった廃団地を知り、死恐怖症の女子大生・史織は、同じ大学に通う元カレの啓太と今カノの真帆に同行し、興味本位で行ってみた。外からはわからなかったがそこは廃団地ではなく、多くの住人がいて、史織たちの前でポルターガイストや住人の飛び降り自殺が起きたりしたが、住人たちは騒ぎもせず、普通に振る舞っていた。啓太と真帆は住民に洗脳されてしまい、追い詰められた史織は自殺者が運び込まれた建物内へ入り込むとそこには・・・みたいな話。 萩原みのりの無鉄砲な行動に???になり、刺されたはずの山谷花純、倉悠貴、筒井真理子なども生きてたり、何が起きてるのか訳分からなかった。 怖くも無く、暗くて状況がよく分からず、意味不明なだけだった。 実話を元にしたらしいが、どこまでが実話でどこがフィクションなのかもわからんし、何を観客にみせたかったのだろうか? 合わなかった。
あまり刺さらなかった
今年上半期公開の数少ないJホラー 期待してましたが ちょっと残念 そして見ててちょいちょい宗教みたいな雰囲気がどこかミッドサマーを思い出しました。 でも比べものにならないものでした 終始 ??? 理解力がないからかもしれないですが あと幽霊の描写が笑っちゃいました笑 そして寝てるシーンからジャンプスケア?って言うんでしょうか 急にワァー見たいな驚かせるシーンがありましたが 何がしたいんだろうとそっから思考停止してしまいました。 評価は低めです そしてちょっとグロいので注意ですかね
【“生と死の境目”タナトフォビア(死恐怖症)を抱える女子大生が、廃団地に住むパラノイア集団と遭遇して・・。アリ・アスター監督の「ミッドサマー」を換骨脱退した作品。筒井真理子さんの笑顔が怖すぎます。】
ー 私は、チキン故にホラー映画は滅多に映画館では観ない。理由は分かっていて、10年前まで行っていた登山で、数々の心霊現象(特に、無人小屋でのポルタ―ガイスト現象)を経験しているからである。
が、今作に筒井真理子さんが出演されると知り、勇気を奮って鑑賞した・・。-
◆感想
・岐阜県富加町で、かつて起きた”幽霊団地騒動”がベースになっている今作だが、冒頭シオリ(荻原みのり)が、大学の講義で“生と死の境目”をテーマにした授業で教授(彼は、ラスト、意味深な失踪を遂げる)から課された”生と死”についての考察をまとめたレポートを提出する。
ー 常に抗鬱剤と思われる薬を服用するシオリを描いたイントロと、ラストの繋がりは良い。-
・元カレのケイタとケイタの彼女カスミと嫌々ながら、岐阜の廃団地に赴くシオリ。だが、そこには複数の(多くは)白い服を着た複数の人達が住んでいて・・。
ー そして、起こるポルタ―ガイスト現象。グッと我慢して鑑賞続行・・。ふう・・。-
・そして、廃団地に住む人々を束ねるカナコ(筒井真理子)が登場。笑顔を浮かべつつ、三人を迎えるが・・。
ー ラスボス登場である。筒井真理子さんの笑顔の怖さを知ってますか・・。知らない方は「よこがお」を見る事をおススメします・・。-
・心霊現象の中、ベランダから飛び降りる夫を”殺した”母と子。けれども、廃団地の人々は何もなかったかのように、翌日、パーティを開く・・。
何かがオカシイと気付いたケイタとカスミは逃げようとするが・・。
ー マタマタ、笑顔を浮かべたカナコが登場。笑顔で、カスミの腹部を刺す。-
■ここら辺のストーリー展開が粗いのは、残念。ベランダから飛び降りた母と子から血を抜き取る作業をする男。だが、彼は”言われた事をやっているだけ‥”と言い、この後は曖昧に・・。
・カナコが死と生に壁は無いと信じた、且つて自殺した腐乱した夫が揺り椅子に座っているシーン。そして、シオリに起こるポルタ―ガイスト現象。(ちなみに、ケイタとカスミは、とっくにパラノイア集団に洗脳されている・・。)
そして、カナコの表情が一変して、シオリに”死ね!”と言葉を叩きつけるシーン。
- 筒井真理子さん、怖すぎます・・。-
■で、コレマタイキナリ舞台は東京に・・。(全くもう!)
・カナコは生命維持装置を取り付けられた母の病室を訪れ、装置を外す。そして、カーテンの陰から現れた母と抱擁する。
- カナコが廃団地で経験した事により、死後の世界はあると信じ、行った行動である。少し沁みる・・。-
<ストーリー展開が粗い部分も多々あるが、カナコがタナトフォビア(死恐怖症)を抱える理由や”生と死”について拘る理由が氷解したラストと冒頭の繋がりは良かった作品。
それにしても、筒井真理子さんの笑顔は怖いなあ・・。>
せっかく萩原みのりさんが主演なのに😆
監督は、筒井真理子さんに「人類の歴史が証明してる」と言わせたり、デジタルカメラにアレを写させたりしてました。 ということは、心霊現象は存在証明が出来るものであると言いたかったのでしょうか。そういう主張が見え隠れしてるからどうしても胡散臭くて、怖さよりもバカらしさのほうが印象に残ってしまいました。 個々人の感性として、幽霊やUFOを信じることは否定しません。私だって小学生の頃にUFOを見たことがあります。矢追純一さんの番組や中岡俊哉さんの『恐怖の心霊写真集』などが好きでしたからね。錯覚や思い込みから何か見慣れないものを〝ソレ〟と感じることは誰にでもあり得ることだし、神秘的な存在、或いは精神世界に通じるものとして認知することは人間社会に文化的な厚みをもたらします。 でも、そのことと科学的根拠に基づく存在証明はまったく別物。 それを見たと証言する人はたくさんいるけれど、証明したという話は聞いたことも見たこともありません。 ラストの展開もそういう主張に沿ったものに見えて興醒めでした。 いるいない、信じる信じないの対立軸で作られたホラー映画なんて誰も見たくないと思うのですが。 〝本当に実在するから怖い〟のではなくて、人間の精神世界が生み出すものだからこその神秘性や歪んだ理解が巻き起こす現象として一捻りして欲しい。 ITや貞子は、それこそ人類が歴史的に経験してきた潜在的な恐怖や想像力の産物、象徴として描かれているから怖いのです。
来たるべきその時
大学の卒業制作でホラー映画を製作することになった元彼とその彼女にくっついて、生死を考える不眠症な主人公が岐阜県の廃団地を訪れて巻き起こる話。 ロケハンに訪れた廃団地には何故か人が沢山住んでおり、そこで起こる怪奇現象や、彼等からのおもてなしに飲み込まれて行くけれど、そんな怪しげなものよく口に出来るね君達は。 それ以前に何でこんなトンデモ3人組設定にしたんだかw 登場人物のキレるポイントが良くわからないし、言ってることがメチャクチャだし、取り込まれる理屈も判らないし、死ぬことはなんちゃらかんちゃら…ならば自分が死ねば良いのにと思っていたら、ちゃんと主人公が突っ込んで、でも流されて、と消化不良。わざわざ戻る理由も良くわからんし。 そしてラストも、そこは主人公は演技で良かったんじゃ?やっぱり演技?じゃなかった?って訳の判らない連続ひっくり返し。個人的にはつまらない方のオチで残念だった。 幽霊なんている訳ないという主人公vs.カルト集団なら、それはそれで不気味だし面白いと思うけど、実際にオカルトな方向が強くなってしまうと…ねぇwしかもなんか中途半端だし。 クビは唐突過ぎて笑ってしまった。
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