「ウディ・ノーマン君の演技力に驚いてばかり」カモン カモン bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ウディ・ノーマン君の演技力に驚いてばかり
昨日見た『パリ13区』と同じく、モノクローム映像なんだけど、ドキュメンタリータッチのせいか、怒涛のように眠気が襲ってくる。ジェシー役のウディ・ノーマン君の恐ろしい演技力に感心しながらもウトウトしてしまう。
ジョニーの甥っ子であるジェシーは、繊細で感受性がものすごく鋭い。観察力や洞察力も並外れているため母親の嘘や叔父さんの言い訳なんか簡単に見破ってしまう。それでいて甘えん坊で、ワガママなところは普通の少年と変わらない。自分だったら、こんな甥っ子を半日預かっただけで、ギブアップ。
ジェシーのパーソナリティが、ウディ・ノーマン少年の気質そのものとしか感じられない。彼の演技でそれを実現していたとしたら驚異的としか言えない。ラストでの自然な演技も末恐ろしい。
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