「正義の味方、正義の見方」やまぶき Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
正義の味方、正義の見方
岡山県を舞台に、とある2つの家族の姿をみせるお話。
親の借金で乗馬競技の夢を諦めた韓国人男性と一緒に暮らす訳あり母子という家族。
憲法第9条に纏わるサイレントスタンディングをする、母親を亡くしたJKと刑事の父親という家族。
接点のありそうにないそんな2つの家族のそれぞれをみせていくのかと思ったら、ひょんなことから間接的に交わって…。
韓国人目線でいうと結構シリアスなんだけれど、妙にポップなBGMが流れたり、JK側では想いを寄せる男の子のそりゃそうだwな主張があったり。
まあ、最初の絡み方がほぼコメディだからそうしないと辛いか。
悪人には鉄槌を、ミスや一瞬の気迷いには目こぼしを、そんなスタンスを感じる群像劇的なところにアイデンティティや主張と正義と、そして優しさとというフォローをみせる自分と向き合わせる作品なのかな。
抽象的な作品は抽象的な感想になってしまいますね(汗)
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