「働く女子のポジティブワーキング」マイ・ニューヨーク・ダイアリー 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
働く女子のポジティブワーキング
東海岸からニューヨークにやってきた作家志望のジョアンナは、出版エージェンシーに就職する。彼女は上司のマーガレットに説教されまくり。普通そうでしょ。
プラダを着た悪魔的な展開を想像してたんだけど、仕事的にはそれほど厳しくなかった。邦題の通り、ジョアンナの日常を日記に描いてる感じだったかな。失敗してもそれ程落ち込んだ感じもないし、彼氏と同棲してるのに他の男友達と仲良しだったりと、妙にリアル。
最初に引っかかったのがこの仕事、作家と出版社を繋げるエージェント。アメリカにはこんなのあるの?何で出版社が自分でやらないのよ。
あと演出で、会った事もない手紙の相手の映像や、想像だか現実だかよく分からない人物達。クスッとは笑えるけど、必要だったかな?
最後にジョアンナが夢を叶える展開なんだけど、なんだか軽すぎかな。てな感じで、ポジティブ思考で楽しいので、将来の夢を持っている若者にオススメだよ。
自分的には、出てくる作家や作品の事が分からないのが多かったので、邦画でリメイクして欲しい。そうすればもっと楽しめるはず。
LSさん 確かにその考え方もありますね。
映画の中ではお金の話はなかったような記憶ですが、その代理店は作家から委託金、出版社からは紹介料もしくは契約金を貰って商売をしてるのかなぁ?
難しそう〜〜。
賃貸アパートのオーナーを想像してみてください。各部屋の入居者と直接やりとりする、空き部屋が出たら各メディアに広告を打つ……これを代理してくれるのが管理会社です。
作家も同じで、相手が一出版社だけならまだしも、複数いればやりとりも大変で時間もとられますが、エージェントをはさむことで創作に集中できる。出版社から独立しているので、次作をどの社から出すかについても、少ないしがらみでより作家にとってベターな選択肢を得られる(金銭面だけでなく、装丁や売り方なども)、といったメリットがあると思います。
こんばんは、確かに「エージェント」明らかに1ミリもいらない仕事ですね。だからアメリカは「ペーパバック」のような粗雑な紙の、粗雑な編集、粗末な装丁の「残念な出版文化しかない」のだと思いました。😊😊