「サクセスストーリーかと思いましたが違うようです。一人の女性のニューヨークでの行動を書き記した作品です。その意味では「ダイアリー」と付けた邦題は言い得て妙かもしれません。」マイ・ニューヨーク・ダイアリー もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
サクセスストーリーかと思いましたが違うようです。一人の女性のニューヨークでの行動を書き記した作品です。その意味では「ダイアリー」と付けた邦題は言い得て妙かもしれません。
ポスターを見た第一印象が爽やかな感じだったので
観てみましょうということで鑑賞してきました。
シガニー・ウイーバーが出ていたのも理由かも。
舞台は90年代のアメリカ。
作家を夢見る少女が西海岸の街から
憧れのニューヨークへ。
ふんふん。
少女のサクセスストーリー なのかな、と
思ってみていたのですが…。
時間が進むに連れてそうでもない気がしてきまして…。 ふむ
この主人公の行動を分析してみると
1)西海岸の街からニューヨークへ。
2)仕事上の越権行為 (勝手にファンレターに返信) をやらかし
3)怒ったやってきた返信相手に誠意の感じられない謝罪をし
4)ニューヨークで同棲中の男にも一方的に別れを告げ
5)仕事で認められた直後に辞めると言い出し
…
う~ん
笑った顔は魅力的だし
行動力もあって大変素晴らしいキャラなのですが
こうしてみると実は
「自己中心のオンパレード」 で出来た作品
なのかもしれません。
この作品が楽しめるかどうかは
ヒロインの行動に共感できるか否か
そんな気がします。
その点で私にはちょっと… な作品でした。 …残念
※
この女性を 「素敵な女性」と呼べる人というのは
本当に「太っ腹な大人」 でないと無理かも
そんな事も思うのでした。 …ふぅ。
◇ あれこれ
サリンジャー
名前だけ知っていて、全く読んだことがありません。
90年代のアメリカで
そんなに人気があったと言うことに驚きました。
ちょっとびっくり です。
サリンジャーの作品と人生を理解した上で観ると
もっと評価の視点が変わるのでしょうか。
サリンジャー その2
サリンジャーが読者に与える影響の大きさ
たとえば最近の時代だと 「村上春樹」
そんな感じの作家なのでしょうかね うーん。
熱心なファン(いわゆるハルキスト)は世界中にいるようですし。
(こちらは数作読みました。 「羊をめぐる冒険」 とか)
紫煙たなびく場面
喫煙シーンが多いのが気になりました…。
90年代って、こんなに喫煙自由な時代だったかなぁ。
70年代の日本のTVドラマならば
こんな感じだったかも と思ってしまいました。
(太陽にほえろ とか)
出版エージェンシー(…と言ったかな 記憶が怪しいデス)
出版社 でもない
プロダクション でもない
出版エージェンシー …って、何なのでしょう?
若い作家の掘り起こし ?
作家と出版社との取り次ぎ ? う~ん
日本にも同様の制度、あるんでしょうか
(私が知らないだけ?)
◇余談
サリンジャー
というコトバの響きでゴレンジャーが頭に浮かんだ人 はーい
…って
そんなヤツは私ぐらいでしょう …きっと。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
はじめまして。イイねありがとうございます。😊スグに仕事を辞めてしまう主人公・・確かに共感です。タバコに関しては、私ごとで恐縮ですが、90年代、大学生と新人若手社員でしたが、97年くらいまではスパスパ、会社の事務所でも、公共施設、大学でも何ら制限ありませんでした。98年くらいから徐々に厳しくなって2010年くらいから「厳禁」が当たり前になった感覚です。エージェンシーは有料パンフの受け売りですが「代理人」みたいな感じで、明らかに日本には無い、不要な仕事だと思いました。余計なことすみません。ありがとうございました😊😊🙇♂️。