「幽霊はノーブラ」左様なら今晩は kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
幽霊はノーブラ
コミカルな幽霊ロマンスものといった内容ではあったけど、全然笑えないのが残念。そんな中でも不動産屋を演じていた宇野祥平のキャラは良かった。陽平に気づくまでいつも電話で顧客(?)と話していたが、その内容が笑えたので救われた感じ。
脚本(原作?)がどことなく役者に棒読みさせるような台詞のためか、学芸会レベルの序盤。事故物件であるはずなのに、恐怖すら感じさせない演技も原因か・・・中盤からは徐々に愛助の不遇な人生を想像させ、デートで映画館に行こうとする辺りで鑑賞に堪えられるようになった。何しろ尾道の映画館。幽霊もののロマンスという設定も相まって大林宣彦監督も偲ばれる。
人物設定が大人であるために、純情さと大人の恋愛とのバランスがちぐはぐなところも面白くない。「据え膳」がキスのみだったからなぁ・・・どうせなら、主人公が徐々にやつれて体力を奪われていくようなストーリーにしたほうが面白かったかな?(うーん、それだと牡丹灯籠か)
デート中、二人の姿が他の人から見えていたってこと?お好み焼き屋、自転車の二人乗りなど。
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