「岸井ゆきの、虚空を見つめすぎ問題勃発」ケイコ 目を澄ませて ほいすさんの映画レビュー(感想・評価)
岸井ゆきの、虚空を見つめすぎ問題勃発
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何かの作品でも同じような寡黙キャラあったぞ。
タイトルと主人公の障害とは裏腹に、音にケアした作品で、ミット打ちや鳥のさえずりなどの環境音の音量をあえて上げてるんではないかと。最後の試合もあっさり描くあたり、主人公含む一人一人の日常を見てほしいという監督の思いが伝わってくる。エンディングで対戦相手とばったり会ったあとの何ともいえない空間、時間、心情がこの映画を体現している。
次のジムに訪問する際に、トレーナーが警備員の恰好している場面が作中ではまったく言及されてないが、たったその絵だけでこの人物の苦労とそれでもボクシングが好きなんだということが想像できて、個人的には一番好きなシーンでした。
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