「とてつもなく凄い映画を観た感覚」ケイコ 目を澄ませて ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
とてつもなく凄い映画を観た感覚
耳が聞こえない女性ボクサーをモデルに描いた物語です。
サイレント映画に近い内容で、セリフはほとんど手話でなされ、音楽が全くありません。また、新型コロナの関係か、マスク姿が時々映り、表情が読み取りにくい部分もあります。
まさに無に近い状態で、主人公のケイコ(岸井ゆきの)の迫真の表情やボクシング姿に圧倒されます。
胸や目頭が熱くなり、とてつもなく凄い映画を観ている感覚に陥ります。
ゆっきーの非凡な映画センスに、改めてただ者ではないと感じました。
人間の心の叫びを聞いたような、映画の素晴らしさを味わうことができた秀逸な作品です。
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