「ソリッドな岸井ゆきの」ケイコ 目を澄ませて bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ソリッドな岸井ゆきの
岸井ゆきのの視線も演技も切れ味が鋭い。耳が聞こえないというハンディをハンディとして扱って欲しくないという意思の表れだと思う。
ケイコの心の内の変化を表情と仕草だけで表現するソリッドな作品で、音のない世界を色々な手法で観客に伝えようとしている。高架下で電車の轟音が響く場所でも、ケイコは母親に何かを言おうとする。弱い者と見るや攻撃する中年オヤジの怒声もケイコには聞こえない。
ボクシングの試合は、リアルファイトに感じるすごい迫力。岸井ゆきのはハードなトレーニングをしたんじゃない。
作品の質は高いと理解できるが、ライドできるようなストーリーラインでないところが、自分の好みではなかった。
それにしても、客席が9割埋まっていたのには驚いた。
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bionさんのコメント
2023年2月10日
iwaozさんへ
> ラストのダウンのシーンはまともに食らってダウンしたようにしか見えないですよね〜(・・;)
僕もリアルファイルとにしか感じられなかったです。
> 岸井ゆきのは小河恵子に憑依されてるようにしか見えなかった、
そうですよね。彼女の、次回作が楽しみです。
iwaozさんのコメント
2023年2月10日
ラストのダウンのシーンはまともに食らってダウンしたようにしか見えないですよね〜(・・;)
岸井ゆきのは小河恵子に憑依されてるようにしか見えなかった、
まさに、役を演じるのではなく、
この時期、役を生きていただけという感じでした。凄いことです。
(><)
W三浦コンビ(友和&誠己)に
松浦さんも凄かったですね。f^_^;