CODE-D 魔女たちの消えた家のレビュー・感想・評価
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絵はきれいだが、SFをなめるな
設定のザルっぷりがすごい。インディーズの映画にしてはマシな方なのかもしれないが、それにしても設定が破綻している。人口激減の世界で国民を階級分けする意味と手間が非現実的すぎるし、そもそも精神的・身体的欠陥が見当たらない彼女たちがなぜ抹殺対象であるD判定なのかがわからない。それほど大事な判定なのに物理的な紙の偽造で誤魔化せてしまうのも変だし、いくら天才的な模写の才能があったとしても血で書いただけで通れてしまうのもご都合主義を通り越してある意味斬新。ともかく話の内容に矛盾と非合理面が多すぎてストーリーは最低。くだらない劇中劇の時間が長すぎる。次回作撮るならもうすこしまともな脚本を用意したほうがいい。ただ映像はきれいなのだけが救い。邦画、特にインディーズに多いやたら暗くて何しているかさっぱりわからない映像がないのはよかった。
見終わってからの余韻がすごい、 不安定な今の世の中とリンクすること...
見終わってからの余韻がすごい、
不安定な今の世の中とリンクすることが多く、考えさせられました。
人間世界が近い未来、コードDの世界の様にならないことを心から願うばかりです。
それほど余韻がすごかった。。。
重いテーマもありながらも、映画としてエンタメ要素も満載で最後まで楽しめました。
見てよかった!
各階級の割合が気になる…。
2057年、11万人の国民が5段階に階級分けされた日本連邦共和国で、山中の狭いエリアに隔離されたDクラスの女性8人のコミュニティの話。
地球上の氷が全て溶けても確か海面上昇は60~70mじゃなかったっけ?とかいう話は置いといてw2051年に月に隕石が衝突し重力バランスが崩れて地軸がズレて、地上の面積と人口の9割方失われた地球という背景の中で進行していく。
上の階級に上がり自由に外に出たい彼女達…という流れだけど、そもそもの階級分けの基準は半ば過ぎる位まで示されず、しかもその基準で言ったら半分の人はなんでD?これは最初に示した方が…。
物語としては悪くはないんだけど、物語にも絡んでくる根本的な設定部分のつくり込みが甘くて、観ていて話がすんなり入ってこない。何なら最後まで観ても釈然としない。そのせいで描かれない最後も結局じゃあどうなんの?
メガネちゃんも途中から意味なくメガネ外しちゃって判りにくいし、ずっとダンマリだった男の急なお喋りパートも取って付けた感じだし、とても勿体なく感じた。
そう、そして何度も頭に過ったんだけど…これならもっと年齢設定若くして、いっそのことアイドル映画にした方が…。
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