メイド・イン・バングラデシュのレビュー・感想・評価
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立ち上がる最初の女性は大変。
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インドのお隣なので、途中で急に踊り出すのかと思いきや、ドキュメンタリータッチな社会派作品。
ファヒムもそうだったが、バングラ作品はこういうテイストが多いのかな。
無職の夫と縫製工場で働くシム。男尊女卑のイスラム社会では女性の地位はかなり低い。
低賃金でファストファッションを作らされ、不平不満言うならすぐクビになる。
そんな閉塞感の中で働く女性の権利を主張するために組合を作ろうとするが、男性優位の中では脅しにも合いなかなか進まない。そればかりか、腐敗しきった公務員も組合を作ろうとするものの、難癖つけてはOKを出さない。
シムが脅しに近いやり方をしないと組合ができない社会に切り込もうとしている。
史実に基づいたものということもあり、決して華やかな撮影場所は全くない。それもリアリティを出している。
バングラデシュの男どもは腐敗した公務員・無職のくせに偉そうな夫・不倫して立場悪くなったらポイする工場のお偉いさんなど、ダメダメばっかりじゃん。そんなイメージを持った作品でもある。
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これはバングラディシュだけの問題ではないような気がする
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ジェンダー問題という言葉がなくならないのは、今なお世界中でその問題が根深くあると言うことだと思う。政治家は、特にリベラルという政治家はそれを口にするが根本解決にたどり着けない。中には選挙に勝つための方便でしか感じていない政治家もいるかもしれない。
でも、この映画を見ると、「原点にもどれ!」と言いたくなる。でも、組合結成でみせたパワー。あのパワーをリベラルと言われる政治家は見習った方がいいのではないか?と思った。
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