「【強毒化したコロナが蔓延する中、恋人を救おうとする免疫者の男の姿を描いた作品。ラスト、未来を切り開く希望が描かれるシーンはナカナカです。デミ・ムーア姉さんも頑張ってます。】」ソングバード NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【強毒化したコロナが蔓延する中、恋人を救おうとする免疫者の男の姿を描いた作品。ラスト、未来を切り開く希望が描かれるシーンはナカナカです。デミ・ムーア姉さんも頑張ってます。】
■強力で致死率の高いウイルスがまん延し、世界はロックダウンが続いていた。感染者は保険局が設置した隔離キャンプQゾーン(クイック・デス)に強制隔離されていた。
ウイルスに免疫がある免疫ウィルスの運び屋”レスター急配”のニコ(K・J・アパ)は、恋人のサラ・ガルシア(ソフィア・カーソン)といつか顔を合わせて触れあうことを夢見ていた。
しかし、ウイルスの脅威が増し続けるうち、サラの祖母が感染して死亡してしまい、彼女も、保険局により隔離されそうになる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・手元にある今作のフライヤーを観ると、破壊王マイケル・ベイのプロデュースの元、新型コロナ禍の中でセットではなく、iPhone、GoPro、監視用カメラを多用し、撮影された作品だそうである。
良く撮ったなあ・・。
・ウイルス感染者は、保険局により強制隔離されるという設定が恐ろしいし、その中で闇の免疫ウィルスの運び屋なんて商売があるなんてところも、現実味があるなあ。
・ニコが、闇の免疫パスの仲介業者、グリフィンとパイパー(デミ・ムーア)夫婦の家を訪ねて、サラのためにパスが欲しいと依頼し、パイパーはパスの元締めエメット・ハーランド(ピーター・ストーメア)の住所を教えるが、それは罠だった、と言う設定から、免疫が無いのに外出し愛人と会っている夫グリフィンに愛想を尽かすパイパーが、ニコに免疫パスを渡すシーンや、衛生局をも牛耳る愚かしきエメット・ハーランドの本性が現れるシーンもナカナカである。
・ニコを助けるために、”レスター急配”のドローン操作を担当している退役軍人の車椅子生活のドーザー(ポール・ウォルター・ハウザー)の、”良くやってくれました!”シーンはスカッとしたなあ。
・デミ・ムーア姉さん演じるパイパーも、病弱な娘を助けるために改心するシーンや、ラストの展開もナカナカでありました。
<強毒化したコロナが蔓延する中、恋人を救おうとする免疫者の男の姿を描いた作品。ラスト、未来を切り開く希望が描かれるシーンはナカナカであります。
それにしても、数年前まで大変な状況だったのに、今は通常に戻っている陰には、当時命を張って頑張ってくれた医療関係者の方々や、現代医療の発達があってこそなのはご承知の通りである。良かったよね。
あ、だから「フロントライン」は勿論観るよ。じゃーね!>