クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男のレビュー・感想・評価

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4.0独特なドライブ感でグイグイ進む

2022年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

オアシス等を輩出し世界ナンバーワンと言われた(らしい)インディーズ・レーベル"クリエイション・レコーズ"の創設者、アラン・マッギーの半生を描いた作品。
自分はあまり洋楽どっぷりなタイプではなかったので知識が浅いままに観たが
過去現在を自在に行き来しつつスピーディにグイグイ進むので流れに身を任せる形で楽しめた。
ダニ―・ボイル監督の『トレインスポッティング』と共通するキャストやスタッフが多いこともあり、トレスポ感は強い(ドラッグの描写も多い)のだが、音楽業界の実話という地盤の映画であるためか鑑賞後感は異なり、家族や夢を追うことに関するところに帰結するのが共感にもつながる気がした。

正直なところ丁寧に説明するような映画ではないこともあり一度の鑑賞で全てを消化できておらず、観た直後は感想に困ったのだが、一緒に観た知人の解説をうけて理解が深まった。
音楽に詳しい知人から言わせると、かなり細かいネタが散りばめられているらしく
音楽ファンは更に楽しいだろう。

レーベルの音楽はほとんどサブスクで聴けそうなので、聴いてまた観たいと思った。

(カリコレ先行上映にて)

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mana

2.0ダニー・ボイルorガイ・リッチーフォロワーなドラッグ・サクセスストーリー

2022年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

オアシスやプライマル・スクリームなどを見出したアラン・マッギーの半生を映画化…との事だが、正直彼のことは全く知らずに、何にも情報を入れずに鑑賞。
プレイヤーとしてではなく、マネージャー(裏方)として頭角を現していくアラン。いわゆるはみ出し者のサクセスストーリーではあるが、彼の内面の脆さや儚さが伝わりにくく、感情移入がし辛い。『エルヴィス』のトム・パーカーも実在した胡散臭いマネージャーだったけど、それと比べるとアランのマネージメント能力の卓越さがイマイチ伝わらなかったのが残念。
テンポ良く進む構成から、ダニー・ボイルorガイ・リッチーフォロワーの作品かと思ったら、製作総指揮をボイルが、監督を『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の俳優ニック・モランが務めていたと後で知って納得。もはやボイル&リッチー作品は映画作りのテンプレートとなっているんだろうけど、このフォロワー作にも終始ノレなかったのは、やっぱり彼らの作風が苦手だからだろうか。

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regency
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