「独特なドライブ感でグイグイ進む」クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男 manaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0独特なドライブ感でグイグイ進む

2022年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

オアシス等を輩出し世界ナンバーワンと言われた(らしい)インディーズ・レーベル"クリエイション・レコーズ"の創設者、アラン・マッギーの半生を描いた作品。
自分はあまり洋楽どっぷりなタイプではなかったので知識が浅いままに観たが
過去現在を自在に行き来しつつスピーディにグイグイ進むので流れに身を任せる形で楽しめた。
ダニ―・ボイル監督の『トレインスポッティング』と共通するキャストやスタッフが多いこともあり、トレスポ感は強い(ドラッグの描写も多い)のだが、音楽業界の実話という地盤の映画であるためか鑑賞後感は異なり、家族や夢を追うことに関するところに帰結するのが共感にもつながる気がした。

正直なところ丁寧に説明するような映画ではないこともあり一度の鑑賞で全てを消化できておらず、観た直後は感想に困ったのだが、一緒に観た知人の解説をうけて理解が深まった。
音楽に詳しい知人から言わせると、かなり細かいネタが散りばめられているらしく
音楽ファンは更に楽しいだろう。

レーベルの音楽はほとんどサブスクで聴けそうなので、聴いてまた観たいと思った。

(カリコレ先行上映にて)

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mana