「リコリス?いや、サルミアッキ…」リコリス・ピザ hanakoさんの映画レビュー(感想・評価)
リコリス?いや、サルミアッキ…
好きな人は好きなんだろうし、ダメな人にはダメ。
自然とそこにあって、慣れてるからそんなもんだと思える人もいれば、完全に異文化過ぎて理解できない人もいる。でもその異文化が、クセになる人もいたり。
タランティーノは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、"みんなの"思い出や郷愁を形にしたのに対し、今回のPTAは"自分の"思い出や郷愁を形にした。それがあまりにもパーソナル過ぎて、置き去りにされた感が否めなかったのも事実。それがこの映画を見た後に感じたサルミアッキ感の一つなんだろうな、と。
もう一つのサルミアッキ感はヤベェ25歳なところ。痛すぎて理解できない。
出ている人は豪華だし、音楽もいい。
あの曲を聴くと、レコードの香りを嗅ぐと、思い出すあの日…
でも。
どこまで行っても共感は出来なかった。
ただ、トム・ウェイツとショーン・ペンの掛け合いのシーン、あれはとても良かった。
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