「昔の詩人や小説家はワガママだったのだろう」天上の花 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
昔の詩人や小説家はワガママだったのだろう
萩原朔太郎を師と仰ぐ三好達治は、朔太郎の妹で出戻りの慶子と出会い一目惚れしたが、慶子は別の男性と再婚してしまった。十数年後、慶子が夫と死別したことを知った三好は、妻子と離縁し、慶子を福井の三国に呼び同居を始めた。潔癖な人生観を持つ三好は、慶子に対する一途な愛と嫉妬で自分を制御できなくなりDVを繰り返すようになる、という話。
三好達治が慶子を拘束しDVを繰り返したのは男尊女卑、当時の家に縛られる考え方で観ないと、現在の価値観じゃあ理解できないだろうとは思った。
昔の小説家や詩人はホントにワガママな人達が多かったのだろうと思う。それくらいの感性がないと素晴らしい小説を書いたり、詩を作ったり出来ないのかもしれない。
入山法子の慶子は美しかった。
コメントする