劇場公開日 2022年2月18日

  • 予告編を見る

「世界一有能な死体」オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5世界一有能な死体

2022年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

オペレーション・ミンスミート作戦とは、
イギリス軍がギリシャ上陸を計画している・・
という偽造文書を持たせた死体を、
地中海に流し、ヒトラーを騙し討ちにするという
ものだった。

《感想》
地味!地味!地味!

特にハラハラドキドキする程でもないけれど、
ジワっと良い部分もある。
コリン・ファースの耐える演技と表情が好き!!
死体の恋人の写真を貸すスタッフのジーン。
彼女とコリン・ファースは好き合う・・・
だけど手も握らない!!(まんま、スィートメモリーか?!)
まつ毛を取ってあげるのも、なんと、なんと
作戦の内なんて・・・
ジーンには辛いわ!!
しかしこの殺風景な映画にジーン(ケリー・マクドナルド)との
プラトニックラブが、ほんのり彩りを添えてるのは確か!!

各国でも二重スパイ、三重スパイがいたり、
人間の本心が読めない。
盗聴に次ぐ盗聴。
偽の電信、死体への作戦下工作に
数ヶ月も!?!→腐らない?
スパイ作戦って殆ど騙し合いみたいなものね。

MI 5にイワン・フレミングがいて、
(ご存知、007の原作者)
「スパイ小説を書いてるんだ」と言いながら、
タイプライターに向かってたり、

極め付けは、死体になった男性の墓に
献辞が掘られている・・・など、
この映画は実名なのでしょうね。

《総評》
戦闘シーンが殆ど無い。
派手なドンパチがないと、
やはり、物足りないのだった。

琥珀糖
caduceusさんのコメント
2023年4月28日

琥珀糖さん、共感ありがとうございます。
この映画はイギリスの映画らしいといえば、らしいのかもしれませんね。実話というのが、なかなかすごいことだと思います。

caduceus