「世界一有能な死体」オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
世界一有能な死体
オペレーション・ミンスミート作戦とは、
イギリス軍がギリシャ上陸を計画している・・
という偽造文書を持たせた死体を、
地中海に流し、ヒトラーを騙し討ちにするという
ものだった。
《感想》
地味!地味!地味!
特にハラハラドキドキする程でもないけれど、
ジワっと良い部分もある。
コリン・ファースの耐える演技と表情が好き!!
死体の恋人の写真を貸すスタッフのジーン。
彼女とコリン・ファースは好き合う・・・
だけど手も握らない!!(まんま、スィートメモリーか?!)
まつ毛を取ってあげるのも、なんと、なんと
作戦の内なんて・・・
ジーンには辛いわ!!
しかしこの殺風景な映画にジーン(ケリー・マクドナルド)との
プラトニックラブが、ほんのり彩りを添えてるのは確か!!
各国でも二重スパイ、三重スパイがいたり、
人間の本心が読めない。
盗聴に次ぐ盗聴。
偽の電信、死体への作戦下工作に
数ヶ月も!?!→腐らない?
スパイ作戦って殆ど騙し合いみたいなものね。
MI 5にイワン・フレミングがいて、
(ご存知、007の原作者)
「スパイ小説を書いてるんだ」と言いながら、
タイプライターに向かってたり、
極め付けは、死体になった男性の墓に
献辞が掘られている・・・など、
この映画は実名なのでしょうね。
《総評》
戦闘シーンが殆ど無い。
派手なドンパチがないと、
やはり、物足りないのだった。
コメントする
caduceusさんのコメント
2023年4月28日
琥珀糖さん、共感ありがとうございます。
この映画はイギリスの映画らしいといえば、らしいのかもしれませんね。実話というのが、なかなかすごいことだと思います。