「事実は小説より奇なり」オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 のむさんさんの映画レビュー(感想・評価)
事実は小説より奇なり
とてもイギリスっぽい映画だなというのが最初の印象。皮肉やプライドの奥に隠れた思いがにじみ出る俳優陣の演技に好感を覚えた。
題材としては「面白い実話」もので、出来事自体がそれほど有名ではないだけに、虚実の境がわかりにくいタイプの映画だ。おそらくあんなに真面目に死体の写真を撮るなんてことはしてなさそうだけど、ジョークをはっきりと言わないので「ホントに?」感が残る。そこが面白い。
せっかくイアン・フレミングが出てきて、何やら小説を書いているようなシーンがあるので、いっそのこと彼の視点で、小説に書かれていることとしてフィクションっぽく描いても面白かったのではないかと思いました。
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