「直感」オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
直感
ナチスが猛威を振るう第二次世界大戦中、シチリア島奪還に向けて動く英国が、欺瞞作戦で同島の守りを手薄にしようと奮闘する諜報部を描いた作品。
出演陣の渋さとは似つかず、スカしたような会話劇でポンポンと話が進んで行く。更に登場人物がやたらに多く、上の名前で呼んだり下の名前で呼んだり・・・そもそも顔と名前を一致させるのが非常に苦手なワタクシ、初っ端から見事に迷子状態w
特に、誰の弟だか兄だかという兄弟関係の話がもう滅茶苦茶w
途中からは理解を諦め完全に雰囲気で楽しんでいたが、登場人物皆なんとな~く怪し気で、誰が真実の、誰が嘘の顔を持つのか…このあたりの不安定さは中々見応えがあった。
やはりいつの時代も情報戦は大事なんですね。それが国と命を懸けた戦争となれば尚のことだし、それでいて裏の裏の裏を読み込みながらも、最後に信じたものは・・・。危険ではあるがちょっとゾクっとトリハダがたった。
物語としては、何をやっているかの大筋はわかるんだけど、それを彩る細かいアレコレは理解しきれなかったが、重厚な雰囲気であっという間の2時間強だった。
現代はSNSなどを通し、我々の元にも情報が沢山入って来ますからね。それが真実か嘘かはわからないけど…。情報網が発達(?)した現代は情報戦に適しているのか、はたまたやりにくくなっているのか?
さて、どちらでしょうか。。
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