劇場公開日 2022年2月18日

  • 予告編を見る

「素材はよいが、緊迫感に欠ける」オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0素材はよいが、緊迫感に欠ける

2022年2月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 同じく第二次世界大戦時のイギリスが舞台だった『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』と同じレベルを期待したのがいけなかった。戦時中とは思えない緊張感のない政府関係者や、妙なラブロマンスがあるため物語が弛緩してしまっている。

 チャールズ皇太子そっくりの軍人が登場したり、007オマージュがあったりとそれなりに楽しめるが、緊迫感のなさは致命的。『女神の見えざる手』を撮った監督とは思えない

 チャーチルが決断できたのは、エニグマ解読によって、ドイツ軍の情報を把握できていたからじゃないかな。

bion
NOBUさんのコメント
2022年2月19日

今晩は。
 ”チャーチルが決断できたのは、エニグマ解読によって、ドイツ軍の情報を把握できていたからじゃないかな。”
 このコメント、私も鑑賞中に思いましたよ。
 で、思い出したのが、「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」です。
 アラン・チューリングを演じた、コレマタ今や英国を代表する俳優になったベネディクト・カンバーバッチの同性愛者であったが故の哀しき人生。
 映画の正の連鎖だと思いました。ソコソコ、映画を観ていると過去鑑賞作に助けられる事が多いと思います。では、又。

NOBU